前科者のレビュー・感想・評価
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音のない世界
犯罪を行うことはどんなことがあったていけないことだとわかっているけれども、こうしてそこに焦点をあえて当てていき改めてこの映画は普通に生きることの大変さを教えてくれました。
この映画を見るまで知らなかった保護司という職業
相手を更生させたい、そうできると信じて頑張る視点。
どんなことがあったて犯罪者は犯罪者であるという警察側の視点。
それぞれの役職や感情が入り混じることによって、とても難しい感情になりました
事実を事実として受け止める、それだけではダメで寄り添うには心が必要なんですね
最初から最後まで気を張り詰めっぱなしだったこの映画
ある意味一定の感情を保っていました
だからこそED、すごい心に沁みました
1人で見てよかったなって、私も自分自身と向き合うことができそうです。
でもひとつだけいうのならば最後のシーンが少しだけ気になりました。
描き方は正解なのかもしれない
この映画の締めの一言がそれでいいのか?って
ド直球な展開に引き込まれたー!
何の伏線も捻りも無し。
素直な展開が満足度を上昇させた感じ。
ありがちなストーリー。
だけど人間ドラマが満載!
それぞれの目線からの描写に引き込まれた。
有村架純さん目当てで鑑賞。
それ以上に良かった森田剛さん!
以前観た濱田岳さんとの共演した作品同様。
迫力ある演技に圧倒!
自分好みの場面が満載。
名シーンのオンパレード。
阿川(有村架純さん)が初めての保護観察対象者の斉藤とコンビニの駐車場で会話するシーン。
泣ける。そして惚れた(笑)
保護司は仮釈放中の人とはお酒が飲めないルール。
阿川が「一杯だけっ♪」とお酒を飲むシーンからの朝の置き手紙。
笑えた!
そしてメッセージがとても良い!
阿川の人間味に惚れる。
病院で阿川が誠(森田剛さん)に保護司になった理由を語るシーン。
誠と一緒に鼻水を出しながら泣けた(笑)
阿川がコンビニでバイトしながら保護司の活動をする中でのコンビニ店長が何気に良い。
阿川の同級生だった刑事の滝本との関係も見所あり!
もう少し掘り下げて欲しかったのは残念だった感じ。
保護司がボランティアと言う事実に驚き。
誠が好きなラーメン屋。
時代の流れで200円値上したのは見逃せませんでした( ´∀`)
昨日、同時公開となったノイズを見てあんまりの駄作にがっかりしていた...
昨日、同時公開となったノイズを見てあんまりの駄作にがっかりしていたが、
今日、前科者を見て感激しています。
ノイズでは冒頭保護司がわけもなく殺されて、理解できませんでしたが、
前科者では保護司が丁寧に描かれており納得です。
ただ一つ不審に思ったのが、殺人の罪で仮出所した者には運転免許証は無いはずだが?
無免許だと保護観察中なので処分取り消しになるし、不可解でした。
良い映画だけど、情報量が多かった。
WOWOWのドラマがAmazon Primeで配信されていたので、しっかり観てから映画館へ。
保護司については、それまで全然わからなかったけど、ドラマは映画のプロローグ的な感じで、そこそこ面白かったのでかなり期待度は高かった。
前科者を扱うなんて、個人的には大好きなジャンルだが、この映画は少々情報過多のように思えた。
まずあまりにも事象が多すぎた。最後、工藤(森田剛)が接見する弁護士を襲おうとするシーンとか『あれいる?』という感じだった。そこまで詰め合わさなくても伝わるのになあ、と思った。
あと、登場人物の背景が濃すぎて、現実離れし過ぎてて感情移入がいまいちできず。
保護司、佳代(有村架純)と警察役の滝本(磯村勇斗)の関係性とか、ちょっと重たい。
後は、セリフが少し多いかな。観る側に推測させることなく全部言葉になりすぎている感じがする。
特に工藤(森田剛)が弟・ミノル(若葉竜也)をかばって自分の痕跡を残したことなんて観てる側なら誰でもわかるのに、刑事が『なんでまた?』みたいに問いて、他の警察が『弟をかばおうとしたためでしょう』と言う。これ、要らないよなあ。
という感じで、もう少し余韻や憶測を楽しめたらもっと良い映画だった。
素晴らしかったのは若葉竜也。今泉力哉監督作品でよくあるような若葉竜也とは違い、
悲しく辛い人間を完璧に表現していた。無精ひげを生やしているイメージがあったが、最初の登場シーンで、少しニュートラルな感じの声色や、怯えているような目、本当巧かった。
もっと主演とか増えても良い役者だ。
森田剛の最後の涙も良かった。『ヒメアノール』とはまた違った役だったが、多分こういうちょっと暗い感じだったり、闇を背負った役は彼に合うのだろう。
泣きました…
何の不自由もない人が、犯罪者に"あるべき姿“を振り翳しても、犯罪者の心には刺さらない…
同じような苦しみを味わったからこそ、伝えられるものがある。
まさしくその通りだと
森田剛さんの演技は心の葛藤が映し出されていて、素晴らしかった‼︎
森田剛よかった。
ドラマが面白かったので、映画も。
映画は保護司の話というよりも、森田剛演じる元受刑者の話という感じ。
保護司という仕事をよく知らない中で見たドラマの方が正直面白かったかも。
森田剛の演技は良かった。ジャニーズという偏見はもうやめた方がいいと思った。
ドラマ版観てからの鑑賞がオススメ!
auマンデー『前科者』
ノイズは『デスノート』の2人の再演でしたが、こちらは『ひよっこ』コンビが、切ない関係で再演
この作品は、予告観た時にWOWOWで、ドラマ版がある事を知りましたが・・・
加入してないので観れないと思ってたらAmazonプライムでもやってたので、全6話観てからの鑑賞です。
有村架純さんが、世代で少し抜けてると感じるのは・・・・
可愛いのに素朴で発展途上なイケてない女性を演じれる部分なんですが、ソコがいいんです!
今回もコンビニで勤めながら無報酬の保護司って仕事をする女性を演じますが・・・
ドラマ観てないと彼女の魅力やドラマ版から続投の『惚れるなよ』の石橋静河さんとの関係が分からないですね。
今回の映画は、森田剛さん演じる前科者の半生と・・・・
架純ちゃん演じる阿川佳代は、何故!?保護司になったのかがクロスオーバーしながら物語は進みます。
久々の森田さんもいいですが・・・
弟役の若葉竜也さんが良かったですし、マキタスポーツさんと磯村勇斗さんのコンビも良かったです。
で、あのコンビニ、架純主演ドラマ『姉ちゃんの恋人』のコンビニちゃう!?
人との繋がりや距離感を考えさせられる良作〜機会があれば是非!
私的には、ドラマ版の5話6話の古川琴音さんの回がオススメです。
@インスタアカウント → eigatama41 にも同じ投稿してますので、映画系のインスタされてる方は是非!宜しくお願いいます。
役者の力量が出ている作品
パッと見ただけでは「誰?」と思うぐらい普段の雰囲気が出ていない演者さんもいて、総じて映画にのめり込ませてくれる演技とストーリーによって保護司の仕事と言うものと母が死に至った原因に対する憎しみと兄弟愛の深さを感じさせてくれる作品。
「保護司」
今年10本目。
WOWOWで有村架純と森田剛のインタビューがあって、有村架純が森田さんの印象はと聞かれ、作中で対面した時に「何て純粋な目をされた方何だろう」と印象を持たれたそうです。自分もそう言う人間になりたい。森田剛はV6が昨年解散して俳優として作品を届けていくと、俳優の高みを見せて頂きました。森田剛の今作での珠玉の演技嬉しかったです。
舞台挨拶中継付き上映にて。 自分の知っている保護司の方は高齢で、す...
舞台挨拶中継付き上映にて。
自分の知っている保護司の方は高齢で、すでに定年を迎えた方ばかりだった。保護司にも若い方は居るようだけど少数。ボランティアなので、余程熱意がないと出来ない仕事かと思うが、こういった映画をきっかけに保護司の認知度も広がるとよいなと思う。森田剛、有村架純の演技は引き込まれました。「街の上で」の若葉竜也の怪演も素晴らしかったです。
真司ひよったな!?
原作未読、連ドラ未鑑賞。
コンビニでバイトをしながら保護司をする女性と殺人で服役し仮釈放中の寡黙な整備士の男の話。
男は町の自動車整備工場でマジメに働きセンスも有り、あと一度の面談で保護観察期間も終わり社員登用もみえる中で、トラブルに巻き込まれて行くストーリー。
男の過去や生い立ち、そして服役に至った事件のあらまし等共に、保護司の抱える過去やこれまでの被保護者との関係性等もみせていく展開で、さて先生はなぜ保護司になったのか、そして男はどんな思いでなぜ姿を消したのか、というサスペンス要素もありつつの人間ドラマが痛くて哀しい。
そして犯罪や犯罪者を肯定することは当然しないけれどら苛立ちや憤りややるせなさを感じると共に、赦しも考えさせられる物事でとても面白かった。
ただ、犯罪者の生い立ちは必ず厳しいもの、と括った様なものの言い方がいくつか感じられてそれは違うかな…とちょっと引っ掛かった。
弱さとは強みであり
物静かに、丁寧にページをめくる様に、映像は繋がれていく。感情のメリハリが印象的で、演者それぞれが込めた熱意が、節々に表れていた。喜びと悲しみが、時に悲劇をも交差させるのが人生。選択が許されない舞台の中で…善と悪とで割り切れないのが社会だと、私も確信しているのだが、社会がそれを許さないこともまた、承知している。そうした世の有様は、当然フィクションではないのだ。救いとは、救うとは。本作の中に答えはある。映画とは“裏側の心理”を丁寧に表現する装置であるとも思っている。本作は、その道具としての機能も最大限発揮させた優良な作品である。役者一人一人の見事な表現に触れ、二度涙を流していた。
保護司と元受刑者
有村架純ちゃん主演のドラマで知った保護司という仕事。
まさか次は本人が保護司の役なのか…、森田剛さんはどんな演技をされるのか…と2つの興味が重なって鑑賞。
森田剛さんはV6のイメージしかなくて、劇中にでてくる森田剛を見る度に(このひとが森田剛さんだよな…あれ、もしかして違う人?)とちょっと混乱(笑)こんな役に染まれる人なのか…とアイドルから役者のイメージへ変わりました。
有村架純ちゃんは声が元々個人的に好きな音なのですが、今回の少し低いのも良い!
磯村くんとのちょっと絡まるシーンは必要なのか疑問ですが、同級生感でてて良かった!
産まれた環境、両親の血、育つ過程で出会う大人、子供、その出会いが綺麗で光に溢れるなんて、 何パーセントくらいなんだろう。
生きていると、大人になるにつれて人間の嫌な部分、汚い心、人を貶める、自分が優位に立つように、人間を物として扱う人にどうしても出会う。
心無い言葉を聞く度に、自分はここに居てはいけないのではないか、誰も自分を必要としていない、居なくなっても誰も困らないのでは…
そう考えに至る方が幸せで溢れるよりも、悲しいけど何倍も多いと思う。
そこでそうじゃない!って跳ね返せるのは、きっと優しい人が一瞬でも立ち止まってくれた人なんだろうな、と映画の中盤で思った。
有村架純ちゃんの役は、光がささなかった人たちの前で立ち止まって、優しい、あたたかい心を向けて信じる。
この仕事が無給だなんて…。
同じ思いでなくても、出来事がなくても、通った道が違っても、人に対して敵意ではなく、自分の心を向けようと思いやることの出来る人は強いし、人にも強さをくれる。
有村架純ちゃんの出ているものはだいたい見ているけど、演じた役の中でも役作りが難しかっただろうなと思いました。優しいだけでは成り立たないと、分かっているから強い。だから人間を動かせるんだなと、エンドロールを見ながら感じました。
ノイズとも迷ったけど、今日は前科者を選んだ自分を褒めたい。保護司、ボランティアじゃいけないと思うけどな…。
見たかった
ヒメアノ〜ルを観てから、森田さんの役者としての素晴らしさを知り、今回も予告を観た時から絶対に観たいと思っていました。
もちろん、森田さんは素晴らしい。でも、有村架純ちゃんも役者としてどんどん素敵な女優さんになってます。彼女の場合、素晴らしい作品にも恵まれていると思った。(すごい上からで申し訳ない)
阿川さん(有村架純)の過去の自分に常に向き合っての行動、相手への無償の愛、でも他人から見ると恋愛感情にも見えるんだなぁというのが、現実にもありえる感じがして、リアルだった。
磯村勇斗くん、カッコいい。最近大好き。
2人が完全に恋愛関係にならない所も好感がもてる。でも、男女だもの。そうゆう時はあるよね。過去の関係と今が微妙に重なり合ってすれ違って、昔のようにはなれない。お互いが同じ経験をして、でも感じた事、進む道も違う。
虚しいお話し
人は産まれたては「天使」だ
ただ、環境と経験で奈落の底に落ちるんだと思う
それを救い、寄り添って一緒に生きる誰かが居てくれたら…
人によって転び、人によって立ち上がれる
ひたすら虚しいお話し…理不尽な日々を、どうやり過ごせば良いのか
漫画と比較するのは野暮な事なんだろうけど…佳代役の有村架純は実力あって観ているがわも惹き込まれましたが、も少し淡白な思慮深い雰囲気のイメージかな
ラストの「惚れるなよ」は漫画ではミドリさん、惚れてるのよね
犯人…諸悪の根源は父親なんだから、その一人だけ撃てばいいのに最後まで残して(特に福祉課の女性は逆恨み)結局は母親の仇は打てず始末っていうのは納得いかず、消化不良です(肉親の情?!を表したかったのかな)
しっとりと、あたたかな抱擁
有村架純さんと森田剛さんの静かだけれど湿度のある演技、素晴らしかったです。
重さを持った人と対峙するとき、自分の重さとも向き合わざるを得ない。何者でもない自分として、どれだけその人と共に生きることができるのか、終わった後もずっと心に残りました。
「辛いときは辛いと言ってください。
私に伝わるように叫んでください」
阿川先生の言葉が、多くの人に届きますように。
そして保護司のお仕事が、きちんと報われますように。
前科者を人間へと生き返らせる手助けをする聖母
元受刑者が出てくる作品などで普段はメインのお皿の添え付けの料理ぐらいにしか描かれていない「保護司」が今回のメインディッシュ。私は単純に「前科者が保護司によって更生再生していく話」だと思っていた。だけどこれだけなら30分ぐらいで終わるだろう。一筋縄では物語は進まない。
阿川が無事に娑婆に送り出した元受刑者、刑事、弁護士などなど彩り豊かな人を揃えてサスペンスとロマンスひとつまみ、友情を少々加えての130分の大作へと昇華。
料理に例えるのも変だけど、“保護司”というメインディッシュに前科者の再犯、犯罪者達の悲痛な生い立ちや背景、社会的弱者と強者、さらにDV問題や養護施設での虐待などという重くて暗いものが幾つも乗っかっている。
前科者工藤誠と弟の生い立ちや回想シーンでは胸が締め付けられ、まともにスクリーンを見れなかった。「お願い、もう止めて!」と見ているこっちが叫びたくなるほどだ。
ちなみに保護司とは国家公務員である一方で無報酬という名ばかりのボランティア活動。それにしてもこれほどまでに尊い仕事が無報酬なのはどうしてなのだろう、、)。なので定年退職して時間のある人又は、よほどその仕事に対しての強い思いがないとできないはずだ。まだ20代の阿川がコンビニのアルバイトをしながら保護司という仕事に人生を捧げる理由も描かれており、本作の重要なテーマと登場人物とも大きく関連している。
前科者を普通の生活に戻すには様々な問題がある。
だけど結局人が求めているものは人の温もり。
「気持ちに寄り添う」そして抱擁すること(それくらい寄り添うってこと)が一番大事なのかも。意外とシンプル!
キャスト陣も実力派が大集結。森田剛と若葉竜也の兄弟の演技には驚嘆しかない。工藤誠が憑依したかのような森田剛。抱きしめたくなるほどの儚さ、今にも消えそうになるほどの弱さはそう簡単には出せないだろう。(森田剛は年取ったなぁと驚いたけど、色気がある)。今泉力哉監督作品で常連の若葉竜也の演技にはさらに上を!途中まで若葉竜也だと気づかなかったほど、なんて凄い俳優なんだ!
見終わった後には自分の心が分厚い雲でずっと覆い被さっている感じ。だけど、うっすらと陽の光も差し込むような希望もある。色々と考えさせられ、余韻も半端なかった。
明るい映画ではないので、日中のできれば晴れた日に見るのがおすすめかも。
有村架純が良かった
保護司の阿川佳代が担当してる受刑者の工藤誠は順調な更生生活を送っていて、誠が刑期を終え自立したら一緒にラーメンを食べに行こうと佳代は楽しみにしていた。そんな誠が突然姿を消し、連続殺人事件の容疑者として警察に追われる事になった。さてどうなる、という話。
連続殺人犯の次のターゲットは誰なのか?とか、佳代が保護司という仕事を選んだ理由は?なとが段々と明らかになっていくストーリーは良かった。
弱い方が良い、と言ったみどりの言葉が残った。
実を逮捕した後に実に銃を奪われ自殺されてしまった警官がマヌケ過ぎだった。
森田剛を久々に見たから誰かわからず、博多華丸に似てるなぁ、って観てた。
みどり役の石橋静河も良かった。
でも、この作品は有村架純を観るためのものだろう。彼女が素晴らしかった。
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