Ultraman: Risingのレビュー・感想・評価
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まさかの子育て奮闘記だった
ILMがウルトラマンを作ったというのも驚きだが、内容も意表をついてきた。まさかのウルトラマン子育て奮闘記だった。
日本人メジャーリーガーのサトウ・ケンが日本に帰国。しかし、その正体はウルトラマンで父のウルトラマン業引退で引き継ぐことになったのだが、ある日、怪獣と相対した時、卵を拾ってしまい、孵化すると怪獣の赤ちゃんが生まれてしまう。ケンは、確執ある父の助けを嫌々借りながら、赤ちゃんの面倒を見ることになる。
赤ちゃん怪獣を育てることで自分も疑似的な父親になることで、父親の気持ちを理解するようになるという物語。怪獣とて一方的に駆除対象ではないという展開の中、怪獣に家族を殺された人間たちもいて、怪獣を巡って複層的に想いが交錯する中、ウルトラマンの子育てと戦いが描かれる。
時にコミック調な表現を取り入れたアニメーション表現がカッコいいし、終始アメリカンな性格の主人公は新鮮。日本の巨大ヒーローを上手くアダプテーションしてみせ、このIPの可能性を大きく広げたと思う。赤ちゃん怪獣のデザインはめっぽう可愛いので、早くグッズ展開すべき。
まあみなくても。。?
Blue Giantで山田裕貴さんの声優っぷりがすごく好きだったので、敢えて吹き替えで鑑賞。。したがごめんなさい、これはオリジナルの方が良かったかも。。
どうしても山田くんの声=朴訥としたダイミヤモト、でインプットされてしまっているからか、この主人公の鼻につく横柄な感じとアメリカンな陽気さ、がピンと来なかった。。せっかく日本人役なのにひたすらアフレコ、に聞こえちゃいました。(過去のアメコミ声優さんのイメージ強すぎるのかも。ルパンみたいなチャラい喋り方とか)
ストーリーはというと、ウルトラマンよく知らないけどそんなにタイマーの時間都合よい設定だっけ?とか、色々疑問がありつつも。。子育てコメディとしてはリアルな感じもあってそれなりに面白かった。ただ赤ちゃん怪獣エミちゃんの造形が個人的にそこまで可愛く思えなかったので、残念。
まあ家でネトフリでさらっとみる分には特に文句なし。
スーパーマン・バージョン
ウルトラマンのアニメだが、ウルトラマンはスター野球選手が変身して、怪獣島からやってくる怪獣をやっつける。
今度も怪獣を撃退するのだが、なんとその怪獣の子供を預かってしまい、子育てしなければならないウルトラマンでした。
ストレスがなければ3分以上でも大丈夫なのだ。
Part2だったら優秀作品。Part1だから説明不足すぎる。
良かったところ
1. SE、音楽がいい
• 効果音や音楽の演出がとても良い。
• 「シュワッチ」の頻繁な登場も個人的に好きなポイント。
2. 背景の日本の街並みがクオリティ高い
• アメリカ製作陣が作った割に都会のビル群や看板がリアルで、フィクションとしてのクオリティが高い。 たまに変なものもあるが、それもご愛嬌レベル。
3. 絵、CGがいい
• スパイダーバースの影響が強く出ており、画面やストーリーのクオリティが高い。
• 子供と子育て中の親をターゲットにしている点もスパイダーバースに似ている。
• コンセプトアート風のシーンが多く、印象に残るが、逆に浮いているようにも感じた。
• 野球のシーンはあまり勢いも奥行きも感じられなかった。
うーんなところ
1. キャラクター設定の問題
• 主人公が持っている野球選手である意味、中途半端なシンママ記者、なぞの過去は協力関係であったはずのボス、元ウルトラマンのパパ、行方不明になったママ。これらのキャラがなぜそうであったかの理由は全く語られません。びっくりです。
• AIキャラが出しゃばりすぎで、作り手に有利に動かせるため好きではない。AIキャラがお母さん的プログラムを持っているという設定があるが、人間キャラクターよりもストーリーに深く関与するのは都合が良すぎる。このキャラがいないとこの映画が成立しないのは、設定のバラバラさを象徴している
2.展開がゲボ遅い
・序盤は期待値が高かったが、タイトルが出てからは1時間以上冗長だった。ウルトラマンらしい活躍が少なく、人間関係の歪みが見えるだけで、それ以上の説明はなかった。
• 主人公がAIキャラとばかり交流し、他のキャラクターが動かないため、展開が退屈。面倒ごと全てを解決する便利すぎるAIキャラはマジでつまらない。
3. ストーリーの過程が弱い
• 人間関係の変化や理由が説明不足で、感情移入しづらい。キッカケを重視しすぎるがあまり、過程や結果からストーリーが見えてこない。打ちっぱなしゴルフみたいなストーリー展開。
• この映画を象徴するべきシーンである「子育てに振り回されるウルトラマン」が、ほぼダイジェストで終わったのは、この映画のよくない部分を顕著に表している。
4. 登場人物、組織の行動が直情的でバカ
• キャラクターが直情的で、組織を簡単に振り回される。舞台は日本で、キャラも日本人であるはずが、マインドはアメリカ人である。演出とかストーリーでちょこちょこ日本っぽくしている努力は認めるが、マインドはメリケンなのでなんか不調和。組織を重視するはずの日本人が、めちゃ個人主義的ヒーローな動きをしていくので、バカさ浮き彫りになる。
• ウルトラマンが飛べるのに車を踏まないようにちょこちょこ歩いたり、赤ちゃんが東京タワーに登り始めると「待てー!」と叫びながら登るシーンなど、行動があまりにバカで意味がない。こういった行動は他のキャラでも見られる。
あと主人公の名前がケンヂなのに、野球シーンでは「ケン」になっているのなんでなん
全体の感想
良い点として、音楽や効果音、背景のクオリティ、CGの品質が挙げられる。しかし、展開の遅さやキャラクター設定の問題、ストーリーの過程の弱さ、登場人物の行動の非現実性などが目立ち、全体としての満足度は低かった。
2作目を意識していることがビンビン感じられたけど、1作目がつまらないと2作目の製作にも影響が出る。てかこの映画をPart2にしたらめっちゃ優秀だったとおもう。仮に1作目がすでにあれば、この作品のもどかしい点全てが解消されるだろう。根本のコンセプトを間違えているのかもしれない。
また新たなウルトラマン世界
「KUBO クボ 二本の弦の秘密」を、公開時に劇場で観ているので違和感が少なかった。
基本的にお台場とか巨人とか阪神とか、舞台設定が日本の世界。
ウルトラマン世界の設定やお決まりもほぼ押さえてある。
絵柄が特徴的ではあるが、個人的には上記の理由からすぐに馴染んだ。
主人公が野球界のトップ選手だったりと、“大谷選手”を意識しているかのような設定も中々面白かった。
今後はどうなるのかな?
ディズニー系でも、マーベルとコラボのウルトラマンが決定しており、こちらは単独ウルトラマンという事ですみ分けという事な何だろうか……
なぜ日米合作なのか・・・?
日米合作のウルトラマンアニメ映画です。
ウルトラマンが主人公ですが怪獣退治がメインではないです。
家族愛がメインの物語で親子愛がたっぷりです。
綺麗な映像とスピーディな動きは
このCG作品の見せどころです。
なぜ日米合作なのかはよく分かりませんでしたが・・・
続編がありそうな終わり方ですね。
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