ムーンライト・シャドウのレビュー・感想・評価
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おしゃれなアーティスティックな映画
おしゃれー…(汗) 住む世界違うー…(距離感じる) 鈴の音で幸せ感じるストーリーかと思ったら そういう訳ではなかったです。がっかり。 原作は読んでません。
よしもとばななに短調は合わない
小説で50頁程度の内容なのに、90分の尺で解釈不能でした…何がしたかったのか。小松菜奈、水沢氷魚。よしもとばななに出てくるキャストとしてはドンピシャ。イメージ通り。なのになんで柊そうなっちゃったかな。神秘と謎って全然違くて、よしもとばななの作品って神秘なのに、あれじゃ、謎、変が勝ってしまう。うららちゃんもそうで、オカルト作品に写ってしまう。とても残念。まぁ、よしもとばななの作品を映像化しようってのは難しいんだろうけど。それでも音楽の使い方含めて、作成者はあの小説から何を読み取って、映画化では何がしたかったのだろう?というのを全く感じ取れなかった。個人的には、よしもとばななの小説は温かいはずで、短調は似合わない。
Sleepiness
小松菜奈さんが綺麗だなって感じました。監督さんの過去作とかはあまり知りませんが、小松菜奈さんを撮ることには長けているんじゃないかなと思いました。 観賞後に原作を読んだのですが、そこまで長くない小説なのに心グッと掴まれるような寂しさに襲われてとても読み応えがありました。それが故に映画の曖昧さがなんとも… 正直付き合うまでの理由が省かれすぎますし、弟カップルの見た目がインパクト強すぎますし、弟急に踊り出しますし、と序盤だけでも頭がぶっ飛んでいきました。 後半までもヌメーっとした展開が続いて体感2時間以上でした。少し眠気が襲ってきたくらいです。 小松菜奈さんのファンへ向けた作品、そんなふうに自分は思いました。お粗末。 鑑賞日 9/20 鑑賞時間 12:30〜14:15 座席 E-22
「小松菜奈一番好き」
今年64本目。 小松菜奈が一番好きな女優なんですが、今作とリンクするのが2018年5月公開の「恋は雨上がりのように」だと思います。 その作品は単行本も10巻まで全部読んでいて、怪我をした陸上部の女子高生役でした。そこで速く走るシーンがあって、今作ではこんな格好いい走り方する人いないと感じました。 走るシーンがリンクしたので嬉しくなって、また「恋は雨上がりのように」はとしまえんに行って、そこの映画館がおしゃれで好きな映画館の一つになった事も思い出されました。
世界観に酔う作風の一方で感じる内包的な中身、もったいなく写る
どこがどう悪いというより、圧倒的に描写に対しての言葉が足りてない気がする。よってあまり響いてこないというか…。 始まりはほんの些細なもので、いつの間にか4人で過ごす時間がかけがえないの無いものになっていた。という若者の刹那から一転、最愛の人を亡くしてしまう。そうして導かれるように惹かれたのがかつて4人で話した"月影伝説"だった…。という感じ。 ファーストカットから鋭く光が差し込み、その芸術性には息を呑む。主演の二人は美男美女で、そのアースティックな世界観は実に眩しい。それとは対称的にメッセージを付帯する描写は少ない。よって、言葉少なで置いてけぼりにされるような…。「哀しみ」以上の感情が伴わないように写り、咀嚼できない。しかもその意味が明白ではないのが痛手。収穫も少なかった。 やはり内包的な世界観だと共鳴することは難しい。そこそこの規模で展開し、話題性もあるだけに万人受けしにくい作品で何か勿体ない。キャストは満足。
小松菜奈&宮沢氷魚という素敵なキャストなのに残念 吉本ばななの世界...
小松菜奈&宮沢氷魚という素敵なキャストなのに残念 吉本ばななの世界を映画で表現するとこうなる? 映画というより、小松菜奈のPV あまりにもストーリーにひねりがなく先が読めてしまった
2人の並びは間違いなく美しい。
小松菜奈×宮沢氷魚。美しき2人を迎えノスタルジックで静かな時間の流れと共に魅せてゆく恋愛映画という解釈で臨みました。でも結果的に言うと途中までファンタジー終盤はホラーでした。 短編小説を元にリリカルな世界観を目指しているであろうことは分かりました。ただなんか怖かった。兄と弟。それぞれの彼女。4人は仲良くなるが、事故で兄と弟の彼女が死んでしまう。喪失感を抱きながら亡くなった2人に想いを馳せその死を乗り越えようとする残された2人。 どっちかというと好きなジャンルなんですけど、なんか釈然としなかったな。まるで怪談話でもするかのように月影現象なるものを語り合ったり、河原も三途の川みたいになってるし、なんなら死神みたいな人まで出てくるし。うららは何者なん?結局鈴どこ行ったん?猫が食べたん?なんで柊セーラー服着てるん?う~ん…。 原作は素敵みたいなんで今度読んでみようと思います。ちなみに猫も首に鈴つけたらストレス感じるらしいですよ。彼氏に鈴つけるとかその時点で私はけっこう恐怖でした。
2回鑑賞しました。
小松菜奈ちゃんのファンで、2回みました。 映画を見る前に昔買ったキッチンの本を探してみたけど、どこにもなくて、原作の記憶、うる覚えで1回目は見ました。自分が思い描いていたムーンライト・シャドウとはまた違っていましたが、それはそれで現代風にアレンジされてるのかなと思いました。 小松菜奈ちゃん役のさつきはもう美しくて、言葉になりません。小松菜奈ちゃんは今まで見た小松菜奈ちゃんの映画の中でダントツの美しさでした。 物語は途切れ途切れで、あまり理解出来ず、わからなかったのが正直な感想です。 2回目はパンフレットを読んでから、見たらすごくさつきの気持ちも理解できたし、さつきが等に再会してからどうして前を向けるようになったのか、再会して時間の流れを感じたんだろうと、さつき目線で物語が理解出来ました。 感じ方は人それぞれだと思うので、体験してないとなかなか難しい解釈になる映画だし、奥深い映画かなと思いました。
MOTTAINAI
率直な感想はめちゃくちゃ小松菜ちゃん尊いな、です。 かなりまったりな、今年みた映画で一番じゃないかってくらいのスローテンポ、しっかり見ようと思ってもゆったりたした音楽や柔らかい色調でわざとなのか完全に眠気を誘う仕上がり。寝落ちしそうなぽやーっとした状態で小松菜ちゃんかわいいなぁって思ってたら終わってました。 ブルーメッシュのポニーテールにブルーのアイメイクは美しすぎて美しすぎて美しすぎて天才だし、赤いコートひたすら似合いすぎるし、もうっありがとう(語彙力限界突破)ってなりました。 小松菜ちゃん好きな人は絶対映画館のスクリーンで見るべき!と思いますが、それ以外の人にはあまり勧めないかな。 全体的に服や小物、色調のセンスが良かったので絵的な所にあまり不満ないですが、個人的には恋人の出番がもう少し欲しかった。 原作だと結構長い付き合いの恋人じゃなかったかな?なんか付き合って日が浅い恋人が印象も薄いまましんでしまったようで感情移入のタイミングなかったような。 人物紹介としてだけじゃなくて絵的にも絶対もっと需要があったと思う。光に透ける氷魚くんの目とか映画館で映え映えやし、彼と小松菜ちゃんのデートシーンとか一生見てられそうなくらいの尊さだし、そこにペットの可愛い猫ちゃん参加で究極の癒しの絵力凄いし、ぐうの音しか出ないよ? あと話としては、原作読んだのが遥か昔で記憶うっすらなレベルの私でもわかる程には設定が結構変わってたので、原作ファンの人は楽しめなさそう。別物感。月影現象?とかそんなまんまな名前じゃなかった気もするけど監督が海外の人だから海外ではそう翻訳されてるのかな?謎。 原作も演者も良いのにもったいない感じがしてちょっともやもや。
大したことない話なのに美しさで持っていかれた
原作は読んだがかなり昔のことでおぼろげにしか覚えていない。いや、でも表題のキッチンよりこっちの方が好きだった気がする。実際に映画を観ても何一つ思い出せないんだから、自分の記憶力に愕然としてしまう。 小松奈菜のアップから始まる本作。最後まで小松奈菜(そしてたまに宮沢氷魚)のアップだった。小松奈菜が目当てで観たことはたしか。今まで観た作品の中で、素の小松奈菜に近いのでないか?と思える演技だった(完全な想像の話だけど)。 正直、話の中身は大したことない。原作とは少し違うんじゃないかな。あまり覚えてないから自信はない。原作はもっと感動した記憶があるのに。単純に原作を読んだのが若い時だから、年をとった今の感性では響かないだけなのかもしれないけど。 でも、なんだろう。鑑賞後の印象はいいんだよな。映像がところどころ美しかったからなのか、小松奈菜がよかったからなのか。全然泣いていないのに少し満たされた気分になった。うん、たぶん原作の底力だな(少し変えてるとは思うけど…しつこい?)。 ちなみに「月影現象」と聞いて思い浮かべてしまったのが、ガラスの仮面の月影先生。臼田あさ美演じるあの女の雰囲気がそんな感じに見えてしまった。困ったもんだ。恐ろしい子!
男のいない女
ドライブ・マイ・カーは女のいない男だったが、こちらムーンライト・シャドウは男のいない女が描かれる。村上春樹も吉本ばななどちらも、世界的な評価をされている作家なので、日本の作家原作で世界への売り込みも目指しているのかもしれない。脚本がハッピーアワー組の高橋であるため、観てみたが高橋が得意としている対立がほぼない。ボケ多めのカメラワークは叙情的だが、ストーリーを牽引していくことは薄い。メ~テレは挑戦的な作品を制作しているが、今作は味が薄すぎるように思う。ファッションには力を入れているので、ファッションきっかけで人気が出ることもあるが、映像的にいちばん楽しいのはピタゴラスイッチでしたが、ピタゴラスイッチのカメラワークをもっと踏まえてほしい。編集の楽しさはあるがそれも人を選んでしまうかもしれない。ヒイラギ君もおしゃれなのだけれど、ルパンみたいなモミアゲはなかなか珍しい。若者の間で流行っているのか?
眺むる人の心にぞ澄む
美しい作品である。甲子園で活躍した上宮高校の校歌「月影」を思い出した。「月影のいたらぬ里はなけれども眺むる人の心にぞ澄む」という歌詞は、日本一短い校歌として知られている。 主人公のさつきを演じた小松菜奈の表情がいい。この人は全体にスリムだが、長い脚にほどよく筋肉がついた素晴らしいバランスの身体をしていて、映画の中で何度も走るシーンが出てきたのも頷ける。ヨウ監督の趣味もあるのかもしれないが、小松菜奈の身体の美しさは、健康は即ち美しさであり、即ち善であるということを印象づける。 宮沢氷魚の演じたひとしの言葉には一片の毒もなく、これほど心の美しい慈悲に満ちた青年がいることは奇跡と言っていい。同じように美しい心と美しい身体の持ち主であるさつきと惹かれあったのは当然だ。 ひとしとの時間を語るさつきは、ひとしがくれた愛と青春に胸が一杯になって涙がとめどなくあふれる。小松菜奈の渾身の演技である。どちらかと言えばクールなイメージの彼女だが、これほど情緒のある優しい表情ができることに感動した。 台詞の少ない作品だが、表情や行動から読み取れる青春の喜びと悲哀、それに身体から放たれるエネルギーと身体に取り込まれるエネルギーが立体的な感覚として伝わってくる。さつきが食事をするシーンは特に印象的で、食べ物を口に入れて、咀嚼するのだが、食べ物をちゃんと味わい、香りを楽しんでいるのがわかる。 人間は楽しいときは意外と無表情だ。食事のときもセックスのときも大抵は無表情である。しかし楽しい。本作品にはこういうシーンが多く、戸惑う観客もいるかもしれない。笑顔を浮かべることなく楽しさを伝えた小松菜奈の演技は大したものだと思う。 さて冒頭に紹介した法然上人の和歌は、仏の慈悲が届かない場所はないけれども、という上の句に、見ようとしない人には見えず、見ようとする人にははっきりと見える、という下の句が対応する。原作者の吉本ばなながこの和歌を意識していたのかは不明だが、本作品はこの和歌に見事に呼応している。見ようとしない人には何も見えないのだ。
幻想的で困惑の虚構が自分には・・・
複雑に絡み合う幻想的な映像には魅力を感じたけれど、あらゆる演出が─演技セリフ装飾交わり音声等々─ことごとく自分には合わなくて、悲しい作品だという印象しかありません。
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