夏の光、夏の音
解説
視覚障害を持つ女性とろう者の男性を主人公に、2人が織りなすひと夏の物語を、神戸や明石、三田など兵庫県各地の美しい夏の風景を背景に描く人間ドラマ。全盲の女性・麻衣が働く喫茶店に、ある日、不愛想な客がやってくる。健太郎という名のその若い男は、耳の聞こえないろう者だった。“見えない”麻衣と“聞こえない”健太郎。2人の世界は決して交わることはないと思われたが、あることがきっかけで2人は少しずつ距離を縮めていく。麻衣役は関西の小劇場を中心に活動する俳優の北原夕が務め、健太郎役は自身もろう者であり、手話と歌を融合させたサインパフォーマンスのパフォーマーとして活動しているKAZUKIが演じた。 監督は、聴覚障害者を描いた短編「歌声を聴いてほしくて」など、障害者の日常を主なテーマに映像制作をしている八十川勝。
2019年製作/110分/日本
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