アントマン&ワスプ クアントマニアのレビュー・感想・評価
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そんなの“アリ”かよ
お馴染みのアントマン節も出つつ、今までアントマン単独の「本気バトル」が見られなかったので、今回のカーン戦、特にラストバトルは見事だった。
キャシーの為に自らを常に犠牲にし続ける様は、本当のヒーローで最高のパパだなぁと。
キャシーもパパに似て正義感が強くて暴走しがちなところは好き。
まだまだヒーローになりきれてなくて、アントマン1のスコットと重なって見えて今後の展開にワクワクした。
でも量子世界の既視感がなんなのかなーと思ったら、あれ、これスターウォーズじゃね?
酒場で気持ち悪い飲み物飲んだり、色んな生き物が同じ世界で戦ってたり。あれ、途中にサンドピープル出てこなかった?
最後の帝国対反乱軍の戦争も正にスターウォーズって感じ。
監督はJ・J・エイブラムスかな?
そしてカーンは最強の敵!!というだけあってかなり強かったのに、アリに負けるの?
じゃあそれまでの手に汗握る攻防戦とかはなんだったん?
もうアリだけで十分収拾付きそうなくらい、アリの量と強さに、ちょっと拍子抜けしてしまった。
そして最終決戦、スコットが身を呈してキャシーを帰して自分だけでカーンとのバトル、めちゃくちゃ見応えがあっていいシーンだった。
からの絶体絶命でホープ登場。
何とか勝利するものの2人は量子世界に。
なるほど!この後キャシーらが他のアベンジャーズと協力して2人を救う展開か!!いやこれは熱い!!!
と思ったらものの数秒で繋ぎ直して帰宅。
あれーー。せっかく感動してたのにー。
展開がハラハラドキドキで面白いのに、終わり方が呆気なくてなんか物足りなかったという感想で終わってしまった。
アントマンシリーズではお馴染みの、ルイス達も一切出てこないし、ゴーストのエヴァとか、あの後どうなったん?
ジャネットも頑なに量子世界について話さないせいで、どうしてエヴァを変なビームで一時的に?治せたのかとかの説明もなし。
予告から危惧していた「アントマンらしさ」が消えてしまうのでは無いかという予想は、悲しくも的中してしまったなという感じ。
エンドクレジット後のカーン、ロキ辺りはまぁそうなるか~って感じだけど、いつになったら各作品が繋がり始めるの?
もう個々のキャラが独立しまくってて、収拾付かなくなってない?大丈夫?
もう正直今後のMCUには不安しかない。
ラブ&サンダー辺りから信用出来なくなって、遂に期待も無くなってきた。
単体作品としてめちゃくちゃ面白いならまだしも、そこも微妙な上に、いつまで経っても繋がらない。他ヒーローも出ない。
怖いです。誰かこの不安わかってくれませんか。。。
新サーガ序章。安定感はあるが……。
劇場吹替にて視聴。
本作を楽しむにあたり、
・アントマン1.2
・アベンジャーズ全般(特にエンドゲーム)
・ロキ(ドラマ)
を観ておいた方が良い……。
アントマンは全ての作品で、単体では楽しみ辛いのが……なかなか難しい。ある種、1からの運命だったのかも知れないが……。
やはり、もう古参とも言えるスコットラングが主人公なので、安定感はバツグン。
ギャグも多めで楽しめる。
スコットの大群のシーンや巨大化親子のシーン、モードックやハンクピムのアリなど、見どころ満載だったと思う。
ただ、アントマンである必要が……ないと言えばない。
スターウォーズのような世界観。
アントマン特有の現実世界のサイズ対比の面白さが少ないため、ただのビックX的なヒーローでしかない。
本作より娘であるキャシーが本格参戦する形になったが、思想強めなのは昨今の世論的なアイコンだろうか……。
また、本作はMCU新サーガのボスであるカーンのお披露目とも言える作品の為、そこに対してどう描かれるのかが見所だった。
個人的には嫌いじゃないけど、まだ魅力的ではない。
と言ったところだ。
今後、インフィニティウォーのサノスを超えるような、スーパーヴィランになってくれることに期待しつつ、次のGotG3に備えたいと思わせられた。
おじいちゃんが最強の戦士だった!!!
ほぼスターウォーズっていうレビューをちらっと見てましたが確かにそのとーーりでした!!それはそれで面白かったです(笑)
アントマン自体は初めて見ましたが、アイアンマンみたいなスーツで体だけは伸縮自在、しかもアントマン1人が闘うのではなく、
夫(主人公)、妻、娘が家族3人ともスーツ着て変身して闘うんかーい!!って、私の中ではツッコミどころ満載で良かったです(笑)
なんか帝国創ったカーンと現地レジスタンスの攻防って~~
ほんと「帝国軍VS反乱軍」の構図、好きね〜確かにほぼスターウォーズでした(笑)
異星人の感じも、何だその頭がブロッコリー人間とか、頭がランタン人間?でなんかあったら顔からビーーーム!!とか(笑)
やりたかったんでしょうね〜こういうの。制作陣がウキウキしながら着ぐるみだか特撮だかやってたであろうワクワクの撮影現場が目に浮かびました(笑)
そして何よりインパクトあったのは顔でか男!いや、でっかい顔から手足ってさ~もう~ミスターポテトヘッドか??不思議の国のアリスにでもいそうなキャラデザイン。いや、Dr.スランプアラレちゃんにこんな大王いたっけ??というどーーにも緊張感の欠ける自称最強兵器顔でか男(笑)!!!
でもでも、この量子の世界の
本当のヒーロー
本当に最強な戦士
使用可能攻撃力で言えば桁違いに強いのは。。
おじいちゃんでした!!!
いや蟻使いはそら強いって!!!
蟻なんてもう千?万?数が違う。
戦闘力が、桁違いだーーー!!
やっぱ召喚魔法使えるのは強い。
召喚獣でオーディンの斬鉄剣とかリヴァイアサンのすんごい巨大波とか使いたいけど、それにも劣らないんじゃないかっていう蟻の大群からの~
巨大メカ蟻も出動!!!(笑)
まぁ結局はおばあちゃん(容貌若いし足なんてスラッとしてるし孫娘いるとはいっても全然おばあちゃんには見えないけど)、彼女がマルチバースに行ける船のエンジン?のコア?みたいのをでっかくしちゃってそれでなんかカーンがこの世界で帝国創っちゃってっていう奥さんの尻拭いを旦那さん(おじいちゃん)が頑張っちゃう、息子家族も立ち向かう〜っていう
そんな話でしたが、とりあえず当然続編あるようだし、いつか最後にまたアベンジャーズ集結するのかな??と思わせるお約束のエンドロール後おまけ映像でした(笑)
あと謎の飲み物を飲んだら異世界の言葉が理解出来るようになるってそれはドラえもんの翻訳コンニャクじゃ〜〜と心の中で全力でツッコミ入れました!!(笑)
それと帝国軍のその材料とかどこで調達してんだろうとか思いましたが、とりあえずエイのような乗り物と、イカみたいな乗り物には乗ってみたい、そして私も巨大メカ蟻を召喚してみたい、と思いました!!(笑)
量子の世界!
量子世界?に入って、脱出を試みる話。
今までをあんまり覚えていないからだけど、ばーさんあんな過去があったたのね、、、。
量子世界の人?達や世界観は相変わらず良き!アントマンのバトルシーンは相変わらず好き!
家族との絆や絶対悪に対する反抗、ラストまで話が綺麗に纏まっていた。
見応えがあり、面白く見ることが出来た!
ただ、前ほどの圧巻は無かった印象。可よりだけど可もなく不可もなく。
ラストクレジットは、相変わらずで。
アベンジャーズが終わってもまだまだ楽しめそうですごい嬉しい!
スターウォーズみたいだなァ……
というのが第一印象で、最後までそれが覆されることがなかったです。
いや全体的には面白かったんですよ。
ただどうしても、いろんな種族が虐げられて、強敵に立ち向かう姿がスタウォだなァとは思ってしまうわけで。
展開もずっと同じのの繰り返しなんですよ。
捕まる▶︎両脇の敵を倒す▶︎脱出を4回はリピートしてたし、誰かがピンチになると誰かが駆けつけてくるブリーチシステムも5回くらいあったし。
おかげで新鮮なビックリ感とか、そういうのは皆無でした。
あとどーしても悲しいのがダレンの扱い。
再登場して嬉しかったのもつかの間、まさかのM.O.D.O.K.ですよ。
M.O.D.O.K.ですよ。
M.O.D.O.K.て!
一頭身顔面クソデカおじさんになるとは思わないじゃない。
あんなにイケメンだったのに。
アスペクト比おかしいせいでなんかラグいし。解像度低いし。
文句ばっか言うのもアレなのでよかったところ。
ピム夫妻が2人ともえっちで美人。
とくにジャネットは娘のホープより若く見えた。
ピムもね、ちっちゃくするマシンに口付けてから投げるシーンとかどエロい。最後の蟻の大群ひきいてるとこもエロい。
マイケルさすがマイケル。えっちです。
まあまあ楽しめたけど円盤買うほどではない、というのが最終的感想ですね。
ちかごろのMCUは当たりが少ないなあ……
(スパイダーマンとドクストは当たりでした)
フェーズ5 カーン紹介映画
MCUシリーズフェーズ5スタートということで観てきました。
今作はアントマンシリーズの中では一番面白かったと思いますが、ジャネットに終始イライラします。
行動がいちいちよく分かりません。
量子世界の秘密を家族にもずっと隠していた理由も分からないし、キャシーが開発した探知機についても「ダメダメ!」の一点張りで理由を聞いても言いません。
量子世界に行ってからも、家族に話さないし「いいからついてきて」「今は言えない!」とかばっかり。
量子世界の人に会っても自分だけ仲良く話して、そいつが誰かも家族に説明しないし、そんなシーンがずーっと続きます。さっさと説明しろよ!とイライラしました。
肝心のストーリーはスターウォーズを観ているような感じでした。帝国軍と反乱軍の戦い、キャラも場所もスターウォーズっぽいです。
今回の作品がカーンの御披露目という点で観れば普通の作品でしたが、ジャネットの主張が強すぎ。
今後はスコットとホープとキャシーで観たいです。
カーンも最初はめっちゃ強そうだったのに、最後弱く感じてしまいました。青いやつでアントマンら全員消せるんじゃないの? アリとアントマンにやられるくらいだったら、アベンジャーズ余裕で倒せるんじゃない?と思いました。サノスのような強者感は全く感じませんでした。
マルチバース移動できるのと数が多いから強いのかな?
今後の展開に期待です!
最高の架け橋…カーン恐るべし!
マーベル・シネマティック・ユニバース第31作。
アントマン・シリーズ第3作。
通常スクリーンで鑑賞(字幕)。
原作コミックは未読です。
前の2作に比べて、ストーリーが格段にスケールアップしていました。量子世界の独創的なビジュアルも圧巻の一言…
キャシーとの親子愛にほっこりしつつ、いつも以上に決死の戦いに挑んだアントマンの活躍にハラハラさせられました。
カーンが本格的に登場し、ラスボスの貫禄たっぷりにアントマンを翻弄。次のアベンジャーズの布石満載で大興奮でした。
カーン役のジョナサン・メジャースの演技がとにかく素晴らしかったです。サノスを越えるラスボスなんてあり得ないと思っていましたが、いい意味で裏切ってくれました。
信念で突き進む様はサノスに通じるものがありましたが、異星人であるサノスと違い、我々と同じ人間であるからこその恐ろしさが滲み出していて、存在感に圧倒されました。
スコット・ラングの楽観の後のポストクレジットシーンも絶望しかなく、カーンのヤバさを痛感。果たして勝てるのか…
現実を超越した世界観に胃もたれ気味
まさにフェーズ5の幕開けという作品でした。
征服者カーンの脅威性を知らしめることに映画の大部分を使っており、今回のカーンは辛くして撃破したものの、不穏な気配たっぷりで爽快感はあまり無い。
これからとんでもないことが起きるんだという印象を与えるための映画だと感じました。
ドクターストレンジMoMの時から、多元宇宙やらなんやらで世界観が複雑化しており、設定を把握するのに精一杯になっているMCU。
それでもドクターストレンジMoMは、マルチバースという設定を巧みに使い、ストレンジが自分を省みるきっかけ作りになるなど秀逸な作品でした。
ただ本作は、量子世界という設定が更に乗っかるなどよりややこしく、特に前半は理解を追いつかせるのに精一杯な感じです。
登場するキャラクター達も統一感が無く、もはや何でもありな感じになってしまっており、テーマ性もブレてしまぅてる印象を受けました。
一方で、アントマンはずっと家族愛をテーマにしてきた作品ですので、今回もそこは良かったなと思います。
娘のために全力を尽くすスコットと、そんなスコットを見て育った真っ直ぐなキャシーの思いが物語の軸となっていました。
また、今回は負けてしまいましたが、じっくり描いたこともありカーンの底知れなさは表現できていたのではないでしょうか。
Nextサノスのポジションになるキャラですから、心の奥に渦巻く世界への復讐心だったり、マルチバースを行き来して手に入れた未知の技術だったり、十分にゾッとするものを感じさせてくれたと思います。
(最後のコスプレ祭りはなんかチープすぎてもうちょっと何とかならなかったのかと思いますが、、、)
しかしMCUは今マルチバース、神々の世界、水中世界、量子世界と続いており、壮大すぎる世界観にちょっと過食気味です。
久しぶりに現実世界を舞台にした作品を見て感情移入したい思いもありますね。
新たなフェーズとラスボス出陣はいいが、映画単体としてはさて…
マーベルシネマティックユニバースついにフェーズ5。まずはここまでの長距離マラソン本当におめでとうございます。アントマンもだいぶ久しぶりでエンドゲームが最後だったかな、新スーツは基本アントマンベースでコミックの腹中心の○マークが追加、相棒ワスプもコミック色の黄色が目立ち変に変えすぎなくよかったと思います。ずいぶん別人になったキャシーも紫を基調としたアントマンは新鮮でした。注目していた女優だったので結果的にはプラスです。
さて、個人的気になったとこだが、なんと言うか根本的にフェーズ5のボスと量子世界でのバトル、もう一度量子世界でのバトル、でやり合っていると思うとちょっと果てなさや緊張感がなかったです。カーン自体もマジでクライマックスどうしたよ?!モブキャラバシバシ光線あてて消し去っているのにバリア一点張り、拳一点張り。時間消滅させる割に身につけているもの壊れやすすぎだろ。まぁこれから逆襲?が始まるのはわかってるけど正直広告で大きく出るほど想像を超えてないかな。そしてもう一点。量子世界のスターウォーズ感。これ私だけかな?もうスターウォーズじゃん。スターウォーズに少し粘膜があるみたいな。もう普通に人やん、量子世界住民は地球人が先祖なのか?
あとモー○ッ⑨。個人的にはこう言う形で登場はいいと思います。
ハンクピムの渋さ好き。CGゴリゴリも好き。
MCU前作のワカンダフォーエバーは、「このシークエンスいる?」というのがあったけど、今回はストーリーが一直線で尺も2時間で良かったです。
途中、「ジャネットが味方?カーンが味方?」というシーンがあって良かったです。ああいうシーンってロキ的ですよね。
それと、最後の方の、ハンクピムの「待たせたな!」がかっこよかった!歌舞伎の「暫く」的な日本人が胸アツになる展開!あと、テーマであるアリさんも大活躍させてあげてたけど、あれは去年のジュラシックワールドを思い出してちょっとアレでした。
でも、やっぱ映画は2時間くらいがちょうど良いですねと思いました。今の若い人は、ストリーミングを倍速で見てるらしいですからね。「only cinema」言うてる場合じゃないですよ。
ついにマルチバースの説明が!良く分からんがなるほどだ!
アントマンシリーズだけ見ていれば大丈夫です。ポストクレジットも考えるとドラマのロキのあらすじ読んで最終話だけでも見ておくとより良いかもしれませんが…別に見てなければそれはそれでロキ復活すんじゃん!と驚けます。
量子世界の表現が素敵です。都市は美しく、自然は菌類の世界のようでこれがまた素敵。量子世界の住人たちもガーディアンズ・オブ・ギャラクシーやスター・ウォーズ以上に多様性に飛んでいて、うねうねもたくさんです。
レジスタンスのスライムみたいなやつが穴にこだわっているのも楽しく、世界観が良いです。
アクションはアントマンなのでそれなりですが、カーンの自己紹介映画としては十分でしょう。
ジャネットがビル・マーレイが明らかにカーンの都市に住んでいるのにまったく疑わずに頼ってて馬鹿すぎないかとか、カーンはもっと暴力的にいけばあっという間に量子世界から抜け出せたのではとか、脚本にケチをつけようと思えばいくらでもできますが、エンタメなんで。
キャシーかわいいです。
以下ストーリー
アントマンであるスコットはエンドゲーム以降ホープ、キャシー、ハンクにジャネットと平穏な生活をしていた。しかしキャシーはハンクに影響され量子化学を研究し、量子世界に信号を送る装置を発明する。量子世界に30年いたジャネットは量子世界について口を閉ざしていたが、その危険性から装置を無理やり止めるが装置が暴走(実際はカーンが信号を使って量子世界への扉を開いた)。
量子世界に一家で吸い込まれるが、スコットとキャシーははぐれてしまう。ホープたちはカーンが支配する都市(まだその事実は知らない)へたどり着き、スコットたちはカーンに抵抗するレジスタンスの集落にたどり着く。
ジャネットは量子世界の仲間であるビル・マーレイ!(役名忘れた)を尋ねるが、ビル・マーレイはカーンに取り込まれておりホープたちを捕らえようとする。ホープたちは何とか難を逃れ飛行機を奪取。ジャネットから征服者カーンの存在を知らされ、カーンが量子世界から抜け出すために必要とし、自分たちが帰るために必要なエンジンコアを目指す。
スコットたちはレジスタンスに歓迎されず、カーンに場所を把握されたために集落ごと襲撃を受ける。襲撃のリーダーはアントマンに以前破れたダレン(変わり果てた姿)だった。スコットとキャシーは捕らえられ、カーンと対面する。カーンはキャシーの命と引換に巨大化しているエンジンコアを小さくして奪取することを迫り、スコットは渋々承諾する。
エンジンコアに近づくとスコットは続々と分裂し始める。それはスコットの選択に基づく可能性の姿であり、すべてがマルチバースのスコットである。スコットは増えすぎた自分に押しつぶされそうになるが、キャシーの応援の声が届き、すべてのスコットが協力。それでもエンジンコアの縮小は困難だったが、駆けつけたホープとともにエンジンコアを手に入れる。
エンジンコアを手にしたスコットだが、ジャネットはカーンに渡さないように主張。結局カーンに奪われ、ジャネットも攫われてしまう。
カーンはエンジンコアを使用する前にホログラムで都市に向けて演説を行うが、そのホログラムをキャシーとレジスタンスのリーダーが乗っ取り、生き残ったレジスタンスたちに戦うように促す。
カーンの注意を引くため、スコットは巨大化して都市と軍隊を破壊する。
カーンはエンジンを起動するが寸でのところでスコットとホープの合体技で機体を破壊する。怒ったカーンは自ら出陣し、レジスタンスの虐殺を始める。退却するレジスタンスと入れ替わりでスコット、ホープ、キャシーがカーンと戦うがカーンの圧倒的な力に歯が立たない。そこにハンクが量子世界で急激な進化を遂げた蟻たちの大群と駆けつけ、カーンを撃退する。
ようやく量子世界には平和が戻り、ジャネットたちはエンジンコアを利用して地球に戻ろうとするが、最後にスコットが戻ろうとしたところで傷ついたカーンが襲撃。スコットとタイマンに。蟻にボロボロにされて超技術が使えないカーンだが肉弾戦でもめちゃくちゃ強い。負けそうなところにホープが戻り、カーンをエンジンコアにぶつけて消滅させる。同時にエンジンコアは停止し、二人は戻れなくなった…と思ったらすぐにキャシーがゲートを開いて戻るのだった。
カーン王朝(ダイナスティ)が迫り来る…
MCUフェイズ5開幕!
そのスタートを託されたのは、最小ヒーロー!
アントマンってアイアンマンやキャップやソーやスパイダーマンよりかはマイナーだけど、MCUに於いて結構重要な立ち位置や役割りを果たしている。
1作目はフェイズ2のトリ(個人的にはごちゃごちゃしていた『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』の後、シンプルな面白さにMCUの株を上げてくれた)、2作目は衝撃ラストの『~インフィニティ・ウォー』と橋渡しし、『~エンドゲーム』では絶体絶命下の突破口。
作品自体も楽しく面白く、MCUの中で最も万人受け。人間味たっぷりのアントマン=スコットは勿論、ワスプ、ピム博士、誰より愛している娘キャシーなど登場キャラも魅力的。このファミリー感も特色。
実はMCUヒーローの中で特に好き。
最小ヒーローなんかじゃない。面白さも魅力もアクションのユニークさも、ビッグサイズ!
そんなアントマンがまたまた重要な役割りを受け持つ…。
すでに発表されている通り、2024年と2025年に『アベンジャーズ』の新作が2部作で公開予定。
内容やどんなヒーローが登場するかも気になるが、この時新たな巨悪にして強大な敵として立ち塞がるのが…、
征服者カーン。
その名が公表されると同時に早速Wikipediaで調べてみたら…、
3000年の未来から来たタイムトラベラー。過去・現在・未来、全ての時間をコントロールする事が出来、さらには全王様級の宇宙を存在ごと消し去る事も出来るという…。
あのサノスをも越えるという大ヴィラン。
でもこれらはあくまで“設定”であって、どんなキャラなのかまだまだ謎…。
配信ドラマなどでは存在を匂わせていたらしいが、映画では本作でいよいよ本格的に初登場。
新たな始まり、新たな強敵に、さあどう挑む、アントマン…!?
まず、話は…
人生は意味不明なんて初っ端から言ってるけど、スコットが言うと納得力あり。
元囚人。サーティワンをクビになるくらいのダメ男。
そんな彼がある日突然ヒーローになり、アベンジャーズとあのサノスと闘い、世界を救った。
今じゃ街の人から声を掛けられ、写真もねだられるほど。中には“虫違い”してる人もいるけど…。
でも何よりの喜びは、愛する人と巡り合い、愛する娘とも再会出来、“家族”が出来た事。
ほんと、人生って意味不明。でも、いい意味で。
さてさて、前作ではまだ幼かった娘のキャシー。“指パッチン”でスコットが“あっちの世界”に囚われていた間、5年も経てばそりゃあ急成長。身体が大きくなっただけじゃなく、科学者としての才も開花。
量子世界を探索出来るマシンを発明。
その実験中、謎のシグナルが。ジャネットが制止を叫ぶも、次の瞬間、スコットらは…。
吸い込まれ、スコットらが行き着いたのは、未知の量子世界。
これまでは量子世界に入り込むくらいだったが、今回はズバリ、この量子世界が舞台。
まずはその見た事もないビジュアル。
森…? 何処かの星…? 別の宇宙…?
奇妙で不可思議な世界が広がっている。
何だか『アントマン&ワスプ』を観に来た筈なのに、間違って『アバター』か『スター・ウォーズ』を観に来たような。
そうなのだ。
この世界にも“住人”はいる。量子人…?
ぶよぶよのアメーバみたいな奴とか、機械と生命体が融合してる奴とか、おでこが光るテレキネシスや勇猛そうな女戦士もいる。
その“遠い昔遥か彼方の銀河”に住んでそうな住人やクリーチャー、荒廃した地、お尋ね者や賞金稼ぎや荒くれ者たちがたむろしている村の雰囲気とか、メチャ『スター・ウォーズ』やん!
量子世界のさらに下に世界を内包した世界があると言ってたけど、量子世界のさらに下にあったのは、『スター・ウォーズ』的世界だった…!
ま、監督のペイトン・リードもド世代だろうしね。
スコットとキャシー、ホープとハンクとジャネットの“家族”で離れ離れに。
スコットとキャシーは村で一悶着。ジャネットの連れだと知ると、危険を訴える。“奴”が追ってくる…。その言葉通り、敵襲撃。敵って…?
一方のホープら。ジャネットはこの世界に来た時から…いや、吸い込まれる直前から様子がヘン。何かを隠している…?
が、黙して語らず、一刻も早くスコットらと合流し、この世界から脱出する。
とある人物に助けを求める。ジャネットがこの世界から抜け出せないでいた間に知り合った人物。何か訳あり…?
にしてもこのシーン、マイケル・ダグラスとミシェル・ファイファーに加え、ビル・マーレイ登場とは、80年代ファンには嬉しい顔触れ。
ここでも敵襲撃。どうやら狙われているのはジャネットのようで…。
量子世界に居た30年の間に、何があった…?
ようやくジャネットが重い口を開く。恐ろしい人物とここで遭遇した…。
ジャネットと同じく、量子世界に囚われた男。
“トラベラー”で科学者。
彼が乗ってきた船の力を借りて、科学者同士技術と知恵を使い、この世界からの脱出を目指す。
友情も芽生える。
いよいよ脱出の手筈が整った時、ジャネットは彼の本性を知ってしまう…。
彼は追放されてこの世界に閉じ込められた。
彼がしてきた事は、マルチバースを自由に行き来出来る船に乗り、時間さえも超越し、大量虐殺、星…いや、その宇宙そのものの抹消。
自分の前に立ち塞がる障害や邪魔者は容赦なく。
脱出の目的は、復讐。自分をこの世界に閉じ込めた奴らに。それが果たされたら、今度は全ての宇宙世界の脅威になるかもしれない。
彼は恐るべき“征服者”だった…。
ジャネットは自身の発明したメカとパワーコアで彼の脱出を阻んだかに見えたが…。
量子世界で帝国と軍を作り、キャシーのマシンのシグナルを利用し、今度こそ脱出を目論んでいた…。
絶対に彼をこの世界から逃してはならない。
一方のスコットとキャシーは遂に対峙する。
カーン登場。演じるは、『ザ・ファイブ・ブラッズ』『ザ・ハーダー・ゼイ・フォール』、今年公開予定の『クリードⅢ』でライバル役に扮するなど引く手あまたのジョナサン・メジャース。
ジョシュ・ブローリンが演じたサノスとはまた違った印象。サノスは見た目も含め圧倒的なインパクトを放っていたが…。
それもその筈。サノスは宇宙魔人だが、カーンは人間。
ならば倒せるのでは…? だったら、今後の大ヴィランになる筈がない。
一人の人間が強大な力を手にしたら…?
全てを征服しようとする。全てを意のままにしようとする。
普段は冷静沈着だが、激昂すると暴走するフリーザタイプ。クライマックス戦でも、誰彼構わず消し去っていく。
サノスは確かに強敵だったが、野望や激しい感情を持ち合わせているからこそ、厄介なのだ。
キャシーを人質に、スコットにミクロ化してパワーコアを取ってくるよう強要するカーン。
娘を助けたいスコット。
カーンの野望を阻止したいホープら。
強大な巨悪との初戦の行方は…!?
量子世界でもミクロ化したり巨大化したりの大小アクションは健在。
が、今回はアクションのユニークさよりビジュアル推しだった気がする。
“アントマン&ワスプ”のタイトルながら、各々アクションし、前作ほどの抜群のコンビネーション・アクションでは…。スコットもユニークな魅力や能力を活かしきれていたとは言えず、ワスプに至っては今回印象薄…。寧ろ奮闘していたのは、キャシー。いつの間にか彼女もスーツを。父娘でのアクションや彼女の成長や活躍。演じたキャスリン・ニュートンもハツラツと。“アントマン&ワスプ:クアントマニア(=量子世界)”と言うより、“アントマン&キャシー:カーン登場”って感じだったけど…。
ここで会ったが100年目。量子世界で思わぬキャラと再会! 引くくらいのビッグフェイスと姿になって、相変わらずクソ野郎だった。まあでも最後にはキャシーによって…。
飲まされた“トロトロ”。“ほんやくコンニャク”ならぬ“ほんやくトロトロ”…? 無数のスコットが集うシーンも、過去・現在・未来のドラえもんが喧嘩する某エピソードみたいだった。
今回もアリたちが大活躍!
アクション、ビジュアル、家族ドラマ…と、今回も面白かったのは面白かったが、前2作のような痛快な面白さではなかった。敵が敵だけに『アントマン』にしてはシリアスで、これまでのようなシンプル娯楽活劇を期待すると…。
カーンや量子世界には興味惹かれるが、『アントマン』本来の持ち味である楽しさがちと欠けた。
今回MCU作品にしては批評が鈍いのもそれが原因なのかな…?
とは言え、期待外れやがっかり残念ではなく、もう一度言うが、面白いのは面白い。
今後、アントマンやカーンがどう絡んでくるのか…?
新たな強敵との初戦は、アントマン・ファミリーの勝利。
小さき者を見逃すな。小さき者は諦めない。
って言うか、こんなに持ち上げた割りに、カーン最後は倒されるんだ…。
確かに強敵だったけど、意外と拍子抜け。他のヴィランと変わらんのではと思っていたら…。
恒例ED後のオマケ映像で実は生き延びていて、復讐に燃えると思っていたら…。
最後は衝撃の展開。今回倒したのは、カーンのたった一つの存在にしか過ぎなかった…!
無数に広がるマルチバース。そこには…。
“カーン王朝(=ダイナスティ)”が迫り来る…。
アベンジャーズの前哨戦
MCUは全作鑑賞済み(配信作品も含む)。
感想
アベンジャーズ並の大迫力の戦闘シーンを観れて楽しめた。
・物語展開
キャシーが制作した量子世界の人工衛星からの通信を利用したカーン、モードックにより量子世界に引き込まれたチームアントマンの運命は⁈といった内容。
スコットとキャシーの親子愛、キャシーのヒーローとしての成長、量子世界の住人との交流、冷酷無慈悲カーンの目的と対立描写、新開発のアリの説明、ジャネットの量子世界での生活についてといった多数の内容を同時並行して描くので終始テンポがよく観やすかった。一方で、テンポの良さから全体的には淡白な印象を持った。
・量子世界
今作で初めて詳細に描写された量子世界はスターウォーズ味のある乾いた大地と発展都市の風景、生物味のある個性的ならビジュアルの量子生物達が潜む世界で見応えがあった。
しかし、全体的にスターウォーズ風味を感じるので新鮮さはあまりなかった。
・カーン
アベンジャーズ5に先んじて早くも映画作品に登場したカーン。
冷酷無慈悲で目的の為なら手段を選ばない征服者カーンの過去、思想、能力を堪能できる脚本になっていたので、カーンに付いてより興味が持てた。
ジャネットとの意外な関係、モードックへの塩対応、スコットとの対立シーンなどカーン周辺の人物関係図も好意的に受け取れた。
・今後の展開
予想としては、次回のアントマン登場はアベンジャーズ5の直前にクロスオーバー登場すると思う。
アントマンシリーズとしての続編は、現状予測は出来ない。
カーン、ロキの今後が楽しみになるオマケ映像は今後に期待が持てた。
総評
実質アベンジャーズ4.5と言っても良い程に大迫力のSFアドベンチャームービー。
カーンについての説明映画としては満足度が高いが、アントマンの続編としては、若干薄味な印象ももった。
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