「無限の可能性を秘めたマルチバースの世界。それに比べて制作陣の想像力の乏しさよ。もはや全盛期を過ぎたハリウッド俳優の受け皿的作品なのか。」アントマン&ワスプ クアントマニア レントさんの映画レビュー(感想・評価)
無限の可能性を秘めたマルチバースの世界。それに比べて制作陣の想像力の乏しさよ。もはや全盛期を過ぎたハリウッド俳優の受け皿的作品なのか。
サービスデイの時間調整のため仕方なく鑑賞。内容は思った通りの出来だった。
量子の世界にも我々の世界と同じような世界が存在し、そこでは圧倒的科学力を持つ支配者に虐げられていた人々が反乱を起こして戦っていた。
捻りも深みもないストーリー、せめてキャラクターたちに魅力があれば良かったがそれもなし。鑑賞中、終始感情移入が困難な作品。
反乱軍の頭がガラス筒のロボットや寝返った頭でっかちが死んでも、まったく心は揺れ動かない。主人公達の家族愛も深掘りされてないし、何よりも娯楽作品では重要な悪役のキャラ立ち具合が弱すぎることが致命的。
本作の売りであるはずの量子世界のCGも、その世界の住人のデザインもまったく斬新でもなく、正直見るべきものは皆無。ひとつを除いて。
本作の救いは娘のキャシーを演じたキャスリン・ニュートン。彼女のスーツ姿のみである。これがなければ途中退席してもおかしくはなかった。
続編やるみたいだけど、ならば主人公は彼女にして、スーツの生地も薄めにしてもらえば見てもいいかも。
こんにちは
コメントありがとうございます。
CGの多用で似通った映像が多くなり詰まらなくなった面は感じますものね。
この映画は家のテレビでのんびりと2〜3回に分けて観ました。
内容が分かりやすいので、気楽に観れました。私はアメコミ映画が
あまり好きでないです。
「アベンジャーズ・エンドゲーム」の181分を劇場で観た時は、早く終わらないかと、そればかりを考えていました。
スーパーヒーローが複数出て、いろんなアメコミが絡んで来るともうギブアップですよ。
やはり人間ドラマが好きです。
まだ新作は見れてませんが、「アバター」はこの間観直したら、感動しました。ギレルモ・デル・トロも好きですね。
でもやはりアナログな心理を深読みしたくなる映画が好きですね。
レントさんは、心理分析に長けていらっしゃるから、尚更、ですよね。
「THE Son 息子」とか楽しみにしています。