「彼が恋しく」アントマン&ワスプ クアントマニア とむさんの映画レビュー(感想・評価)
彼が恋しく
まずやられたのはアントマンだからさすがに配信作品と絡んでないよねと油断した事
ドラマ「ロキ」を観てないと今作から登場のサノス越えと噂のヴィラン「カーン」の設定がいまいち分からないと来た
なんか腑に落ちないなぁと思いながらのエンドクレジット後にロキが出てきた瞬間のやられた感と言ったらもう…
いい加減映画とドラマ独立させてくれないすかねえディズニーさん?
中身については、アントマンの中で1番微妙だったなぁ、が正直な感想
個人的にアントマンの良さって日常風景の中で縮小・巨大化したり、車・ビル・トーマスのサイズが変わったりする非日常感が他のMCU作品と比べてあまり殺伐としてない中で味わえるところにあると思ってる要は他の作品より親近感が湧きやすい感じ
んで今作はそれが全部無かった。
量子世界感があまり無いSTA〇WA〇Sの異星みたいなとこで戦ってもアントマンの良さは出ないと思う。完全に原住民達に飲まれてた
後、巨大化したスコットとキャシーがハグするところあれ周りに比較になる物が無いから巨大化感が出てなくてせっかくのシーンが台無しじゃんカメラアングルうんこ
そして予習ができておらずカーンについてちゃんと理解出来なかった結果そこまで悪いヤツじゃなくねと思ってしまった。
だってここを出て地球を滅ぼしてやるじゃなくて元の場所に戻って追放した奴らに仕返ししたかっただけでしょ?
寧ろ勝手かつ謎な正義感で事を荒立て結果他のカーン達に目をつけられる要因を作ったジャネットのがよっぽどアレな気がする
サノス越えを謳っておきながらアリさんに蹂躙される始末。もう全部アリさんでいいじゃん、アリさん最強!!
そんなこんなでカーンに拭いきれない小物感を感じてしまった結果ヴィランとして完璧に完成されていたサノスが恋しくなりインフィニティ・ウォー、エンドゲームを無性に見返したくなりましたという話。