「いとも容易く行われる」アントマン&ワスプ クアントマニア バスト・ラーさんの映画レビュー(感想・評価)
いとも容易く行われる
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これまでアントマンシリーズは壊れた家庭を立て直したり、家族を守ったり小ぢんまりとしたスケールの話だったのでいきなりアベンジャーズに直結!とか言われても荷が重いしアントマンの作風と合わんだろうと思っていた
でも蓋を開けてみるとちゃんと両立している
スコットもホープも一貫して愛するものの為に戦っていて、コアの中心部での無数の可能性の自分たちと協力するシーンはアントマンらしさもある印象的なシーンになっている
この“アントマンらしさ”はアリ軍団がカーンを追い詰めたり作品に繰り返し現れるモチーフで、個の実力では到底かなわない教程でも団結すればそれ以上の力になる、というポジティブなメッセージになっているが
裏返せば今回見えた全体の力がそのままマルチバースの征服者カーン軍団の恐ろしさとなってしまうというメタ的な効果もある
一方追放カーンからしても別次元の自分たちから爪弾きにされてマルチバース全部壊してでも復讐を誓っているような人物なので今回のような負け方は、一番負けたくないタイプの
相手に一番屈辱的な負け方をしてしまったようなものだろう
マルチバースを行き来するための動力源コアの暴走に巻き込まれて消えた、ということを考えても更なる怨みを募らせて戻ってくる可能性も充分考えられるプライド高そうだし
ダレンモードックがすごく良かったので使いきりなのは勿体ないなあ、邪悪なのに見た目あれだから知り合いなのも相まって親戚のおじさん感でまくってた
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