「MCUにしては単純に楽しめる!」アントマン&ワスプ クアントマニア おじゃるさんの映画レビュー(感想・評価)
MCUにしては単純に楽しめる!
MCU最新作にして、シリーズ3作目の本作。もちろんIMAX3Dで鑑賞してきました。3D感はそれほどではなかったですが、VFXバリバリの映像はさすがMARVELといった感じで2時間たっぷり楽しませてもらいました。
ストーリーは、サノス撃退後の平和な生活を送っていたアントマンことスコットが、娘のキャシーが開発した量子世界を観測できる機械のトラブルにより、その場にいたキャシー、アントマンスーツ開発者のピム博士、その妻のジャネット、娘のホープとともに量子世界に吸い込まれてしまい、そこからの帰還を模索する中で、ジャネットが隠していた秘密が明らかになっていくというもの。
簡単に言えば、うっかり吸い込まれた異世界から困難を乗り越えて帰還するというただそれだけの話です。MCU作品ということで覚悟していたのですが、意外にも過去作との関連は薄く、本作単体でも十分に楽しめるライトな感じに仕上がっています。MCUの流れから言えば箸休め的な作品ではあるのですが、ここにジャネットの過去、今後の新たな強敵となるカーンの存在が描かれていることに意味があります。
本作の舞台は量子世界で、そもそもそれ何って感じですが、単純に異世界か他惑星と思えば間違いないです。見たこともないような不思議な世界と、奇抜な造形の生物が、目を楽しませてくれます。そして、アントマンスーツを纏って大暴れするスコット、ホープ、キャシー、さらにはアリを操るピム博士が、バトルやアクションで盛り上げてくれます。中でも、おびただしい数のアントマンやアリたちが登場するシーンは圧巻です。とにかく全編にわたってVFXが大活躍しています。
ただ、それでもアントマンの見せ場としては、ちょっと物足りない印象を受けました。ジャイアントマンの活躍はあったのですが、やはりアントマンならではのミニマムな活躍がもっと欲しかったです。実物からスケール感を得やすい現実世界と違って、創作物ばかりの量子世界では描きにくかったのかもしれませんが、小さくなったアントマンと巨大化した周囲の物とを対比するようなシーンをもう少し観たかったです。
さて、今回もポストクレジットで以降の展開を匂わせているのですが、その前にスコットがフラグを立てまくっているので、まあそうだよねって感じです。しかし、予想のはるか上をいくカーン軍団にはびっくり!でも、これで新たなアベンジャーズへきっちり橋渡しできたように思います。
主要キャストは、ポール・ラッド、エバンジェリン・リリー、ミシェル・ファイファー、マイケル・ダグラスらで、前作からの続投。ここにジョナサン・メジャースがカーン役で参加し、なかなかの存在感を見せつけます。さらにキャスリン・ニュートンがキュートなキャシー役を好演しています。どちらも今後の動向が楽しみです。
返信お気遣いありがとうござました。量子という世界が素人には理解し難く、単なる異世界でした。超小さいなら超小さい描き方工夫してほしかったです。ありがとうござまいました😊。
イイねありがとうございました。スケール感。ド共感です。ミニマムなのに異世界、マルチバース。よく考えると❓意味が不明でした。量子=異世界、マルチバース的な・・・❓❓気のせいですね。😊