ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバーのレビュー・感想・評価
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Chadwick Boseman Forever
ありがとうチャドウィック。
しっかりとお別れをさせてくれる161分でした。
オープニングと最後のシュリの回想シーンでは熱くなりました。あまりにも偉大な方を亡くしてしまったんだなと。
あなたのブラックパンサー 、ティチャラは本当にカッコよく、大好きです。これからも一生忘れません。
ワカンダフォーエバー。
シュリもしっかり主役張れててよかった。
アイアンハート、好きだなぁ。
オコエも良いキャラになってきたし。
シュリと邂逅するのがまさかのキルモンガー。
そこでキルモンガーと繋がってくるのね。
今の時代に重ねた復讐と戦争の話。
私たちの復讐に民を巻き込むわけにはいかない。ほんとそれ。
正直フェーズ4の映画はNWHとこの2本しか満足じゃなかったかなぁ。
シュリブラックパンサーも良かったので、フェーズ5に期待。
ワカンダフォーエバー?
ブラックパンサー無き今、誰がその後を継ぐのか。
敵は敵ではなく、チョロい。
アイアンマンがいないから、アイアンマンの代わりを皆でやっている。
ブラックパンサーよりよっぽどデカい存在だ。
復讐に捕らわれたまま力を得、そんな簡単に乗り越えるべきではない。
真の意味でワカンダに祝福と平和をもたらすには、余りにも足りない。
ワカンダフォーエバー。
安易にその言葉を口にすべきではない。
ブラックパンサー、フォーエバー。
この作品は、そういう映画。
もうマーベルは、真の意味で新たなヒーローを産み出せずにいる。
つまらないな。
やっぱり心配。
オープニング、無音のティ・チャラ追悼シーンですでに涙・涙。
主役の死という事で、全く別の俳優を据えることなく物語を創ってくれた製作陣には、感謝しかありません。
前情報で、ティ・チャラの死から物語が始まる事は知っていました。しかしその事実を受け入れられず、BDも購入していましたがなかなか視聴する気持ちになれませんでした。
けれど、観てよかった。
ワカンダはティ・チャラの死で、国際的にも孤立して危機を迎えていました。
そして海の帝国タロカンからの脅威。今回は手打ちとなりましたが、こちらもいつ裏切るか分からない。
けれども、ワカンダの女性陣は強かった。結束して、なんとか危機を乗り越え、シュリによるブラックパンサー継承。
ワカンダ・フォーエバー!頑張れ、ワカンダ。
けど、大丈夫か?凄く心配。
リリが仲間に加わったのは非常に心強いが、あと一人くらいは常駐するヒーローが欲しいかな。バッキーではかなり役不足。いないよりはましか。
とにかく、有事の際には、ヒーロー終結してあげて欲しい。
ヒーローのみなさん、お願いします。
ティ・チャラの息子がこの世に生をうけていた!!
また涙。
2時間41分。あっという間でした。
by TRICKSTER10
ワガンダに最大の危機が!!ブラックパンサーの後継者はどう立ち向かうか?
チャドウィック・ボーズマンの死!!
その衝撃と哀しみ。
愛され悼まれるボーズマンに捧げられた映画です。
それにしても彼の不在は大きい。
しかし本作「ワガンダ・フォーエバー」製作陣は代役を立てない
決断をする。
サプライズに続くサプライズ。
そんな映画です。
①海底王国タロカンの王ネイモアの出現
②ワガンダのみの鉱石・秘宝と思われていたヴィブラニウムが
………………………タロカン国にも存在していた。
③タロカン王ネイモアは半魚人。
…………………………空を飛べて皮膚呼吸で海底もスイスイ。馬鹿力の怪人。
④女性の活躍
…………………これは声を大にして言いたいのですが、
★ラモンダ女王陛下=アンジェラ・バセット
(ゴールデングローブ賞助演女優賞受賞)
★ラモンダの娘でブラックパンサーの妹シュリ=レディーシャ・ライト
★ハイチに住むナキア=ルピタ・ニョンゴ
★ワガンダ国軍の隊長オコエ=ダナイ・グリラ
★隠し玉リリ=ドミニク・ソーン=19歳
(ここまで全員黒人女性です。)
アンジェラ・バセットの発する声音の威厳と迫力。
シュリとリリをネイモアに奪われて叱責するラモンダ。
オコエ隊長が「ワガンダ国に全てを捧げた」と涙を流す。
ラモンダ女王陛下は、
「私は父も夫も息子も全ての命をワガンダに捧げた」
そのド迫力にオコエもタジタジ。
しかもネイモアの攻撃で瀕死の中でもリリの命を
自分の命に変えて守り抜き、
そして絶命する。
《彼女の生涯はドラマティックと言わずにはいられません》
★★前作最大の敵役“キルモンガー“役のマイケル・B・ジョーダンが
幻影で現れる。彼はブラックパンサーの後継者選びに一役担う。
ここでヴィブラニウムについて、
★★☆ヴィブラニウムとは?
世界を崩壊させることも、また逆に繁栄させることも出来る秘宝。
前述の通り水底王国タロカンの海中にもありました。
国連加盟国(ほぼ白人)はこれが欲しくて欲しくてたまらない。
それを突き止めたのがリリのヴィブラニウム探索機です。
2億5千万ドルの製作費。
映像の美しさ楽しさ。
ともかく一流で完璧な映画を観る喜び。
ブラックパンサーの葬儀に目を見張りました。
美しくて厳かで。
白い衣装のワガンダ国民。
なんとも言えず高揚するアフリカの打楽器音楽と独特の節回しの歌声。
ブラックパンサーの棺は宙に浮き飛行船に吸い込まれます。
超絶・美しいです。
タロカン国王ネイモアも大活躍でした。
画面の半分を占拠してたのでは、
最初から最後まで出ずっぱり。
アクアマン+アイアンマンみたいなタロカン王のネイモア。
リリ=ケンブリッジの学生19歳。天才科学者です。
彼女がこの映画の発端となるヴィブラニウム探索機を開発。
その上アイアンマンスーツみたいなアーマー・スーツも開発。
これを潜水する時にシュリが着てネイモアと海中で戦います。
そして、
☆☆☆ハーブ
紫色に光るハート型のハーブ。
絶滅したハーブをシュリが再生に成功。
ブラックパンサーになる者はハーブを飲み絶大な力を得るのです。
そしてブラックの後継者となったシュリは、
「同盟を結び世界制覇しよう」と持ちかけるネイモアと、
《ワガンダ・フォー・エバー》の雄叫び
叫びとともに死闘を繰り広げる。
シュリは兄のブラックパンサーの血を受け継いでいること。
それが明らかになる戦い。
更にラストでチャドウィック・ボーズマンのアーカイブ映像を
見せられたときには、込み上げる感情に涙が溢れて
感動と感涙でした。
ラストでナキア(ルピタ・ニョンゴ)がこの映画一番のサプライズを
携えて現れたとき・・・
このシーンも言葉にならないですね。
続編が待ち惜しい。
(こうしてアメコミの商戦に乗せられるんですね)
エンディングテーマ曲「Li ft M e Up」
リアーナが書き下ろして歌う歌声は心にズシーンと響きました。
素晴らしい出来栄えの映画でした。
感動がいつまでも後を引きます。
悲しい
現実と物語が重なって全体的に悲しみに包まれていた。
悲しすぎるから映画館行けなかった。
妹が継ぐ為にはお母さんの死も必要だったんだな…
最後ラボでの歩いてくる仕草がお兄ちゃんと重なり泣けた。
息子が継ぐところまでやるのかな。
ご冥福をお祈りします。
主演不在の辻褄合わせは上手い
ディズニー+で視聴。
映像技術や音楽は素晴らしいんですが、ストーリーが…。
前作もそうですが、そんな強力な資源を持っているのに、こんな王政はやめた方がいいよ…となる話でした。
簡単に問題ある人が強力な武器を手にできるシステムなんですよね。性善説でなんとかなっている。
逆に何で今までなんとかなってきたの?と感じるくらいです。
前作同様、性善説が通じない外部の人々に問題を持ち込まれると簡単に国が崩壊するレベルのトラブルに繋がります。そこで子供でも気付くレベルの問題や交渉ミスが多いので、ストレスが半端ないです。
前作主演の追悼映画という意味ではいいと思いますが、ストーリーはもう少し練れなかったのかと思いました。
最初
いつになったらブラックパンサーが現れるのか?と、不思議に思っていたら主役だった俳優が亡くなってしまって、本編も代役を立てずにストーリーの中でも亡くなった後からの物語だった。
観終わって映画も楽しめたが、俳優たちの役者としてだけではなく、実際の気持ちが見えて感情移入が強かった。
うーん、、、
チャドウィックの追悼映画。どんな感じで出てくるかドキドキしてたけど、、、まさかの最初にティチャラ王崩御。
アバターみたいなアクアマンみたいなビブラニウムを持つ魚人達とワカンダの戦い。
アイアンハートも出てくるけどスーツダサめ。
オコエのスーツ、プレデターみたいやし。
ってかこんな華奢で弱そうなブラックパンサーどうなん?
面白くなかった訳じゃないけど、、、
なんか変にナショナリズムやし。
戦闘シーンと映像と音楽は流石やったので★3。
暗過ぎる
本作は全体を通して、これでもかという程暗過ぎる。
前作の主人公を演じたチャドウィック・ボーズマンが死亡してしまったが故に、全てそれに引っ張られていると思った。
死亡が報道されて皆が悲しみに暮れていたと思う。ただ、本作はそれから2年経っている。
思い入れは強いが、思いの外立ち直っているというより、この世にいない事を受け入れてしまっている。
故に、キャスト陣やスタッフと観客側(私個人)で、映画に対して求めるものが違っていたんだと思う。
なので、結構そのギャップに苦しんだ。
個人的には、また格好いいブラックパンサーが見れると思ったのだが、最初から最後までお葬式ムード。
前作は、まさに格好いい!というような魅せるシーンが多数あり、興奮や胸の高まりを感じたものである。しかし、今回はそうゆうのが無いく、淡々と話が進んでいく印象。
そして、暗い。暗過ぎる。
シュリがスーツを着て登場したシーンは格好良かったものの、その内心は復讐心に駆られているという状態だった。個人的には、音楽や演出がプラスな感じになっているのに、当の本人が全くプラスのメンタルになっていないのがどうにも違和感を覚えた。
見た目の情報と見えない情報に若干のずれがあるように感じ、盛り上がったと思ったら、実際は盛り上がっていなかったみたいなのが少なくとも2回以上はあった気がする…
シュリのスーツにキルモンガーの要素があるので、そこから少しは汲み取れるとは思うが…
アイアンハート、彼女に関しては否定派である。
個人的な意見ではあるが、EGで命をかけて世界を救ったアイアンマンの代わりなんて要らないと思っている。
少なくとも彼の意志はスパイダーマンへと継がれてるわけだし、そもそもやる必要がないと思ってる。
でも、登場するならそれなりのリスペクトがあるだろうと思ったけれど、アイアンマンに触れる事なく話が進むので、テメェは何だ?となった。
ドラマでそこら辺は拾われるんだろうけど、ルーツくらいはちゃんと描けよと心底思った。
1番許せないのは、ヴァル。
こいつ、ドラマやら何やらで暗躍してるが、本当に嫌いで顔も見たくないレベル。出てきても盛り上がらないし…
本作の1番の元凶でありながら、一切のお咎めがないという胸糞展開。
タロカンの人間たちからすれば、自身の環境を脅かす装置を作った人間を要求するのは間違えてないし、殺すのを分かってるからこそ阻止するために模索するワカンダ側も理解できる。でも、何故そこで戦ってしまうのか…
ここで共闘してヴァルを討ってくれた方が個人的にはスッキリした…
正直、私はブラックパンサーは代役を立てるべきだったと思っていた。
もちろんチャドウィック・ボーズマンが至高なのはわかる。ただ、あの世界にいるのはティ・チャラだ。チャドウィック・ボーズマンを見送る演出は他にも色々できたはず…
撮影時期が死亡してから時間が経っていないというのもあるけれど、それなら延期してもよかったと思う…
結果的に、シュリが継ぐ事になったけれど、最近のMCUはポリコレを配慮しすぎたためか、他作品でも見られる女性キャラへの継承と同じ扱いで見てしまった…
シュリのように、ちゃんとした理由があっての今回の継承があるのは分かるが、他作品があまりにも女性やら有色人種ばかり継承させるために、どうにも純粋な感情で見れない。
もちろん、原作に登場していることは認知してるし、存在そのものを否定するつもりはない。
ただ、フェーズ4に入り、完全新規で且つ、主役が白人男性の単独ヒーローは1人も登場していないので、ポリコレへの意識は否定できないと思う。
この年のMCU映画は、MOMやソーも合わせて、全体的に暗かったなという印象。
EGでひと段落したせいか、イマイチ今のMCUにハマりきれず、フェーズ4は全体的に微妙な作品が多い印象。
質より量になってきたなと思った…
新たなブラックパンサー誕生まで
若き王の死という現実を受け入れ、前に進むまでを描いた感じですがヴィランがうーんという感じです。
この敵キャラなら、いままでの中で登場しててもおかしくないし、ブラックパンサーの括りに入れる必要性は鉱石のみで、その他はあまり意味を持たない。
また鉱石の場所が水中など不確定ならワカンダの特殊性を損ねることになりモヤモヤ感が残った。
またワカンダのセキュリティも簡単に掻い潜るのだけど、その理由もハッキリしない。
いろいろツッコミどころがあるんだけど、ブラックパンサーを引き継ぐためだけの物語で、戦いに於いても目新しさも感じず、高揚感を得るものはなかった。
ワカンダフォーエバー
チャドウィック・ボーズマンが亡くなってしまいましたし、代役を立てないという事だったので、鑑賞前は正直「どうなのかなぁ」と思っていましたが杞憂でした。
ティ・チャラ国王の崩御、ヴィブラニウムを巡っての問題に巻き込まれて、タロカンにワカンダを攻撃されてしまう。しかもシュリにとっての最後の肉親である母親まで死んでしまうし、復讐心に取り憑かれて戦うシュリを見てるのは辛かったし、本当に殺してしまうんじゃないかとヒヤヒヤしてました。
戦闘など前作より勢いは少ないのかもしれませんが、タロカンで触れ合った人の事やワカンダの人の事を考えて、最終的に復讐心を乗り越えてからのワカンダフォーエバーと叫ぶシーンは胸熱でした…!
あとリリ(アイアンハート)がスーツ作るシーンは、スタークがアイアンマン1でスーツ作るシーンと重なってそれも「おおっ」となったし、キルモンガーが出てきたのもテンション上がりました。
海辺でシュリが喪服?を燃やしながら、兄のことを思い出して静かに涙を流すシーン…本当に良かったです。
BGMなしで、シュリの息遣いだけ。
すごく切なくて綺麗で、兄妹の仲良い回想で涙が止まりませんでした。
それにしてもチャドウィック・ボーズマンの存在の大きさたるや…。
確かに代役を立てるのも難しいのかもしれませんね。
というか、最近のMCU、味方側の人物が死んでばかりで辛いです。
オコエ姐さん💞
さすがの総制作費2億5000万$
160分かけてもキャビアどっさりメガ海鮮丼の完食は難しかった感じ
テンコ盛でした
追悼、チャドウィック・ボーズマン
43歳。大腸がん。
市川雷蔵も大腸がんだったなぁ。しかも37歳。
若い人にはなんのことだかわからないでしょうけど。一応。
天才シュリの遺伝子ゲノム操作による製薬技術をしても間に合わなかった。
古代から伝わる調合器具はまるでお洒落なインテリア
ブラックパンサー
1960年代の実在のパーティ
公民権運動をささえた自警団
ティ・チャラ亡きあと、
ラモンダが女王に
国際連合に乗り込むラモンダ姐さん
フランス軍の捕虜を入廷させ、こやつらが目に入らんか?と片肌脱いで啖呵を切るアンジェラ・バセット素敵でした。
ヴィオラニウムって超レアメタル
FRANCEはわかるけど、 ETATS UNITEDって、USAを庇っているのか?
リリはアイアンハート
アメリカのヴィオラニウ海底探索機開発したシカゴの学生とは。
やっぱり資源なんですよね侵攻の動機は。資源のない国は奴隷根性丸出しで頑張らねばならないんですな。
某国の南シナ海での油田採掘をネイモアに止めて欲しい。
リリたちを狙うのは
海底王国タロカンの王ネイモア
マヤ文明のククルカン
DCだとアクアマン。
ヨーロッパからの病原体に免疫がないためパンデミックを起こし滅んだという解説もきっちりコロナ禍に寄せてきた
海の民はアバターを先に観ちゃった感満載でした。お得?
シュリとネイモアの駆け引きにより
ブラック・アフリカンとヒスパニック系ががっちり握手。
一人だけCIA出身の白人のおじさんがいました。ミスタードーナツみたいなタブレットをあわててズボンのポケットにしまってました。カッコ悪。
ヤング・ギフティッド&ブラック
二ーナ・シモンに似てるオコエ姐さんのダナイ・グリラ🤩
でも、ヴィオラニウムのアーマースーツはケロロ軍曹にみえたのでアリマス
次作は派手なアーマースーツでのバトルが主体ですかね
日本の戦隊ものに近づきそう
ワカンダ・フォーエバー!
ノー・マーベルファン、ノー・クライ。 哀悼の意を表したいという気持ちはわかるが…。
スーパーヒーローが一堂に会するアメコミアクション映画「MCU」シリーズの第30作にして、ワカンダ国の守護神ブラックパンサーの活躍を描く『ブラックパンサー』シリーズの第2作。
海底帝国タロカンの脅威がワカンダを襲う…。
監督は前作『ブラックパンサー』(2018)からライアン・クーグラーが引き続き務める。
○キャスト
エヴェレット・K・ロス…マーティン・フリーマン。
エリック・キルモンガー…マイケル・B・ジョーダン。
製作はケヴィン・ファイギ。
👑受賞歴👑
第95回 アカデミー賞…衣装デザイン賞!
第80回 ゴールデングローブ賞…助演女優賞(アンジェラ・バセット)!
第28回 放送映画批評家協会賞…助演女優賞!
うーん…。
ライアン・クーグラー監督のファンなので応援したいし、本作の制作を待たずして急逝したチャドウィック・ボーズマンを悼みたいというマーベル側の気持ちもわかる。
しかし、この映画は純然たる失敗作ではなかろうか?
正直言って、MCU全30作品中ワーストと言ってもいいくらい楽しめなかった🌀
まず言いたいのは、物語の入り口から出口へと向かう過程でなにやら齟齬が生じてやいませんか?ということ。
入り口→王女シュリが急逝した兄ティ・チャラの死を受け入れられない。
出口→シュリがティ・チャラの死を受け入れられるようになる。
この二つはガッチリと一致しているのです。それは良いのです。
問題はここから。彼女は兄の死を受け入れるまでの過程で、タロカンの王・ネイモアに個人的な復讐をするために2代目ブラックパンサーとなる。
ブラックパンサーの継承、つまりはティ・チャラの意思を受け継いだかのように見えるこの展開だが、冷静に考えると筋が通っていない。
だって、ネイモアは母親の仇なのであってティ・チャラの仇じゃないんだもん。
ネイモアがティ・チャラを殺害していた、とかなら物語的に違和感はないのだが、全くの無関係であるネイモアを倒し、そしてそれを許すことによってティ・チャラの死を乗り越えるというのは、なんかおかしくないっすか?
クライマックスでのシュリの涙。チャドウィック・ボーズマンの生前の姿が回想されるのは確かに感動的だが、あそこ物語的に考えるなら母親の姿がフィードバックされないとおかしくない?
事程左様に、チャドウィックの追悼と映画の内容をゴッチャにしてしまった結果、何やらようわからん作品になっちゃってる。
お馴染みMCUのオープニングロールをチャドウィック仕様にするという、スタン・リー死去の時と同じ演出を行ったのだから、追悼はそれで終わりで良かったのではないかと思う。こっちは映画を観に来ているのであって、葬式に参列してるんじゃないんだからさぁ〜…。
低温の物語を3時間。流石に長くてダレる。
2時間過ぎたあたりから何度時計を見た事か。
長過ぎる尺にもかかわらず、新キャラクターのアイアンハートやエヴェレット・ロス&CIA長官ヴァルなどに関しては完全に描き込みが不足している。
特にロスとヴァルに関してはマジでなんの為に登場したのか意味がわからん。こいつらの出番カットしたら15分くらいは短くなったんじゃない?
海底帝国タロカンの描き込みも甘い。
どう考えても全世界を相手取って戦争を仕掛けられるほどの戦略も戦力もないでしょ!?地球を飲み込むほどの特大津波を引き起こす事ができる装置がある、とかいう設定だったらまだ話はわかるんだけど…。ご時世的に無理だったのかな?
そういえば、あの急速治癒能力は何なの?タロカン人の体質?でも銃で撃たれたお姉さんは死んじゃったしなぁ。
終始画面が暗かったのも気になるところ。ただでさえ辛気臭い物語なのに、画面の暗さがそれに輪をかけている。
タロカン人の初登場シーンが暗過ぎたのは本当に勿体無い。あの青い肌はかなりのインパクトがあると思うのだが(ちょっと『アバター』に似ているのはご愛嬌😅)、画面の暗さによってヴィジュアル的なインパクトが完全に薄れてしまっていた。
なんで水中特化型のタロカン人に水上戦を挑むんだよとか、砂漠の場所都合良過ぎだろとか、ティ・チャラJr.のことをシュリにまで黙っていたのはなんで?とか、なんか気になるポイントも多々ある。
けど、一番気になるのは終始ヒスってた王女ラモンダ。戦争の原因はこの人の外交力不足とヒステリーのせいだったような気がする。
このキャラクターに全く好感が持てなかったため、全然ワカンダを応援する気になれなかった。
民草を家族の都合に巻き込むなよ!😡
全体的に粗い作りの映画だというのは疑いようもないが、唯一良かったのはキルモンガーの登場シーン!
いや、やはりマイケル・B・ジョーダンは華がある🌸
他のキャストと比べてもスター性が段違い!
前作で死んじゃったキルモンガーだが、今のMCUはマルチバースのおかげでなんでもありなんだから、別世界のキルモンガーがやってきて彼がブラックパンサーを継ぐという展開でも全然よかった…というか、そういう映画が観たかった。
もしくはハーブを飲んだ副作用でシュリの中にキルモンガーの人格が生まれてしまい、『呪術廻戦』や『チェンソーマン 第二部』のような展開になるとか、そういうのが観たかった、なぁ…。
制作直前での主演俳優の急逝という悲劇の中、よくぞ映画を完成させた!という気持ちはある。
映画の出来が粗いのも、よっぽど時間が無かったんだろうなぁ、と察しはつく。
まぁでもそれは観客側には関係のない事なわけで、一観客としてはもっと面白い映画が観たかったというのが本音。
なんでもこの作品で「フェーズ4」完結らしいじゃないっすか。
結局フェーズ4ってなんだったのか?物語を広げるだけ広げて、全く先に進まなかったんだけど…。
これ製作サイドにちゃんと全体像の構想があるんだよね?打ち切り漫画みたいになりそうな予感がヒシヒシと…。
なんにせよ、これでフェーズ4終わりというのはなんか物足りない。やっぱりフェーズの終わりには『アベンジャーズ』をやって欲しい。
"死は終わりではない"
チャドウィック・ボーズマン
1976年生まれ
サウスカロライナ出身アンダーソン出身
ハワード大学と並行して
デンゼル・ワシントンの支援で
オックスフォードの演劇学校へも留学
2003年から俳優業を本格化し
2013年黒人初のMLBプレイヤー
ジャッキー・ロビンソンの主演で
ブレイクし
2018年の「ブラック・パンサー」
はアカデミー賞3部門を受賞
これからが期待された矢先
すでに身体は病魔に侵されており
2020年ロサンゼルスで家族に
囲まれながら43歳で生涯を閉じた
ブラックパンサーは生前に
続編が決まっていたもののチャドの
病状もあり製作はいったん中止された
もののチャドの死を受け入れる形で
キャスト変更なしで製作を続行
という大英断
でどうだったか
現実の主演俳優の死を
原作ありの作品のストーリーへ
変化を与えるという試みは
まず聞いたことがなく
そこに興味を持ち鑑賞しましたが
非常にうまく取り入れられており
「うまいな」と感じてしまう
ものでした
そこに多少の粗さも内包出来て
いて問題なかったと思います
隕石から取り出された鉱石
「ヴィブラニウム」の不思議な力を得た
アフリカの奥地にある
超テクノロジー国家ワカンダの
守護神「ブラックパンサー」
として5つの部族をまとめた
ティ・チャラが病気で危篤状態
妹のシュリはキルモンガーに燃やされて
しまったハーブの再生成を試みますが
間に合わず
ティ・チャラは亡くなってしまいます
シュリは救えなかったことを悔やみ
1年も引きずりますが母ラモンダは
ヴィブラニウム技術を狙う世界各国を
けん制しつつシュリの立ち直りを
促します
しかしシュリは救えなかった要素
ハーブを燃やしたキルモンガーら
含めすべてが憎い心境を吐露
するとそこへ海中の帝国
「タロカン」の王
「ククルカン」とも呼ばれる
ネイモアが現れ
ヴィブラニウムの探知機で
国が脅かされている責任を取れ
開発者を差し出せ
そして我々の存在を明かすなと
色々要求
探知機も置いていったことで
シュリはそれを分析し
アメリカの大学でそれを作った
リリの元をオコエと共に訪ねます
リリはまさしく天才で
探知機は詳しいことを知らず
教授の手伝いをしただけとの
事だったがリリはワカンダで
彼女の保護を決意します
しかしFBIやタロカン勢の
追撃を受けオコエも奮戦するも
リリとシュリをタロカン勢に
さらわれてしまいます
そしてシュリを守れなかった
オコエに
またしても家族を奪われた
ラモンダは激怒しオコエを
解任してしまいます
結局シュリとは生かされたまま
ネイモアに面会
ネイモアの民族が生まれた
きっかけが大陸からもたらされた
疫病であり海中でしか
生きられなくなった事
などを教えられ
シュリが希望してタロカンの
全貌を案内してもらうと
水中ながら民が幸せに暮らす
様にシュリは感動します
それは憎しみしかなかった
心を和らげるものであり
シュリは改めてリリの身柄を
ワカンダで預かることを
ネイモアに進言
しかしネイモアは
ヴィブラニウムの秘密を
明かされ民を守れなくなる
事を理由に生かしておけない
方針を変えず
そんなことをしてる間に
ワカンダを離れていた
ティ・チャラの元恋人の
ナキアがラモンダの命を受け
シュリとリリを救出
その際タロカンの女性兵士を
死なせたことでネイモアは
ワカンダ攻撃を決意します
ワカンダに戻ったシュリや
ラモンダは警戒を呼びかけますが
ネイモアの奇襲が早く街は
攻撃を受けラモンダもリリと
いる時に巻き込まれますが
ラモンダはリリを助け絶命
シュリはとうとう一人になって
しまいます
悲しみと共に復讐の憎悪が
さらに膨らむシュリに
エムバクはラモンダが
平和を望んでいたことを忠告
しますがそれはラモンダの意思
であって私のものではないと
拒みます
志半ばに亡くなった者の
意志を引き継ぐか
それに縛られるのか
答えは出ないところです
そしてシュリはネイモアを
なんとしても倒すべく
送られたブレスレットに
巻かれたヴィブラニウムを
含んだ草をAIに分析させると
例のハーブの組成が判明
シュリはそれを覚悟を決めて
飲みこむと
そこには精神世界が広がり
王の玉座がありました
シュリはチャラだと確信して
近づくとそこにいたのは
キルモンガーでした
ここうまいんですよね
チャドの出演は無理ですが
キルモンガーを出すことで
シュリの中にある憎悪と
復讐の気持ちが勝った感情を
的確に表現できていました
「うまい」とつぶやいてしまう
ところでした
キルモンガーは白人社会に
蹂躙されてきた一族の復讐を
掲げていましたから
シュリも復讐の鬼として
ハーブを飲んだのならと
誘引します
しかしシュリはそこで目覚め
また失敗したと嘆きましたが
実際は超人的なパワーを
身に着けており
自らがブラックパンサーと
なる事を決意します
またシュリは奇襲の中で
ネイモアが皮膚呼吸はできるものの
地上にそう長くいられない
体質を見抜き対策も講じます
リリもアーマースーツを開発
オコエやアネカにもタロカンの
勢力に対抗できるスーツを準備します
そして海中に誘いかけ
ネイモアにやり返すワカンダ勢
奮戦する中でネイモアとシュリは
一騎打ち状態になります
ネイモアを水補給が出来ない環境に
うまく誘い込みついには瀕死に
追い込みとどめを刺すところまで
いきますがそこでシュリに浮かんだのは
ネイモアの生い立ちやタロカンの民たち
ここで初めて憎悪や復讐を越えた
ワカンダの守護神・ブラックパンサー・
シュリとしての決断がはっきりします
結局ネイモアを生かし降伏させ
タロカンの秘密もワカンダが守る
ことで戦いは終わりました
上手い戦いだったのかどうか
わからないワカンダ勢でしたが
ひとまず一件落着
その後シュリはリリをアメリカへ帰し
ナキアのいるハイチでラモンダに
言われた喪装束を燃やして
死の悲しみを乗り越えるうち・・
ナキアが「子供」の存在を教えます
チャラとナキアの子です
いやあ
死後にここまでの作品を
作ってもらえる事は本当に俳優にとって
幸せなことだと思います
ワイスピのように作中では生存している
という扱いもいいと思いますが
こうして死をそのまま受け入れた
作品ってのも観たことありません
確かに
MCUのシリーズを
ここまでアレンジしていいのかと
いう声もあるかもしれませんが
まぁいいんじゃないでしょうか
と言うくらい何でもありな
イメージしかないので
気にならなかったです
チャドの追悼に方向性が
ハッキリしたんでしょうし
それ以外でも最先端テクノロジーの
あふれるアフリカ国家というビジュアルは
大変面白いですしどこか高畑勲ちっくな
生活感の描写も印象的でした
MCU作品も制作頻度が高くなって
色々幅が出てきましたね
堅苦しい
このシリーズはマーベルの中でも特に真面目で前作もあまり好きではなかったのだけど、今回は前作の主人公が亡くなってしまったことでますます真面目で息苦しい。意識を高くしてないと叱られそうだし、露骨に軽蔑されるに違いない。
別にもうちょっとよく話し合えば対立する必要がないような相手と無理矢理戦争している感じだし、苦手な雰囲気のせいか、ウトウトした。
追悼映画やな
最後にチャドウィック・ボーズマンの過去シーン流すのズルいわー泣くに決まってるやん。
アバターみたいな海底人みたいなのいっぱい出てきます。
敵なのかと思ったら、最終的には同盟組むのね。
くるぶし羽おじさんイケメンで好きー
さすがに前作程の面白さや派手さはなかったかも?
映画館で観るほどじゃないかなー
海中のシーンなどの映像美は素晴らしいけど
映画全体としてはうーんという感じ。
前作が良かっただけに、やっぱりチャドウィックが亡くなってしまったのは大きいなと。
王女の成長がメインのストーリーなんでしょうが、上映時間が長い割に半分以上ぐだぐだやってて後半駆け足な印象。
そしてNWHの時同様ビターエンドで終わるので、なんだかなぁとスッキリしない気持ちになりました。
そもそもディズニー+で公開されてるフェーズ4に属するドラマの多くを見ていないので、もしかしたら話の流れが分かっていないだけの可能性もありますが(笑)
最近のMCUはもう当然のように、見てるよね、知ってるよねっていうテイで話が進んでいきますからねw
もはや義務でMCU映画を見てる感もありますが、
いつものエンドロール後おまけでまた続編やることが示唆されてたので、続編が公開されたら観には行くことでしょう(笑)
ヴィラン誕生って感じ
ティチャラを失ったワカンダと新たに出てきた海の帝国の復讐合戦。
まず、私はMCUの中で1番ワカンダの世界観が好きで、今作も新しい海の帝国が出てきてまた海の中にすごい文明があって綺麗だったし、本格的な部族間の戦闘も見れてすごい楽しかった。やっぱ私はオコエ推しなのでアメリカでのカーチェイスから海の帝国のヤツと戦うシーンがめちゃくちゃ好きだった。
そして、母ちゃんめっちゃカッコ良いし、オコエを追放するところはちょっと酷いと思ったけどあのセリフと迫力に充分説得力があってかなり名シーンだと思う。新しいブラックパンサー登場も、あれはどちらかと言うとヒーロー誕生より半ば闇堕ち的なヴィラン誕生っぽいから音楽のテンションも暗めでかっこよかった。
と、ここまで好きなところを言ったのでちょっとん?と思ったポイント。個人的に『スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム』と同じような胸糞悪い感じを少し感じた。まだ人としては未熟な若者は、こんなに大切な人を失って暴走しないといけないの?と思った。
ブラックパンサーを自分の望みのために使うって、NWHのピーターと同じような失敗をしてるように見えるんだよなぁ。気高くて完璧なティチャラと強い威厳を持った母ちゃんを失って、次は自分という重荷もあったのだろうけど、その重荷、ティチャラの息子の登場で簡単に解消されてるように見えて、何だったんだ結局って思った。
スパイダーマン演じるトムホと違ってシュリ役の子はキャリア的にもまだ主役を張るには早いというのも相まって、その子にブラックパンサーを着せるにはこの展開だ!、っていう思惑にも見えちゃって。「ワガンダフォーエバー」そこで言うんかい!とかね(笑)私はシュリとオコエとナキアが3人で協力してブラックパンサーやるのかなとか思ってたからな(笑)
悲しみを越えて
初っ端からティチャラのお葬式で、悲しくなってしまいました。ティチャラ、そしてチャドウィックボーズマンのいないブラックパンサーは、やはり寂しい。オープニングロゴとラストの思いを馳せる走馬灯のような回想には涙が堪えられませんでした。特に本作であまり笑顔を見せないシュリがティチャラといる時は本当に楽しそうな表情をしていて、心打たれました。
タロカン族登場時はつい、「あれ、アバター観てるんだっけ」と思ってしまいました。上映前に『アバター ウェイオブウォーター』の予告編が流れたので余計に思考が乱されました笑
海に住むもの=青色の肌という定型があったりするんですかね…海に溶け込む色で綺麗ではありますが。あまりにもアバターなので、別の色でも良かったかも。私の好みだと白とかどうかなと。海にも映えそうだし、黒対白で画面が締まりそうです。
タロカン族の過去回想はちょっと早足…『ソー:ラブ&サンダー』でも同様に感じましたが、MCU自体があまり敵を詳しく描かない傾向にある気がしています。敵が魅力的だと作品がぐっと良くなると思っているので、もう少し深掘りして欲しかったです。それこそ前作『ブラックパンサー』でのキルモンガーの描写はシリーズ随一だったと思います。ネイモアは今後に期待していきたい。
まさか1作品でお葬式を2回も観ることになるとは…。シュリには辛すぎるし、更にはブラックパンサーを継承することになり、背負わせすぎに感じてしまいました。
継承の儀式で会うのがキルモンガーだったのは驚きでした。その後のネイモアとの決着までの流れでシュリの葛藤と決意を示すところが良かったです。
ただ、全体的には予想しやすい展開。にもかかわらず重く暗い雰囲気が抜けないため、爽快感があまりない。序盤のシュリとオコエさんとリリが一緒にFBIから逃げるあたりが一番ワクワクしました。
シュリとのやり取りがかわいかったリリウィリアムズ、MITの学生と聞いておっ!となりました。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の彼らと関わることはあるのでしょうか…。彼らとも仲良くなれそう。アイアンマンのオマージュっぽいのもちらほら。ここにも継承を感じました。ディズニープラスで彼女が主役のドラマも決まっているそう。
笑った場面はリリの「悪役はドレスに着替えさせる」と、ミッドナイトエンジェルに対するオコエさんの反応。シュリは厨二的なネーミングが好きなのでしょうか笑
あと今後気になるのがヴァル。どこかで見たようなと思ったら『ブラックウィドウ』と『ファルコン&ウィンターソルジャー』でも少し出てました。人を唆してヒーローと敵対させているイメージなのですが、意外と今後の重要人物になるのでしょうか。ロス捜査官の元妻という意外なサプライズ。
悲しみを乗り越えて継承していこうという製作陣の強い想いを感じる作品でした。
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