「作品の方向性」ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー ヒックス伍長さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5作品の方向性

2022年11月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

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興奮

2020年に亡くなったチャドウィック・ボーズマン。
本作はティ・チャラ役に代役を立てず、チャドウィックの死をそのままストーリーに組み込んだ形となっている。
志しは素晴らしいと思うが、そのため主人公の不在感が色濃い。
さらに本作の敵は、コミックでは最古参のヒーローであるネイモアなのだが、やはりというべきか、先のDCヒーロー「アクアマン」と比較すると、どうしても見劣りしてしまうのも事実。
原作コミックからの流れもあるとは思うが、ネイモアの設定そのものにアップデートが必要なのではないかと思う。
色々練られたプロットだとは思うが、サノス戦の後に謎の海底帝国との争いは、個人的には盛り上がりに欠けた。どうせなら劇中で語られていたアメリカやフランスとの国家間のトラブルを絡ませ、王位継承と今後のワカンダに焦点を絞った方が話が分かりやすかったのではないかと思う。

ヒックス伍長