劇場公開日 2022年7月8日

「コメディアン・ソー」ソー ラブ&サンダー サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5コメディアン・ソー

2023年5月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

興奮

タイカ・ワイティティのセンスが最高!
MARVELはジェームズ・ガン、サム・ライミ、そしてタイカ・ワイティティの3人で回して映画撮ってこうよ!笑 本当にこの監督のコメディは面白い。腹の底から笑える。しかも、映像は美しくてカッコイイ。ああ、好きだな〜この映画。

前作よりもストーリーの規模は小さくなったものの、その分映像のスケールが段違い。映画館で見たい、惚れ惚れとする映像美に酔いしれる。ドクターストレンジに引き続き、これまたお金を贅沢に使っているね〜笑 神々しさを一瞬で感じさせる、息苦しいほどの金色。色が失われた世界に輝く、赤の光。音楽で楽しませるジェームズ・ガン監督に対し、タイカ・ワイティティ監督は映像で観客を楽しませてくれる。コメディなのに、抜かりない華やかさ。たまらんな。

もう、ソーはアスガルドを守る王というよりも、笑いを誘うコメディアンのような存在になりつつある笑 ヴァルキリーなんかとの会話の掛け合いが面白く、危機的な状況でありながらも、笑って楽しませようとするソーの能天気さが大好き。1の頃のソーをしっかり残しつつ、更なる魅力を発揮。MCUキャラ最多となる、4作品もの単独作品がありながらも、未だに愛されるキャラを演じ続けるクリス・ヘムズワース。タイカとのコンビネーションはビビるほど最高だ!

なにより、ガーディアンズの登場が嬉しい。
ダブルクリスの会話が笑えて笑えて笑 クリス・ヘムズワースの前では、クリス・プラットが黙りとなってしまう所なんて、何回みても笑える。ソーに対する扱いの雑さが、アベンジャーズでは見られないシーンであるため、こういうのは大好物。ソーもガーディアンズに仲間入りしたら?

最近のMCUにしては珍しい、すっごい勇気づけられるラストバトル。MCUで1番教育にいいのでは?笑 勇気を持つことは素晴らしいんだ!ソーがめちゃくちゃカッコ良かったし、アスガルドの王に相応しい人物は彼しかいないんだとも思えた。悪役の描きもとてもよく出来ていたし、いい終わり方。一切退屈することなく、これほどまでのラストを見せてくれるとは。流石だな。

結構コメディに振っているため、しっかり見れば雑な部分も多々あるけれど、個人的には大好きな作品でした。ドラマは当たり外れ酷いけど、映画はどれも最高だな〜。やっぱり、コメディとソーは期待を裏切らない!

サプライズ