「ガハハな神様の愉快な旅はつづく。」ソー ラブ&サンダー 村山章さんの映画レビュー(感想・評価)
ガハハな神様の愉快な旅はつづく。
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MCUではソーが好きで、この空気の読めないガハハ神様キャラにファンタジーならではの楽しさを覚えていたからなのだが、MCUが進んでいく中でもソーはあくまでもソーらしく(微妙な路線変更はありつつも)成長を遂げていて、今回もどこか能天気なままでいてくれて本当によかった。
またソー・シリーズがちゃんと独立したシリーズとして成り立ってることも気に入っている理由のひとつなのだが、シリーズの中でも2大キャラ(ロキはケタ違いなので脇に置く)であるヴァルキリーとジェーンがひとつの画面に収まりながら、ちゃんとソー的な世界の中でいきいきと活躍していて、なんだか一座感があって嬉しい。
最後に子供たちを戦いに駆り出す展開に賛否があるようだが、自分としてはアスガルドの民は勇ましく戦って死なないと成仏できないと信じているカルトだと聞いていたので(現実のカルトとリンクするなら問題あると思いますが)、子供たちが戦士になるチャンスがあるなら今しかないでしょというタイミングであり、いい盛り上がりだなあとすんなり楽しんだ。ソーやアスガルドの民は神様なのだから、まあ人間の悩みとかとは違ってるんでしょうと思える便利さもある。
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