「見どころは多いが...」ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス Raiさんの映画レビュー(感想・評価)
見どころは多いが...
悪かった点
1.マルチバース言うてるけどそんなに色々な世界行ってない
2.序盤に上がりに上がった熱を中盤に冷め切れてない
3.アメリカチャベスを呼ぶ時にアメリカと言ってしまうせいで地名と勘違いしてしまう
4.ヴィシャンティの書、インカージョン、イルミナティ、、ドリーム・ウォーカーなど専門用語が多い
5.MCUお得意のサプライズ登場で出てきたやつ誰やねん
五つほど個人的に悪かった点があるが特に悪かったのは二番目だ、
今作品は見どころは多いが三幕構成がうまくいってなくスパイダーマンNWHと比べると面白くなかった、最初からクライマックスな展開のせいで中盤に熱が冷め切らないまま終盤へと向かっていってしまった。序盤からいきなりスカーレットウィッチと魔術師たちとの戦いがあり、その後アメリカが追い詰められストレンジと共に漫画の宇宙やジュラ紀を彷彿とさせる宇宙など様々なマルチバースを経由してアベンジャーズやソード、シールドでもない、イルミナティという組織に守られている宇宙に辿り着く流れになっている。この宇宙で長い間過ごしたり、他の宇宙でも旅するような形になっていれば序盤の熱を冷ますことができたと思うが、この宇宙で過ごしたのは数時間ほどと言うだけでなくスカーレットウィッチなんかよりストレンジお前の方が脅威やみたいに言ってたイルミナティを一瞬で壊滅させるなど人が面白いと感じる緊張と緩和における緩和の部分(スパイダーマンだとヴィランたちの治療の方法を模索するところ)が全く機能せず終盤へと向かってしまいそこが観ていて面白くないと感じてしまった。
かといい、序盤のスカーレットウィッチと魔術師たちとの見応えのある攻防戦、アメリカ・チャベスとストレンジともに体験する様々なマルチバース、ストレンジが変異体との戦闘シーンでのおしゃれすぎる音符を用いた戦いや、ゾンビストレンジがウォンを助けるシーンにて、一作目では感情をあまり表に出さなかったウォンが笑顔で「ストレンジ!!」と叫ぶシーンなど言い出したらキリがないほど
見応えのあるシーンがたくさんあるので映画館での鑑賞を推奨します。
最後に、
ワンダ死ななくて良かった。。