「いよいよ大量生産方式」ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス Masuzohさんの映画レビュー(感想・評価)
いよいよ大量生産方式
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サム・ライミ
ミシガン州立大学を中退して作り上げた
「死霊のはらわた」がヒットし名前が売れ
ホラーなどカルト映画中心ながらマニアから
高い評価を得ていた映画製作者
コミックファンでもある事から引き受けた
スパイダーマンシリーズで一般にも知られ
ホラー映画の製作に関わるものの
幅広いジャンルで活躍している
個人的には
キャプテン・スーパーマーケット
がわけわからんながら面白くて
好きである
スパイダーマンNWHで出てきた
今いるここと別の宇宙「マルチバース」
という概念を前面に出した
ややこしいテーマの今作
それによってスパイダーマンの
主役3人が同時に登場するなどし
メタ的な視点が拭えませんでしたし
賛否両論あったところ
今作は3Dで観ましたが迫力十分で
エンタメに昇華してて映像的には
楽しめましたがもう世界観は
グチャグチャなまま押し切ってますね
ただ冷静に考えて見ると
「仁義なき戦い」や「極道の妻たち」で
松方弘樹やかたせ梨乃が新作ごとに
何度も出てきてはマシンガンで
蜂の巣になって死にまた復活してくる
ようなもんだと思えば不思議と
納得できるものです(?)
MCUで各ヒーローの世界観をくっつけて
いくごとに発生する矛盾を解消
するためにこうしてきたかって感じ
ある意味「続き物」として観る必要も
なくそうとしているんでしょうね
見方を変えればのっぺりとした
量産品然とするようになってきた
ということ
映画自体はさすがサム・ライミ
後半はもういつものホラー映画じゃないか
と言う演出でしたがコメディ色も
忘れておらず
もう1作1作小分けにして観ろってこと
なんでしょうね
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