「マルチバース」ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス シンジマンさんの映画レビュー(感想・評価)
マルチバース
ドクターストレンジの単独2作目。
単独作だけど一作目以降にもクロスオーバーで色んな作品を経ての作品なので2作目な気がしないw
冒頭のマーベルのロゴがストレンジ多めに変更されてたかな?
内容は
悪夢を見てうなされるストレンジ。
元カノの結婚式に参列直後に謎のモンスターが街を襲う。
モンスターを倒し悪夢に出てきた少女を助ける。
どこから来たかを尋ねると少女(アメリカ・チャベス)はマルチバースを行き来する能力を持っていることが分かる。
マルチバースについて何か知っているか、
かつて共にサノスと戦ったワンダのもとに尋ねるが…
ワンダはスカーレットウィッチに覚醒していて、
邪悪な書物「ダークホールド」の影響で闇落ちした状態になっており、全ての元凶だった…
といった流れで話は進む。
感想は…
いきなり悪夢(悪夢は別ユニバースの出来事)から始まったりワンダが既に闇落ちしているとこから始まったりかなり早い展開でストーリーが進む印象だった。
フェーズ4のドラマ一作目ワンダヴィジョンやアニメ作品のホワット・イフを見ていないと話についていきにくいかも。
要所要所でサム・ライミ節な演出がありMCUではなかなか味わえないホラー感を味わえた。
別ユニバースに存在している子ども達を手に入れる為に手加減無しに襲ってくるワンダはかなり怖い。
予告でも出てきた秘密組織のイルミナティも登場。
メンバーは別ユニバースのキャラ達。
モルド、キャプテンカーター、ブラックボルト、
キャプテンマーベル(マリア・ランボー)、
リード・リチャーズ(ファンタスティック4のメンバー)、
そしてXメンのプロフェッサーX。
サプライズな登場…と思いきやモルド以外全員ワンダによってあっさり殺されるw
割とエグめに…
他のキャラもだけどここまで人が死ぬシーンをはっきり描くのはMCUでは珍しいかもしれない。
ストレンジVS闇落ち三つ目ストレンジの音ゲーバトルや、
ゾンビストレンジ、悪霊…
など今まで描かれなかった演出や表現が沢山見れた。
終盤では我に返ったワンダが全ユニバースに存在するダークホールドを破壊し事を収める。
ワンダの生死は不明だけど死んでる気はしない。
最後は、日常に戻り街へ出るストレンジ。
するとダークホールドを使った代償?で三つ目が開眼し幕を閉じる…
マルチバースという難しいテーマなのに約2時間でかなり綺麗に纏まっていたと思う。
理解し難い部分はあるけど見応えたっぷりな作品だった。
ポストクレジット
・新しい謎のキャラ、クレア(演:シャーリズ・セロン)が登場。
インカージョンの修正が必要とストレンジに告げ開いた時空の先には1作目でも出たダークディメンション。
三つ目を開いたストレンジがクレアと飛び込んで行く。
・自分の顔を殴り続けてたピザボール屋のオジサン。
魔法の効果が切れ第4の壁を突破しカメラ目線で「終わった!」と喜ぶ。
演じているのはライミ作品でお馴染みのブルース・キャンベル(スパイダーマンではリングアナを演じてる人)。