「スコセッシいわく、」ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス strikesbackさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0スコセッシいわく、

2022年5月5日
iPhoneアプリから投稿

単純

かのマーティン・スコセッシは「MCUは映画というよりもテーマパークに近い」と言ったらしいですが、同じような印象を持ちました。

MCUは劇場で全て観ていますが、ドラマ(というより家庭サイズの画面に収まるテレビシリーズ)には興味がないのでワンダヴィジョンなどは未見。それらをも押さえておかないと楽しめないようなのはごめんこうむりたい、と感じてしまいました。スパイダーマンNWHまではギリギリそんなことはなかったよ。

子供がいる設定など劇場版ではなかったし、それがホントはいないとかお前が作ったんだとか、どうでもいい。裏面もいくつもあるなら今どこだっけとかコイツどこからきたんだっけとか面倒くさい(スパイダーバースはデフォルメされたアニメでわかりやすかった)。スカーレット・ウィッチがアベンジャーズでは一番好きだったけれど、ヴィランになったのはしようがないにしても、いつのまにか裏面劣化アベンジャーズみたいなのを寄せ付けず、本当にパワーバランスをぶち壊すほどに無双になっている。

みんなMCUに存分に時間を割いてどハマりしているわけではなく、あまたある映画の1コンテンツとして観続けているライトな層もいるわけだから、それをもう少し大切にしてほしいと思いました。

と言いつつ詳しい方に教えていただきたいのですが、ダークホールドとヴィシャンティの書とアメリカ・チャベスの持つ能力は、結局どれも「マルチバースを行き来できる」ということなのでしょうか?最初の2つは違いもよくわからない。いわゆるマクガフィンってやつで、結局何であってもどうということはないのかもしれませんが。

ちゃんとIMAXで観たのですが今作は今ひとつ、しかしシャーリーズ・セロンも参入、次のソーではあのナタリー・ポートマンまでもがヒーロー化するということで、Disney+には入らないまま劇場には足を運び続けることにはなります。

strikesback