ロボット修理人のAi(愛)のレビュー・感想・評価
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爽やかな気持ちになりました
辛い過去を持ちながらも明るく日々懸命に働く倫太郎。少年から青年に成長する短い間の複雑だけど爽やかな倫太郎の演技はとてもナチュラルでどんどん引き込まれていきました。
榛名湖の自然の美しさも見事で雄大な映像美にも癒されました。
謎が明らかになり繋がっていくと色々なことを考えさせられました。
観終わった後は爽やかな風が吹いたような気分になり、毎日を大切に精一杯生きていこうと想いました。
科学主義的な作品が多い中で
科学主義的な作品が多い中で、奇跡を起こす面白い作品でした。皆さん、気づいているだろうか?科学も宗教であることに。科学という宗教から脱していない作品が多い中で、科学的ではない珍しい作品でした。妥協して、この世は科学的な世界だとしよう。しかし、この世でない世界はある。例えば、小説の世界、夜見る夢の世界。これらは、科学的な世界ではない。ということは、この世も科学的な世界でない可能性はある。数字は物質でないわけだし。中世は神の時代だった。近代になり、理性、つまり科学的な世界が全盛になった。要するに信仰する対象が神から、科学に変わっただけだ。科学的な世界から脱する新たな時代は、存在論だろうと予測する。How は科学、Why、は宗教、What は哲学。科学は説明にすぎない。存在を感じる時代がいずれくる!
榛名湖、良い場所を選びましたね
ときどき鑑賞して心のササクレを治したい
ファンタジー映画である。タイトルにあるようにAIが登場する。アイザック・アシモフが紹介したロボット工学三原則の見本のようなロボットが、HONDAのASIMOやSONYのAIBOだと思うが、本作品ではSONYのAIBOが扱われる。AIBOはその名前のとおり、AI搭載のロボットだから、機械的な駆動部分と、飼い主との触れ合いを学習するソフト的な部分によって成り立っている。初期の販売価格は185,000円で、中古の軽自動車が買えるくらいの高額だ。しかし生きている犬はもっと高いし、エサ代や病院代、小物類の消耗品費や犬が壊す家の修理費などを考えると、AIBOは費用対効果の面でとても優れている。それに衛生的でもある。
本作品の主人公倫太郎は、終映後の舞台挨拶で主演の土師野隆之介くんが紹介したように、孤児ではあるが周囲の愛に支えられてグレることなく真っ直ぐに成長し、みんなから愛され続ける人気者になった。それはみんなの愛によって、倫太郎自身が思いやりのある、愛のある少年に育ったからである。それに加えて頭がよくて身体が丈夫な働き者なら、人気者になって当然である。
町ぐるみで応援されている倫太郎だが、孤児である以上、出生の悩みはどこまでも付いて回る。本作品は偶然から出生の秘密に迫ることになった倫太郎がどのように振る舞うかを描く。存在さえ忘れていた妹との邂逅。ファンタジーらしく幻想と現実が上手く交錯する。
AIBOは現実のシーンと幻想のシーンの両方で活躍する。AIBOがなかったら本作品は成立しなかったかもしれない。AIBOの修理を完璧なレベルにしたいという倫太郎の、エンジニアというよりも科学者のようなこだわりも、AIBOとともに本作品に不可欠だと思う。
総じてとても優しい作品で、街の人も倫太郎自身も、思いやりに溢れている。こんな町が本当にあったらすぐにでも引っ越したいくらいだが、ファンタジーはあくまでファンタジーだ。現実は上手くいかないことだらけである。
しかし本作品がDVDやブルーレイになって発売されるようであれば、ときどき鑑賞して心のササクレを治したい気がする。
何度観ても新しい発見がありそう
榛名湖の美しい映像と音楽に癒されます。主人公の倫太郎は辛い過去があるとは思えない好青年で、演じられている俳優さんも役に合っててとても良かったです。AIBOも可愛かった。あちこちに散りばめられた伏線が、後半一気に回収されます。何度観ても新しい発見がありそうな映画でした。
ほっこり時間
もう一度みたい
主演の土師野くんの真っ直ぐな演技に感動しました。 榛名湖の情景の美...
今の我々に必要な映画
進撃の巨人並みの伏線回収
期待大(*^^*)
一度観たらもう一度観たくなる
そこまで判ってたらみつかります。
機械修理が大得意で何でも器用に熟す16歳のフリーター少年が、最終型AIBOの修理依頼を引き受けて巻き起こる話。
東京で暮らす老婦人が大切にしていた亡き息子の残したAIBOが故障し、その修理を請負うというストーリーなんだけど、話を広げるというよりも、取って付けたちぐはぐな感じの何だこれ?と思うシーンや無理矢理説明台詞で語るエピソードの多いこと。
終映後舞台挨拶で監督が、パンフレットに説明や背景が沢山書かれている語っておられたけれど、それをみなきゃ判らないってことは、映画として完結出来ていないってことですよね…。
メインストーリーもご都合主義を通り越し強引に持って行く感じで最早白々しさを感じてしまった。
榛名湖周辺の地方創成作品ということなんだろうけど、ファンタジーだからと何でも有りにされちゃあね。
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