「こういうのを見たかった」ドラゴンボール超（スーパー）　スーパーヒーロー　宮西瀬名さんの映画レビュー（感想・評価）

先に悪い点を並べる。

懐古主義で恐縮ではあるがどうしても「ドラゴンボール超（スーパー）」のノリが合わない。
ポップ過ぎるというか。
なによりビルス様のビジュアルとか性格とかあまり好きになれない。

また、今回は“うっかり”で悟空やベジータが出ない。
だから、どれだけ悟飯やピッコロが追いつめられても危機感というか緊張感がない。
やはり悟空とベジータが共闘して何とか一体倒したものの、その後うじゃうじゃメタルクウラ出てきた時の絶望感が忘れられない。
悟飯とピッコロにスポットライトを当てるための工夫だから、仕方ないと言えば仕方ないが、追いつめられた感がほしかった。

ただ、内容は満足。
やはりストーリー後半はかませ犬役で、Zの映画版ではいつも登場がカッコ良くてその後はボロ雑巾のようにやられるピッコロが活躍するエピソードは熱い。
あと悟飯のカッコ良さも多く見られ、敵キャラに物足りなさはあったが見どころがあった。