「いつもと違うから良い👍」ドラゴンボール超(スーパー) スーパーヒーロー nekoさんの映画レビュー(感想・評価)
いつもと違うから良い👍
お得意の地球の危機。
冒険漫画からバトル漫画になって久しい本作品、今作も例に漏れずバトル、バトル、バトル。
インフレ起こし過ぎて作者が続けるのを嫌になるほど、同じ展開を繰り返してたどり着いた新境地。
主人公たる悟空を必要としないって、思い切りましたね。
結局のところ悟空って、サイヤ人という野蛮な生物であるが故に、戦闘狂で一般的な社会生活を送れず、自分の居場所にこもって趣味に興じる、謂わばニートと変わらない人物のため、どうしても昔から共感しにくいキャラクターであった。初期はブルマ→クリリンがツッコミ担当だったが、作品がバトル中心になっていく中で、どんどんツッコミ不在となっていき、何みてるのかよく分からないモノになっていった気がする。
今作でピッコロが請け負ったまともな父性を持った常識人という役回りは、同作初期のドクタースランプのようなギャグ漫画への回帰を促進させ、より鳥山明作品のカラーを復活させられてる。
懐かしくも新鮮な感じが好き。
もちろんバトル自体も、CG作画のクオリティが目を見張る程に良くて、漫画絵がそのまま動くという、スパイダーバースやthe first slam dunk と肩を並べる新時代の映像表現。戦闘も動きが派手ながらも見やすく、楽しめる。
新人造人間は今後にも絡むでしょうけど、またインフレとキャラ渋滞など、どうするんでしょうね。
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