「近年のドラゴンボール劇場版4作品の中で一番いい!」ドラゴンボール超(スーパー) スーパーヒーロー THETAN360°さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0近年のドラゴンボール劇場版4作品の中で一番いい!

2022年6月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

結論からいうと、「神と神」「復活のF」「ブロリー」「スーパーヒーロー」の4作品の中では、今回の「スーパーヒーロー」が一番面白い。

まず、「ピッコロ大魔王ではなく、ただのピッコロ」さんが主役なのが、斬新で面白い。
ピッコロがそんなことするの!?っというところは多々あるが、意外とそこが子供たちより大人がクスりとしてしまうポイントかもしれない。
3DCGなのはプレステとかスイッチのゲームっぽくて残念だが、うまくはできている。

ピッコロ役の古川登志夫さんは御年75歳でこれだけ演じられるのかと、驚かされます。
たしかに少し前とは高音の伸びが違いますが、今回の役柄の優しいピッコロさんには合っていると思いました。
野沢雅子さんも以前と比べてしまうとやはり声の張りが弱くなったなぁっと感じますが、
御年85歳でこの映画を一本(しかも毎度のことながら三役)をやり遂げているのが素晴らしいです。
※余談だが、今年、街でバッタリ野沢雅子さんにお会いしましたが、オーラ(いや、やはりこの場合「気」か?)がすごくてすぐに野沢雅子さんだとわかった。コロナとかもあるので握手をお願いできなかったのが残念だった。

あと、若本規夫さんが一言も「言葉」としてのセリフがないのに、めちゃくちゃ全開(MAX)の演技をされていた。台本にどう書いてあったのか知りたいぐらいである。

ストーリーは「レッドリボン軍」がことの発端なので、全然ドラゴンボール(無印)見たことないとなると細かいところの演出の意図に気がつかないこととかがあるかも。逆に、今回は「ドラゴンボール超」ということもあり、原作までしか知らない人は置いていかれる部分が何箇所かあります。100パーセント楽しみたいなら、「ドラゴンボール超」を見ておいた方が楽しめると思います。(超は無茶苦茶ですけどね。)

バトルに関しても前の三作品は結局決着つかずで終わるが、今回は一応の決着を見るので、ラストの気持ち悪さ、モヤモヤがあまりないです。

もし、また劇場版があるとすると、おそらく4、5年は先だろうから、その時にどれだけオリジナルキャストかわからないので、ドラゴンボールZでTVオリジナルのシナリオにイライラした心当たりがあるぐらいのドラゴンボール好きさんはぜひ劇場で見たほうがいい。
もちろん、IMAXがおすすめ!

THETAN360°