「師弟愛」ドラゴンボール超(スーパー) スーパーヒーロー コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5師弟愛

2022年6月15日
iPhoneアプリから投稿

このところ影の薄かったピッコロ・悟飯の師弟コンビで世界を守るお話に特化。
強さのインフレが酷くて、もはや神様たちとタメを張る悟空やベジータ、ブロリーには、レッドリボン軍程度では敵にならないと思っていましたが、師弟がパワーアップするきっかけ話として上手くまとまっていて、満足度は高かったです。
怪獣映画みたいな展開に笑えたし。
悟飯・ビーデル・パン・ブルマに振り回されるピッコロが、あまりにも可愛くて困ったけども。

いい意味で、東映アニメの「テレビシリーズの劇場版」らしさがあって、つまりは番外編っぽさが強かったです。

あと、デジタル作画&CG彩色が取り入れられていましたが、アメコミっぽくてちょっと違和感。
色味の面でぬめっとしたテカリが気持ち悪かったのと、引きのシーンが多く、戦闘のメリハリがやや弱かったです。
アクションでの回り込みなどを考えているのだろうと思いつつ、加えて作画スタッフの確保の問題や、世界配給を考えての選択なんだろうなと推測しました。

また、内容はいかにも「続編があります」という作りにもなっていました。

今回、ネット記事でピッコロ役の古川登志夫さんの声にSNSで劣化だのイチャモンつけた人がいたことを知りましたが、観てみればそんなことはなく。
むしろ、悟空、悟飯役の野沢雅子さん(85)の声が、ふがふがな老人っぽさが出てきていて、そちらの方が心配になりました。
「あと何作作れるだろうか」
続編やるのなら、お早めに、とも思いました。

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コージィ日本犬