「ドラゴンボール の今後を占う作品かも」ドラゴンボール超(スーパー) スーパーヒーロー 灯台モトクラシーさんの映画レビュー(感想・評価)
ドラゴンボール の今後を占う作品かも
「好きな漫画は何か」と聞かれれば私はドラゴンボール とダイの大冒険を挙げます。そんな個人的には最高級に好きなドラゴンボールの新作とくれば見ない訳にはいきません。
とは言え、3年間コンテンツとして何の動きもなかったのはドラゴンボール室なんて作った集英社は何してたんだという不満もありました。で、ここで満を持しての新作映画なんですが今回の主役は悟空・ベジータではないんですね。私はサイヤ人偏重一辺倒ではこの先飽きられてしまうし、他のキャラクターだって十分魅力的なので今回の悟飯とピッコロに焦点を当てた作りは良かったと思います。でも3年間を空けた再始動で世間的にはどうなのかと心配にはなりました。なのでこれがウケればドラゴンボールの今後も安泰かなと。
さて、今回の主役は悟飯とピッコロです。というよりピッコロさんが主役です。悟飯一家とピッコロとの関係性が面白い。大魔王だった面影は既になく、すっかりパンに懐かれて幼稚園のお迎えや修行に付き合ったりお爺ちゃんの佇まいは微笑ましいです。悟飯やビーデルは仕事が忙しくて子供の世話が出来てません。ピッコロさんがいなかったら家庭崩壊してますね。
敵は今回もRR軍の復活を目論むレッド総帥の息子とD rゲロの孫。みんな過去の関係者で真新しさはない設定です。ここでちょっと違ったのはD rヘドはヒーローに憧れており、完全な悪人ではなかったという事。悟空一派を悪の組織であると騙されて利用されていたというところでしょうか。ラスボスは大方の予想通りセルでしたがセルである必要性はなかったかな。
悟飯とピッコロは新形態登場しますがピッコロはともかく悟飯はアルティメットのままでよかったんじゃないかと。
というか毎回弱体化から復活覚醒は悟飯の様式美ですね。社会人やってるとなかなか運動する気力も起きないのである意味リアルかもしれません。
ラストに悟飯が魔貫光殺砲で決めたのは気分が上がります。ピッコロが足止めしてるところに狙撃するにはあの技以外無いですね。昔ベジータは欠陥技扱いしてましたがw
今回脇役に徹した悟空とベジータはストーリーに一切絡みません。終始ビルス星で修行してます。ここで面白いのはゲスト登場のブロリー組。ビルス様はチライに一目惚れしますがこれ絶対フラれるヤツやん。それとジレンが超強かった理由なんかも語られて何気に興味深い情報があったり
本筋以外にも話が作れそうなネタが散りばめられていて私は大いに気に入りました。
次作も楽しみに待ちたいと思いますがまた何年もコンテンツごと放置はやめ欲しいですね。