「主人公はピッコロ」ドラゴンボール超(スーパー) スーパーヒーロー サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)
主人公はピッコロ
ドラゴンボール、懐かしいな〜。初期のドラゴンボールは見ていたけど、最近のは全く知らない。見ようかギリギリまで迷ったが、劇場へ。と思ったら、なんと席がいっぱいでは入れず。これは悔しい!と次はしっかり予約して劇場へ。完全にドラゴンボールの人気を舐めてましたね笑 今日は朝から映画館に来ていたのですが、まさかの長蛇の列。鬼滅の時より凄かったな...笑
そして、肝心の中身はと言うと...微妙。こんなもんだっけとガッカリ。オラ、ワクワクしねぇぞ
前半はスゴくワクワクしました。
最近のを見ていないものにも、子どもたちにも優しく親切にこれまでのあらすじを説明してくれ、おかげで「よく分からない」があまりなく、楽しめました。ええ!こんなことがあったんだ!という驚きもあって、久々のドラゴンボールにテンションぶち上がり。最高の引きつけ方でした。
ピッコロとパンの微笑ましいシーンやクスッと笑えるギャグシーン、いくつになっても心動かされるアクションシーンには歓喜。個人的には悟空とベジータ、ビルスたちの会話がお気に入り。「一方その頃...」というナレーションがふと出てきましたよ。戦いももちろんいいんだけど、あの平和な空気が好きだったな〜と思い出しました。肉を頬ばったり、アイスを食べくったり...朝から何も食べていなかった私にはキツかったですが笑
ただ、フルCGってのはちょっと...笑
途中から慣れたけど、やっぱりこれはドラゴンボールらしくない。生ぬるいのにぎこちない。劇場版だからとこんなふうにしたのかもしれないけど、余計に映画館で見るようなクオリティじゃなくなっている。悪役の動きはいつまでも気持ち悪かったし、文字が出るところとか、1号2号とか、とにかくダサすぎ。色々とガッカリ。
そこまで長い尺、なんなら短い尺なのにかなり長く感じた。アクションシーン、長すぎやしませんか。蛇足感半端なくて飽き飽き。ちょ〜眠たくなったよ。ラスボスとの戦闘シーンに見応えが無い。さらにパワーアップした覚醒ピッコロが「え、こんなもん?」って感じだったし、ハラハラドキドキワクワク全くしませんでした。通常アニメの方がよっぽど面白いよな、これ。こんなんで子どもたちは満足出来たのかな...。
ピッコロに焦点を当てて物語を展開していったのは非常に良かったんだけど、残念ポイントが多すぎた納得のいかないドラゴンボールでした。興行収入はかなり得れるから制作陣は大満足かもしれないけど、ちゃんと意見を取り入れて今度からはもっと見応えのあるものにして、観客までも大満足にさせてほしいです。