「ピッコロ"さん"」ドラゴンボール超(スーパー) スーパーヒーロー ハムカツ太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
ピッコロ"さん"
今回はとにかくピッコロさん
ピッコロさんのことを、「ピッコロ」などと呼び捨てにする輩、すぐにあのバカ重い修行服着なさい。
なんて冗談はさておき、ピッコロさん好きにはたまらない一作。悟飯よりも父親してるピッコロさん。ビーデルよりもお母さんしてるピッコロさん。何歳になっても、ピッコロさんと悟飯の師弟関係は続くのだと感じさせてくれた今作は最高です。
内容は、ちょこちょこ挟まれるギャグも、嫌にならない感じでちょうどいい。悟飯・ピッコロさんが覚醒するのも良かったし、覚醒のきっかけが今回はピッコロさんだったのも良かった。過去へのオマージュも含めて良かったと思います。しかし、すごい個人的な意見なのですが、悟飯の覚醒後の姿はそこまで好きではないですね。あの伝説のセル編のSS2の悟飯の姿を意識していることはわかりますが、髪の毛はあんまり伸ばさないほうがカッコ良かった気がします。ただそれだけです。
終盤にかけてストーリーの展開が読めまくるのですが、まぁドラゴンボールは展開がわかってても面白いですから、そこはあまり気にしてないです。それよりも、悟飯がトドメに魔貫光殺砲を使ったことが胸熱でしたね!「こっそり練習してました」最高じゃねーか。
心配していた3DCGも素晴らしかったと思います。今まで、アニメのキャラを3DCGにするとどこか気持ち悪い感覚になっていた理由がわかった気がします。今作の3DCGでは、線の強弱によって、キャラクターに手書きの時の迫力を持たせることに成功しているように感じました。新しい試みとして、ほぼ完璧に成功を収めたといえると思います。
ピッコロさんと悟飯の指定関係が好きな方なら、見に行って損はないと思える作品でした。ピッコロさんありがとう!