「 上映後、監督とのり君役の俳優の舞台挨拶があった。この作品、全国ロ...」こちらあみ子 NKさんの映画レビュー(感想・評価)
上映後、監督とのり君役の俳優の舞台挨拶があった。この作品、全国ロ...
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上映後、監督とのり君役の俳優の舞台挨拶があった。この作品、全国ロードショーツアーをしていたそうで、私が観た9月の新文芸坐でちょうど1年経ったとのこと。
あみ子を見ていて、懐かしい子供時代を思い出した。通常の子とは違う感性を持っていて、純粋で自由で、そのせいで周囲の人たちを困惑させてしまう。何かの障害があるのだろうけど、普通の子と同じクラスにいる。
あみ子に優しくしなさいとお母さんに言われて、相手をしてくれるのり君。のり君のことが大好きなあみ子。習字教室で、のり君をこっそり見ているあみ子。
あみ子のお母さんは継母だということが観ていると後でわかる。そして写真撮影のシーンで、このお母さんが少し変だということも。
普段優しいお父さんもあみ子にウンザリすることがある。お兄ちゃんもそうで、だけどあみ子には自分の何が悪いのかわからない。
そして中学生の時、あみ子は酷い目にあう。
このころからあみ子は幻聴が聞こえるようになり、それを訴えるのだが誰も病院に連れて行くなどの処置をしてくれないところがかわいそうだった。
庭の金魚のお墓?のシーンから、「モリのいる場所」みたいな感じの作品かなと思ったが、面白いけどシリアスな展開だった。
あみ子にとってあの事件や家族の事はつらかったのだと思うが、三途の川ではなく、海で、こっちへおいでと呼ぶお化け達にバイバイして、生きることを選択したあみ子。きっと幸せになってくれるだろう。
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