劇場公開日 2022年7月8日

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「あみ子が切ない」こちらあみ子 うにたん♪(人手不足の業種はつらい)さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0あみ子が切ない

2023年3月28日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

物語早々にあみ子に障がいがあるのがわかる。
当然のように差別されるシーンもあり、中々普通の子どもと同様にいかない様は観てるこっちが辛い。
障がいに幻聴、幻視まで出てくるあみ子を観ているとこの作品が軽いものでは無くなってくる。映像化してお化けに扮した人物があみ子について来始めると厳しい。
兄貴はグレて暴走族入り、死産した母はうつ病になり、父親は家族を放棄して離婚、あみ子は祖母に引き取られ田舎へ…。

頭から終わりまであみ子はあみ子なりに生きているのだが、障害児にありがちな不潔、拘り、多動と理解されない様は悲しい。
作品の世界観としては差別にイジメは冷然として存在し、執拗に絡んでしまった“のりくん”にはぶん殴られるし、あみ子を包む世界は果てしなく厳しい。
終盤、習字教室に来ていた名も無き同級生男子が予想外に優しかったり、 あみ子なりに状況を理解しており、情緒的にも全く成長しない訳ではない事や何処かに誘おうとするお化けの集団にさようならと手を振るあみ子に幸せを祈ってしまう。

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うにたん♪(DCPにも抜け穴あるんだ)