「「次の作戦は?」「検討中だ」」エアポート2021 shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
「次の作戦は?」「検討中だ」
クリックして本文を読む
映画「エアポート2021」(ロブ・パラティーナ監督)から。
「ハイジャク事件」にしては、やや消化不良で終わった。
あまりにも、色々な場面の設定が唐突すぎて、
(?)(笑)(汗)の文字がメモに溢れた。
こんな簡単に、テロリストによるハイジャックが成功し、
原子力発電所に旅客機が突っ込まれてはたまらない。(汗)
そもそも「89分」で、事件解決までしてしまう流れなので、
丁寧な作り込みができるわけはないとは思ったが・・。
原題の「Airliner Sky Battle」のように、
「旅客機同士のスカイ・バトル」と割り切った方が、
視聴する私たちも、心構えができる気がした。(笑)
アメリカ政府も軍隊も、位置付けがあまりに単純で、
「ランチャーは標的を外しました」の報告を受けて
「(ワシントン)市民を街から出さないと」と呟き、
策のなさを露呈することになる。
面白いことに、旅客機の中でこんな会話がされる。
「失敗したのか?」「ああ」
「何か手を打ったんだろう」「失敗した」
「次の作戦は?」「検討中だ」
国がこんなことで、乗客は自分たちの命を捨てるのか、
もう笑うしかなかった。
結局、ワシントン市民を救ったのは、
機内のサービスカートをできるだけ重くして、
旅客機が飛行しながら、上から落としてぶつけるという、
予想を遥かに超えた作戦で、めでたしめでたし。
久しぶりに観た、コメディ作品というしかないな。
コメントする