ベイビーわるきゅーれのレビュー・感想・評価
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ジョン・ウィックと決戦を
これも、一種の舐めてた相手が殺人鬼系の作品です。
ただし、舐めているのは我々鑑賞者の方です。
出だしから、伊澤彩織さんのアクションが楽しめます。実にあっさり殺します。
日常生活の動作も良く見ると、難しアクションが入っています。とてもかっちょいいです。
伊澤さんは元はスタントウーマンとして鍛えてあるからのようです。
アクションの演出も限られた条件(おそらく予算や機材やCGの制限)を感じさせない、爽快なものです。
一方の、高石あかりさんはダレたトークが魅力で、伊澤さんと良いコントラストです。
この作品中、よく聞き取れないセリフが合ったり、噛んでしまってもそのままであったり、アドリブなのか台本通りなのか分からないい言い回しが出てきます。
それが、すごく自然で、この作品の味になっています。
高石さんは伊澤さんと比べで、高度なアクションはして居ないみたいですが、演出でそれが気にならないようにできているし、決めるところは決めています。
そして、アクションが全くなくても、ダラダラした二人の日常生活だけでも、バディーものとして十分楽しめます。
ストーリーとしては特筆すべきところはないので、星は4つとしましたが、とても楽しめたのでおすすめです。
劇場版よりも深夜ドラマにして、しょうもない殺人を毎週見て見たいです。
パンフレットには主題歌とラジオドラマが収録されたCDが付いてきます。売り場に行かないと気づかないと思いますが、映画が面白かった人は、在庫があるうちに買ってしまいましょう。
生きにくい女子二人組が魅せる本格アクション
殺し屋家業をやっている女子高生二人組。
高校を卒業と共に、二人は普通の社会人としての生活を強いられる。
バイトもそつなくこなすチサトに対し、コミュ障のマヒロはバイトの面接さえままならない。
それによって二人の関係が次第にギクシャクしていく…。
B級映画だと思うんやけど、映画館行ったらほぼ満席だったよ。
ストーリー的には前半モヤモヤするところもあるんやけど…
若い女子二人の性格や関係がリアルに描かれているし、何と言ってもキレキレのアクションが本物だった。
「どうせ低予算映画だろw」となめてかかっていた以前の自分に無数の銃弾と蹴りをぶち込みたくなる一作。
「内容軽そうだなぁ、低予算映画っぽいけど、貧相な映像なのかなぁ(失礼)」と鑑賞前はあまり期待していませんでした。しかしそんな腑抜けた心持ちは上映開始5分で早々に打ち砕かれました。約一時間半にわたる迫力溢れる立ち回りと軽妙な暴力描写、そして生々さすら感じる生活感など、完全に打ちのめされました。これはすごい作品です(小学生以下にはとても見せられないけど)。
世界観としては『ジョン・ウィック』(2014)に近く、殺人稼業が普通の仕事として成り立っている日本社会が舞台となっています。物語は組織に雇われた殺し屋として依頼を淡々とこなすちさと(高石あかり)とまひろ(伊澤彩織)の日常を追っていきます。面白いのは彼女らはプロの殺し屋なのに、世間的には一般市民を装うために(なぜ?)、バイトしなければならないという点です。そこでなかなか職場の人間関係になじめず孤立するなど、二十歳前後という彼女らの悩みや奮闘が浮かび上がってきます(殺人は平然とこなすのに!)彼女らが直面する仕事に対する悩みは、実は多くの人が抱えているであろう苦悩と共通しているところが多く、それゆえに尋常じゃない挌闘技術とガンアクション、そして倫理観の欠如に呆然としつつ、でも「彼女らと自分たちは心情的に繋がっている」という共感をもたらします。
本作の撮影のために、主演の髙石あかりと伊澤彩織をはじめとした俳優陣は尋常じゃない訓練に取り組んだようで、特に伊澤彩織は現役のスタント俳優としての能力を最大限に発揮しています。
本作のアクション監督は倉田アクションクラブにも所属していた園村健介が務めているとのこと。日本のアクションシーンとしては、まさにきら星のような人材が集っていた作品だったですね。「ショボそう」とかちらっとでも思ってすみませんでした!と心からお詫びしたいです。
アクションはもちろん自然な会話がカッコいい
自主映画に毛が生えたアクションものを見せられるのではと危惧していたが、わかりやすい設定の上にしっかりした筋の流れとなんと言っても二人組の新米プロ殺し屋のキャラが立っていて、役者の演技も自然で、なんとも喜ばしい誤算。舞台挨拶付きの回を見ようと池袋シネマ・ロサで朝から並んだ甲斐があった。ただ舞台挨拶はアクション事が主体で監督事の発言は少なかったなぁ。
【社会不適合者の元女子高生二人の細かい所が分からない程のスピードアクションが物凄い!”ハイ、舐めてました・・。ホント、スイマセン・・。”二人のオンとオフのギャップ演技もインパクト大です。】
ー 随分前から掛かっていたが、時間的、物理的に会わずに”未鑑賞かなあ”と思っていたが、観て本当に良かったと思えた作品である。ー
・社会不適合者の元女子高生二人のちさと(高石あかり)とまひろ(伊澤彩織:この女性、誰ですか??物凄いアクションを見せてくれるんですけど!ビックリ!)の冒頭のコンビニ面接シーンから、もうこの映画の世界に引き込まれる。
・普段の二人は、グータラ。アクションシーンとのギャップが凄い。
・メイド喫茶にヤクザがお試しで乗り込んでいくシーンを始め、世代間ギャップの見せ方が、秀逸過ぎるし、面白すぎる。
ー 隣の二席離れたお兄さん、随所で大爆笑。つられてこちらも、マスクの下でクスクス笑う。ー
<イヤア、驚きましたねえ。そして、オモシロカッタですねえ。100分の映画だが、面白くって、体感一時間もありませんでしたよ。
これは、上映期間が伸びるよなあ・・。
それにしても、驚いたのは伊澤彩織さんの超スピードアクションの数々である。(高石さんも凄いのだが)異次元のスピードに感じましたよ。
これは、続編希望だなあ・・。あるよね?あるでしょ!>
<2021年9月19日 刈谷日劇にて鑑賞>
めっちゃ良いです。 公開している劇場が少ないのと、公開している期間...
めっちゃ良いです。
公開している劇場が少ないのと、公開している期間が短いのと、グッズが少ないのが残念です。
ペーパー欲しかった…
殺し屋×日常という、一見すると相反するテーマが見事にマッチして軽快にストーリーが進んでいきます。
笑える小ネタも随所に散りばめられていて、重苦しい雰囲気にもならず、最後まで楽しめました。
特に、主人公2人の本業シーンと、そうでない日常のダラけたシーンのギャップが良い。
また、見どころでもあるアクションシーンは、肉弾戦から弾倉の素早い変え方まで見せ方がカッコいい。
登場するキャラクターもまるでアニメや漫画みたいにキャラが立っていて面白かったです。個人的にはラバーガールさんがいい味出してました、笑
続編もいいですが、個人的にはもっと2人の日常を切り取ったミニドラマなども観てみたいです。
追記:
我慢出来なくて2回目鑑賞。やっぱり良い 笑
改めて観ると嫌なバイトの先輩の書き方や、世間の世知辛さとか表現が秀逸。まひろちゃんの気持ち分かるわぁ〜 笑
そしてやっぱりバトルシーンのクオリティたっかい…
続編期待しちゃってます!! 笑
リアリティは無いけど面白い
高校卒業間近の女子高生殺し屋2人組のちさと(高石あかり)と、まひろ(伊澤彩織)は、組織に委託された人殺ししかしてこなかったので、高校卒業後の社会人生活に自信がなく途方に暮れていた。組織からルームシェアを命じられ、コミュ障のまひろは、萌え喫茶のバイトを上手くこなすちさとに嫉妬し、2人の仲は徐々に険悪となっていった。ちさとはバイト先でヤクザに絡まれボスと息子を射殺してしまい、報復を受ける事になり・・・という話。
現実にはありえない話だが、なかなか面白かった。
伊澤彩織はアクション女優だけあって、運動能力が高く格闘シーンが素晴らしかった。
高石あかりはメガネっ子の時も可愛かった。
続きが観たいと思った。
邦画アクションの新しい息吹を感じる
唯一無二の世界を見た、と思う。おそらくは徹底して好きなものだけで勝負してるとこんなにチャーミングな映画ができあがるのか、という感じ。
評判を聞いてようやく見れた本作品。楽しかった。少なくとも『孤狼の血』シリーズよりは面白かった。アクション映画に期待するのはやはり過去の好きな映画のパッチワークではなくて、今のアクションであって、どれだけ新しいアイデアがあるか、なのだと思う。有名な俳優はもちろんそれなりにデキてしまうのだけど、こちらはまだ初々しい女優ふたりの魅力とそれを活かすべく書かれたセリフの数々が本当に楽しく、スタッフandキャストの目指してるものがピッタリ一致して気持ちいい。
ワルサーPPKとH&K MP5K
「ある用務員」で図書館バトルを繰り広げたJKアサシンの2人組を主役にした映画。用務員ではJKのままにヤられてしまったんで、これは全くの別物です。スピンオフって言えなくもないけれど。
これが結構、楽しめました。
と言うか、用務員より、こっちの方が良いかも。シリーズ化するなら、応援しますw
後片付け役の田坂さんには同情しますし、お小言を言いたくなる気持ちも分かります。頭をブチ抜いてくれるな、ってのは切実でしょうね。飛び散っちゃうから。色んなモンがw
破茶滅茶な設定。リアリティは脇に置いといて!なストーリー。主役2人の自由奔放な演技と突き抜け方。などなどが、斬新で楽しい同人誌マンガワールド。
問題はですね。興味が湧くのは、JK時代のお仕事だったり、どうしてこうなった?だったりと、どんどん過去に遡る事ですかねぇ。
いずれにしても、高石あかりと伊澤彩織は絶妙なコンビだす。2人とも、それぞれの設定にハマり過ぎw
これは掘り出しモノ
ゆるふわ日常系殺し屋コメディ、という、実写でやったら普通は地雷間違いなしのジャンルを、絶妙なバランスで成立させきった快作。
非常にキャラが立った主人公2人の脱力感溢れるダベりは見ているだけで微笑ましいし、そうは言ってもさすがにダルい…となりそうなタイミングでバッチリ入ってくるハイクオリティなアクション。特にスタントウーマンでもある伊澤さんのアクションは頭ひとつ抜けて素晴らしい!静と動の配分が良く、本当に楽しく飽きずに見られます。
殺し屋がシステマティックになってる世界観なので、細かいツッコミは全部「裏でなんとかしてます」とスルー出来るのもいい。
それでもメイド喫茶絡みはちょっと中弛みしたのと、若干セリフが聞き取りにくい部分があり、マイナス1点しましたが、小規模邦画としては相当な「当たり」作品です。
ソファーと同化しそうな程のダラダラ
底抜けのダラダラと無駄な動きのないアクション、最高のマリアージュだった。
身軽でブレない体感と一番近いルートで素早く動く手足、スカした顔で最強なまひろのアクション。
中国武術大会で5連覇を成し遂げた、ジェットリーの美しく伸びやかなアクションに圧倒された時の様な感覚が呼び覚まされた。
若者の代名詞、かったるい、めんどくさい、つかれたを上手く利用したオンとオフの差が、いっそう2人のキャラを引き立てる。
ベイビーわるきゅーれ!
最近観た中でよかったのは?と知り合いに聞かれ、開口一番に口にしていた。
あれ?そういう系だっけ?なんてリアクション。
単館アート系ばっか観ていたのは否定出来ないけど、面白いものは面白いと実感する今日この頃。
最高だったうえに、まだまだ繋がりそうな気配。
楽しみすぎる。
5/8
舞台挨拶があるって事で2回目の鑑賞。
初めて観た時はアクションに圧倒されたが、実際にはアクションシーンがそれほどない事に気がつく。
続編はアクションシーンが増えそうな話っぷりだったので、大いに期待!
しかし、まひろちゃんの美しく無駄のないアクションに見惚れるわ!
現在最高のアクション女優・伊澤彩織
多分日本のアクション映画をけん引していく女優さんになるだろう。しかもコミュ障害があるというユニークな一面も見事に演じきってる。
『ある用務員』でも注目してましたけど、女子高生の殺し屋という異色さもゆるい作風にマッチしていました。ゆるい暴力映画というのも珍しいけどね。
野原ひろしネタから始まり、笑えるシーンは多いし、意外と若者の労働問題まで提起している社会派部分もあった!
監督はやっぱり映画の楽しみ方を知ってるな〜と再確認。
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