ベイビーわるきゅーれのレビュー・感想・評価
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今年は千葉真一他界と伊澤彩織爆誕の年と記憶しよう。
痺れた。
暫定年ワン。
アクション映画、千葉真一他界と伊澤彩織爆誕の年と記憶しよう。
今を懸命に生きんともがく若者をこそ活写するも、力まぬ筆致に才気を見た。
レオンニキータに続編が無いから本作にも続編を望まぬ。
まだまだ映画には可能性がある。
それが嬉しい。
人も殺すし、食も進む。
いわずもがな、カワイイティーンの殺し屋二人が
血まみれ、薬莢まみれのハードアクションを、
骨と骨ののぶつかる音が響くような血みどろの肉弾戦を繰り広げる本作。
そういう時、作中であまり食は進まないものだ。
そもそも緊張感が途切れるようなお食事シーンこそ抑えめで
美味しそうに撮ったり、食べたりしやしない。
けれど本作、食べ物がよく出てくるのである。
おでん、焼き肉、オムライス、クリームソーダ、ナポリタン、パン、ショートケーキ。
しかもこれが実に美味しそうな具合に見えるのだから、どういうことだ。
いや、あえて手を抜かず美味しそうに撮っているとさえ思うのだからスゴイ。
さっきまでの凄惨さは何だったんだ、というくらいに、
このほっこり感との緩急の差が、とにかく激しい。
そしてこの差こそが見どころである、
不思議ちゃん系バイオレンスアクションが本作だった。
しかもこの緩に急がどちらもウソっぽくないからまいった。
もう途中から、作品中の登場人物ではなく、日々、鍛錬、撮影されている演者の方の日常を見ているような気さえしてくるナチュラルさ。
いや、本当に強いからこそああもリラックスできるのかも、と過ればもう、
始終しかめっ面で神経尖らせているコワモテが、ビビり過ぎで弱っちく見えてくる。
困ったもんだ。
ということで尺短めの本作。
この後、主人公らがどうなったのか、どうなるのか、
日常をもっと追いたい気分になった。
総じて活躍をもっと観たい。続編希望なのである。
格闘シーンの素晴らしさ
高速アクション
若者の雰囲気
主演二人の素人っぽさが、かえっていいアクセントになっている異色の青春?群像!!
ジョン・ウィックと決戦を
これも、一種の舐めてた相手が殺人鬼系の作品です。
ただし、舐めているのは我々鑑賞者の方です。
出だしから、伊澤彩織さんのアクションが楽しめます。実にあっさり殺します。
日常生活の動作も良く見ると、難しアクションが入っています。とてもかっちょいいです。
伊澤さんは元はスタントウーマンとして鍛えてあるからのようです。
アクションの演出も限られた条件(おそらく予算や機材やCGの制限)を感じさせない、爽快なものです。
一方の、高石あかりさんはダレたトークが魅力で、伊澤さんと良いコントラストです。
この作品中、よく聞き取れないセリフが合ったり、噛んでしまってもそのままであったり、アドリブなのか台本通りなのか分からないい言い回しが出てきます。
それが、すごく自然で、この作品の味になっています。
高石さんは伊澤さんと比べで、高度なアクションはして居ないみたいですが、演出でそれが気にならないようにできているし、決めるところは決めています。
そして、アクションが全くなくても、ダラダラした二人の日常生活だけでも、バディーものとして十分楽しめます。
ストーリーとしては特筆すべきところはないので、星は4つとしましたが、とても楽しめたのでおすすめです。
劇場版よりも深夜ドラマにして、しょうもない殺人を毎週見て見たいです。
パンフレットには主題歌とラジオドラマが収録されたCDが付いてきます。売り場に行かないと気づかないと思いますが、映画が面白かった人は、在庫があるうちに買ってしまいましょう。
生きにくい女子二人組が魅せる本格アクション
「どうせ低予算映画だろw」となめてかかっていた以前の自分に無数の銃弾と蹴りをぶち込みたくなる一作。
「内容軽そうだなぁ、低予算映画っぽいけど、貧相な映像なのかなぁ(失礼)」と鑑賞前はあまり期待していませんでした。しかしそんな腑抜けた心持ちは上映開始5分で早々に打ち砕かれました。約一時間半にわたる迫力溢れる立ち回りと軽妙な暴力描写、そして生々さすら感じる生活感など、完全に打ちのめされました。これはすごい作品です(小学生以下にはとても見せられないけど)。
世界観としては『ジョン・ウィック』(2014)に近く、殺人稼業が普通の仕事として成り立っている日本社会が舞台となっています。物語は組織に雇われた殺し屋として依頼を淡々とこなすちさと(高石あかり)とまひろ(伊澤彩織)の日常を追っていきます。面白いのは彼女らはプロの殺し屋なのに、世間的には一般市民を装うために(なぜ?)、バイトしなければならないという点です。そこでなかなか職場の人間関係になじめず孤立するなど、二十歳前後という彼女らの悩みや奮闘が浮かび上がってきます(殺人は平然とこなすのに!)彼女らが直面する仕事に対する悩みは、実は多くの人が抱えているであろう苦悩と共通しているところが多く、それゆえに尋常じゃない挌闘技術とガンアクション、そして倫理観の欠如に呆然としつつ、でも「彼女らと自分たちは心情的に繋がっている」という共感をもたらします。
本作の撮影のために、主演の髙石あかりと伊澤彩織をはじめとした俳優陣は尋常じゃない訓練に取り組んだようで、特に伊澤彩織は現役のスタント俳優としての能力を最大限に発揮しています。
本作のアクション監督は倉田アクションクラブにも所属していた園村健介が務めているとのこと。日本のアクションシーンとしては、まさにきら星のような人材が集っていた作品だったですね。「ショボそう」とかちらっとでも思ってすみませんでした!と心からお詫びしたいです。
アクションはもちろん自然な会話がカッコいい
【社会不適合者の元女子高生二人の細かい所が分からない程のスピードアクションが物凄い!”ハイ、舐めてました・・。ホント、スイマセン・・。”二人のオンとオフのギャップ演技もインパクト大です。】
ー 随分前から掛かっていたが、時間的、物理的に会わずに”未鑑賞かなあ”と思っていたが、観て本当に良かったと思えた作品である。ー
・社会不適合者の元女子高生二人のちさと(高石あかり)とまひろ(伊澤彩織:この女性、誰ですか??物凄いアクションを見せてくれるんですけど!ビックリ!)の冒頭のコンビニ面接シーンから、もうこの映画の世界に引き込まれる。
・普段の二人は、グータラ。アクションシーンとのギャップが凄い。
・メイド喫茶にヤクザがお試しで乗り込んでいくシーンを始め、世代間ギャップの見せ方が、秀逸過ぎるし、面白すぎる。
ー 隣の二席離れたお兄さん、随所で大爆笑。つられてこちらも、マスクの下でクスクス笑う。ー
<イヤア、驚きましたねえ。そして、オモシロカッタですねえ。100分の映画だが、面白くって、体感一時間もありませんでしたよ。
これは、上映期間が伸びるよなあ・・。
それにしても、驚いたのは伊澤彩織さんの超スピードアクションの数々である。(高石さんも凄いのだが)異次元のスピードに感じましたよ。
これは、続編希望だなあ・・。あるよね?あるでしょ!>
<2021年9月19日 刈谷日劇にて鑑賞>
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