ベイビーわるきゅーれのレビュー・感想・評価
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このクソ面白い映画の誕生に祝福を!!!
どこかのアニメみたいなタイトルになってしまいました。昨年、見たい見たいと思いながらも、上映期間が過ぎてしまい、鑑賞できなかった本作。全体評価も高いし、結構ハードル高かったんだけど、想像を超える面白さでびっくり。こりゃ、面白い!!!
設定としては、女性版ファブルみたいな感じ。
主役2人の演技がアカデミー賞級だし、何よりキャラクター構成が満点。一瞬にしてどんな性格なのか、どんな人物なのかが分かるんだもん。それに、愛おしくてたまらん。最近観た映画でトップクラスに好きな女性キャラ。てか、人生トータルしてもTOP5には入るかも。クルエラ、ダー子、ハダシに次いで、2人。うん、不満無し。
2人の緩い日常を描くパートと、怒涛のガンアクションパートの緩急がたまらなく心地いい。え、1本でこんなに楽しんじゃっていいんですか?って感じ。アクションシーンはあまり迫力が無いし、若干物足りなく感じたんだけど、伊藤彩織のアクション力は日本の女優の中でも群を抜いている。そんでいて、日常シーンは超リアルで超笑える。この凸凹コンビの会話だけでも3時間は見れる。殺し屋あるあるみたいなのたまらないんですけど笑笑
2人以外のパートでも大笑い。てか、2人以外のキャラクターも設定がパーフェクト。なんだか全員憎めない。なんなら好き。妙に人間臭いのが最高なんだよな...笑 個人的に1番お気に入りなシーンは、メイドの注文シーン。あんなん、笑わんやついんの?笑 阪本監督の笑いのセンスが光りまくりです。
殺しなのに、ぐとくないし重くない。
後味スッキリ、超爽快。今までかつてない、斬新で新鮮で見応えしかない傑作。かなり人にオススメしやすい、素晴らしい映像作品。「もっと超越した所へ。」の次に見た作品がこれだから、なんだか日本映画もまだまだすごいもの作れる人がいるんだなと関心。(誰目線?) 久々に配信で映画を見て、レビューしたいな!と思えるほどの作品でした。どうやら続編も決まっているらしい!めちゃくちゃ楽しみだ!
U-NEXTで見放題配信中です。ぜひ。
「やっぱ国が悪いんだよ、国が」
妙なカット割り・チープな血しぶきなど、アラは目立つが、軽快なセリフ回しと日本一と言えるアクションによって素晴らしい映画になっている。
国岡と同路線ながら、全てが進化している。
Amazonレンタルで鑑賞。
噂で聞いていた以上に面白かった。
殺し屋の日常系という基本路線や世界観は「国岡」を引き継いでいるが、モキュメンタリー形式の国岡とは違い本作はハッキリ劇映画だったし、アクション、ストーリー、カメラワークなど、気になっていた部分全てが進化していた。
主演の髙石あかり、伊澤彩織の関係性やキャラ付けなどは映画というより日常アニメやマンガのそれに近いんだけど、2人(特に伊澤彩織)のアクションには観た人誰もが驚くんじゃないかと思う。
そんな超絶アクションをこなす彼女らの肉体性こそが本作を実写映画たらしめていて、マンガ・アニメ的キャラクター性とのある種のアンバランスが、本作の大きな魅力になっていると思った。見事。
忘れらんねえよ
何気ない会話に思想やその頃の時事ネタみたいのがたくさん埋め込まれていて、面白かった。
近接格闘しながら銃撃つってのが、あまり見たことなかったので興奮しました。
殺し屋の日常というか、殺し屋も生活してるんよっていうの。タランティーノの作品を初めて見た時に感じたことの新しいやつって感じで、とても好きです。
何回も見たい。
面白かったけど
バイオレンスアクションの他の方のレビューで比較が多かったので観てみました。
「ある用務員」のキャラのおふたりも魅力的でしたが、そこからのスピンオフというか、まああれは二人死んじゃうので、そのキャラに魅力を感じての作品なんでしょうけど、
設定はファブル、(ファブルは何とか上手く世間に溶け込むんですが、このお二人は見事になじみません)、そしてまさにバイオレンスアクション、タイトルまでの長さは「愛のむき出し」の園子温、イカれたヤクザの娘は「地獄で何が悪い」(園子温)の二階堂ふみ、アクションは、三池崇史の殺し屋1とかを想起させてくれました。
ヤクザの親分男前!
娘さんは、二階堂ふみさんに肉薄しようと頑張ってた!
あと、アクションやっぱりすごい!
作られた年を考えると、監督さんがネタや影響をあちこちから引っ張ってきたんでしょうかね。
影響がもろに見えてしまう分、薄っぺらいですし、ちょいテンポが悪い。
お金があって、監督さん以外に、アドバイスを上げられる人がいたら、もっともっと面白くなった作品だと思います。
鑑賞動機:評判9割、『ある用務員』1割
『ある用務員』の二人とは別の人設定なのね。
うだうだダラダラシーンと切れ味鋭いアクションの切り替えに大興奮。冒頭あの流れであんな展開になるなんて。十字路でぐるぐるしてるの上から撮ってるところとか、バックに時々さりげなく『ワルキューレの騎行』かかるのとか、田坂さんに説教されてるとことか好き。
格闘戦は、スゴイ凄いすごいしか言葉が出ない。死体を盾や塹壕にしつつの銃撃戦も。
そしていつの間にか続編らしき製作情報が。
ゆるくて可愛い殺し屋達
主演の高石あかりと伊澤彩織の演技とアクションが凄く良かった。
特にラストの流れるようなガンアクションと三元雅芸とのタイマンは見る価値あり。っていうか園村健介と川本直弘が作るアクションが好きだわ。
またBGMでDAICHIのヒューマンビートボックスを入れるのも新しくてお洒落。
残念な点を上げるなら本宮泰風とうえきやさとし。お笑い要員で終わらせたのは凄くもったいない。せめてうえきやさとしのアクションが見たかったな。(でも本宮泰風が天然ヤクザじゃなくてガチのヤクザを演じてたらこのゆるい作風に合わなかったとも思う。)
あと本宮泰風の無理に今どきなワード使ってる感が痛い。
評価につられて・・・
全体的に高い評価を獲得していたので、見てみたが好みに合わなかった。つかみの格闘シーンはなかなかのものでかなりの食いつきだったが、女子二人の友情シーンがかったるい。格闘シーンとのテンポの違いがどうにも入っていけなかった。殺陣シーンもレベッカ・ファーガソンのそれを見た後だっただけに、かなり辛口になってしまって済まないと思う。あの年齢の女優さんとしてはかなり頑張っていた。まぁそれくらい・・。
面白い!
「ニキータ」や「悪女Akujo」みたいな、いわゆる「カッコいい女殺し屋」とは違いますが、ダメな所を含めて魅力的なダークヒロイン像が良かった!「見守ってくれる優しいカレ」的なキャラの登場もなく、甘さ控えめ。
凄いアクションのキレと闘いの時の鋭い表情に対して、普段の困った顔が可愛いらしくてギャップ萌えです!
意外に哲学的な会話とリアルなアクションシーン
はじめて人を殺すには、超えなければならない壁がある。飛び越えなければならない障害と言ってもいい。それは人を殺してはいけないという心の中の禁忌だ。
我々は子供の頃から、悪いことをすれば罰せられると繰り返し言われて、悪いこととされていることを行なうのに躊躇がある。悪いことの中でも一番悪いのが人を殺すことだ。その禁忌の気持ちを「良心」などと名づけているが、本当は単に恐怖心の裏返しに過ぎない。
禁忌の気持ちは強く脳を支配していて、人を殴ることや物を壊すことさえ躊躇する。しかし習うより慣れろで、物を壊すことや人を殴ること、果ては人を殺すことでも、慣れれば抵抗がなくなる。中国人を虐殺しまくった関東軍の兵隊がいい例だ。映画「日本鬼子」によると、最初は銃剣で刺すこともできなかったが、慣れたら普通にチャンコロ(中国人)を殺すことができて、殺した直後に普通に飯も食えたそうだ。
本作品のヒロインふたりも、人を殺すことに抵抗がない。警察に捕まることや罰を受けることも恐れていない。多分死ぬことも恐れていない。
とにかく爽快に人を殺す。ゴミをゴミ箱に投げ捨てるように、銃弾を撃ち込む。そしてすぐに日常に戻る。というよりも、殺人を極限状況にしないところに、本作品の独自性がある。仕事が日常であるように、殺人という仕事も日常なのだ。
知り合いの女子高生に、驚くほど哲学的な子がいた。難しい言葉を使うのではない。極めて日常的な言葉を使うのだ。いまの総理大臣が誰か知らないことを、常識がないと笑われると、人を馬鹿にするための常識なら、そんな常識なんかいらないと彼女は言った。笑った連中は一瞬にして黙ってしまった。
本作品のちさともまひろも、社会のパラダイムを使って説教されるのが苦手だ。そんなところに真実はないと思っている。だから相対化して笑い飛ばす。そこが面白い。真実は彼女たちにある。
殺しの仕事は他人を騙してスマートに殺すことを求められる。それに対して、一般社会での仕事は、作り笑顔や愛想のいい言葉遣いなどが求められる。つまり自分を騙すことだ。まひろはそれが苦手である。そしてコミュ障と呼ばれる。
仕事は自分の人格がスポイルされることだ。しかし彼女たちの仕事は、相手の人格を究極的にスポイルすることである。殺すか殺されるかの極限状況が日常なら、一般の仕事は生ぬるくて気持ちが悪いだろう。
ヒロインふたりの意外に哲学的な会話と、リアルなアクションシーンが本作品の見どころである。ギャップが大きいから、笑えるシーンがたくさんある。面白い映画を作ったものだと感心した。
殺し屋にも日常があり、そのギャップがあることによって癒される。 そ...
殺し屋にも日常があり、そのギャップがあることによって癒される。
そこから、人間の命の軽さと重さのギャップを感じとれる。
殺しの部分は、虫を殺すような感じで、まさしく
FPSをやっているような感覚。その人の背負ってきた人生は全く感じさせない。
しかし、日常では、大事なものがある。
マクロで考えるか、ミクロで考えるか。
タランティーノ監督作品を彷彿させる。
ゆるい雰囲気の殺し屋映画
高校を卒業し組織から自立を命じられた殺し屋のまひろとちさとは2人で同居することになり…。
映画館で見逃した映画をようやく鑑賞。日常モノと言うほど日常感はないが緩い雰囲気で描かれる2人の関係性は中毒性がある。続編が決定してるので2人の今後の物語が楽しみ。
惜しい。。。
あはは、ギャグ漫画的で面白い。
10代の女子高生辺りの特有のだる〜い感じで、殺し屋というミスマッチな設定が面白い。
対戦?格闘技?コンビニのは凄く良かった。けど、後半は殺し屋とヤクザの対決なのに、同じ門下生の組み手なの?的なのは試合を見てるような感じで綺麗すぎてちょっと残念。
ストーリー無いんだから、もっとウザくてキモくて、萌え萌えきゅんでも良かったのになぁ。
まぁ、女、子供舐めてると殺られるかもよっと。
女子高生の殺し屋?!
緩めの日常からのアクションシーンは見てて爽快!でも台詞が何言ってるのか聞き取れない部分も多くて残念でした。
評判が良かったので見に行きましたが好きな方は好きそうな内容だと思いますが個人的にはもう少し展開があればもっと楽しめたかなと思います。
ただ、女優陣がめちゃくちゃ好みで可愛くて良かったのでまた見たいところ。
これが邦画アクションミニシアターの回答である
2022年劇場鑑賞1本目 秀作 66点
昨年ノーマークで年末Twitterにて高評価を受け、早速鑑賞
甘辛が絶妙でアクションもミニシアターの域では無かった
主演の子のメイド喫茶の衣装と言動がただ可愛かった、行ってみたくなった。
邦画で拳銃ってどこかリアリティが無いから逆にこのタッチが自然に溶け込んでいて不自然さを感じなかった
続編制作しているとのことなので、期待してます
是非
こう言う作品を沢山の映画館でやって下さい。
あなばんと劇場数を
チェンジして下さい。
って言いたい。
こう言う邦画がどんどん観られて欲しい。
ヒットしてますが、もっと上へ!!!
クオリティの高い台本
その台本をこなす女優
その女優に命を吹き込む演出
そしてとんでもねぇアクション!!!
「チョコレートファイター」かと思ったぜ!!!
ヤクザと女子高生の物語では
「セーラー服と機関銃」以来の…いや、超えた。
生のJK的な会話は
とにかく最高だった。
これを娯楽と言うのだよ!
面白かったなー(^ω^)
期待したほどでは無かったけど、監督の将来性は感じますね
かっこいい女性アクション×日常生活の緩い描写で、独自性があったのは良かったです
が、期待したほどでは無かったなと
ロングランになってるからどんだけ面白いのかと思いましたが、シネマロサでしかやってなくて拡大上映した他の劇場はとっくに終わってるから、シネマロサと配給会社の関係性でなんか有るんでしょうね
インディーズ映画だと思えば発見
メジャー映画だと思えばよくて平均点ですね
とはいえ、監督さんのセンスや将来性は感じました
これを上回る作品はいずれ撮れると思います
欠点を言えば、日常生活の緩い描写がダラダラ会話劇で全部冗長ということでしょうか
メイドカフェ、エージェントとの喫茶店、家……ほとんどに不要で無駄な会話があります
死体処理業者と黒髪ロン毛の会話なんてほぼ不要ですからね
きっと監督はこの会話を面白いと思ってるのでしょうが、それが寒いですね
「クセがすごい」
「今時言う人いるんだ」
例えばこういう会話がただの引用より一歩先にいってると思って書いてるんだと思うんですけど、古くなった流行語を今さらいじってる時点でそもそもダサいんですよ
映画なんて撮影から公開まで時間が1年2年掛かるんだから、よりダサくより古くなります
これらの無駄なセリフを日常生活的なリアリティと感じる人もいると思うんですが、無くても話は前に進むから、そのほうが同じ95分でももっと面白い展開を増やせるから、こういうセリフを書かないほうがいいと思います
無駄なセリフは一切無い、それが映画的なリアリティです
撮影後に気付いたら、編集でバッサリ切れるようになればさらに前進できると思います
如何せん、脚本や編集をやりたがる監督に限って、無駄なセリフを書きたがるし、無駄なシーンや画を入れたがるものなんですけどね
ついでに言うと、途中で『3週間前』に戻る構成でしたけど、それも必要無いですよね
時間を逆戻ししたことで理解出来るようになる謎も無かったし、普通に時系列順に並べる編集で構成したほうが良かったと思います
その辺も監督自ら編集するのは止めたほうがいいと思った理由ですね
自分が書いた脚本を自分で演出して自分で編集していると、自分で自分の欠点を客観視できないんですよね
ミスがそのまま全部見過ごされていますよね
あと、金髪少女が日常生活で他人となじめない、うまくなじめる黒髪ロン毛とケンカになる、そして仲直りする、という、この作品で唯一ドラマとカタルシスがあるパートの描き方が雑過ぎです
金髪少女が何故急に自分から謝れたのか、そのキッカケが、変化点が描かれていないし、だから、見終わっても何の感動も得られません
仲直りするのもクライマックス前の日常パートじゃなくて、クライマックスにひとりでアジトに乗り込んで死にそうになってる黒髪ロン毛を、金髪少女が遅れて助けに行くことで、それで仲直りするほうが絶対面白いのに、そのへんの構成も下手だから勿体ないです
日常パートのクライマックス、アクションのクライマックスと、小さい山が2つになっているのは大きい山を1つだけにしないと
もっと面白くなる余地に気付かないと
ついでに言うと、黒髪ロン毛が最初にヤクザ女に殺されなくて生きたままアパートに放置されたのも謎でした
殺すわけにはいかないんでしょうけど、ご都合で主人公の片割れを生かしちゃ興醒めです
それとヤクザのボスも雑に殺しましたけど、あれで笑いにはなるけど物語全体の緊張感が無くなるんですよね
主人公たちを狙うヤクザたちがボスですらあんなに弱いなら、絶対に主人公たちが負けるわけ無いと思うんですよ
そんな、確実に主人公側が勝ちそうな物語を観客が面白いと思うのか?
1人だけ強かったヤクザも、金髪少女も苦戦していたのに、ダラッと勝ちましたけど、あれも気持ち悪い描き方でしたね
金髪少女が機転を利かせて罠を張っていたとか、新たな武器を手にしたとか、そういう知的なアイデアで腕力の差を逆転した、とかそういう展開が普通はあるものですけど、それが無くて気付いたら何故か形勢逆転しているという……
その辺、監督はもうちょっと考えた方がいいですね
自分が好きだからアクション映画を作る、だけではそろそろ行き詰まります
そんな感じでしょうか
まぁ、結構良くできててセンスも感じるのに、脚本の構成やセリフや編集などでダメなポイントも散見されてるから、逆にそれが直れば伸びしろですね
それが将来性を感じた根拠です
あと、インディーズでアクション撮れる監督って競合が少なくて需要があるでしょうしね
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