ベイビーわるきゅーれのレビュー・感想・評価
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アクションをただ見せるのがアクション映画に非ず。
以前から評判の作品で、つい先日も映画評論家の町山氏がベタ褒めしてたので無料配信にてやっと鑑賞。しかし、正直自分には合わなかった。
まず主役のちさととまひろを全く好きになれない。ちさとは時には声がでかくなったり、話し方がやたらと神経に触るし、そもそも猫が歩く音のまねってなに?あの演出が受けるとでも思ったのか。監督の感性に全くついていけない。また逆にまひろはコミュ障設定なのはわかるが終始ぼそぼそ声で何を言ってるのか聞き取りづらいし。悪役の組長の娘も終始空回りなキャラクターで寒いし、うざいだけ。
いまどき女子を見せてるつもりなのか、だるそうに殺しをやるまひろ。終わった後もあ~しんど、みたいにぼやく。いや、本業の殺しくらいちゃんとやろうよ。等々、他の人がいいところと言っていたところがことごとく自分にははまらない。開始十分でこれは自分には合わない映画だと悟った。
唯一、組長を演じた本宮は良かった。あの団小屋を脅すシーンは「ノーカントリー」オマージュだろう。あのワンシーンのみで一般人とは違う危険さを表現できるからね。
他にも死体処理業者がクドクドちさとに苦情を言うシーンも可笑しかったし、メイド喫茶のくだりも笑えた。ところどころに笑えるシーンは確かにあった。
ただ、やはり肝心の主役二人のキャラクターを好きになれなかったのが致命的だった。
また、なにかとアクションが話題の本作だが、韓国映画の「アジョシ」や「ベルリンファイル」、インドネシア映画の「レイド」シリーズ等々(全て十年以上前の作品)、アクション映画には目がないぶん目も肥えてるので、評価は厳しめにならざるを得ない。
これらの作品と比べるのはさすがに可哀想だが、それを抜きにしても本作はアクション映画としてもけして満足のいく作品ではなかった。
日本映画にしてはクライマックスのアクションはさすが主演の女の子がスタントマンだけによく動けていたとは思う。ただ、アクションを見せるだけがアクション映画ではなく作品の中でどうアクションを見せるのかが重要だと思う。
クライマックスに一番ド派手なアクションを持ってくるのは確かに定番だけど、そこへ行くまでの脈絡というか、盛り上げ方が大事でしょ。
そもそもラストで2人が組に乗り込む必然性あったのか。ただ組長の娘に挑発されて行っただけだよね。アクションを見せたいからって話が無理くりなんだな。
本作は今どきの女子が殺し屋だったら面白いかもという発想で作られたんだろう。いわゆるギャップ萌えというやつか。
確かに設定はシティハンターみたいなコミックのノリで作られてるからリアリティーは皆無。けど中途半端に二人のキャラクターを描こうとはしている。社会不適応者で不器用なまひろと切れやすいが要領のいいちさと。でも二人の人となりは最後までわからない。どういう子たちなのか全くつかみどころがない。この監督は人間を描く力はないと思う。
序盤のおかしなコンビニ(やくざがしのぎで経営してるのか?)のシーンがあったけど、下手に二人のキャラクターを描こうとせずに全編あのノリでやってくれればシュールな作品として楽しめた気がする。
あと、日本人がサイドグリップで銃を撃つのは噓くさくなるからやらないほうがいいのよなあ。あれ、やたらとやりたがるんだよなあ。ハリウッド映画でマフィアとかがやるから絵になるんだけどねえ。ギャング撃ちというだけあって。
まひろがクライマックスで手練れと戦い苦戦するところ、あれも伏線として手練れがどれだけ強いか事前に観客に見せとくもんだよなあ。そういう伏線が効いてこそ盛り上がるんだよね。これもアクション映画のセオリー。
等々、かなり粗ばかりが目についてしまった作品。本作の評判を知らずにフラットな気持ちで深夜テレビ放送なんかで見たりしたら楽しめたかも。
ミニシアターで口コミで評判が上がりシネコンで上映してがっかりした「カメラを止めるな」を思い出した。
ちなみに二作目は見る間もなくすぐ公開が終わってしまった。
シリーズ化希望!
どこにでもいそうなJK2人組が殺し屋エージェントに給料制で雇用されて依頼をこなしていく物語。
まずこの設定がおもしろい。「最強殺し屋伝説国岡」と被る部分はあるけれども、主人公2人の日常風景が出色。思わず、あるよなぁと共感するようなエピソードが会話に散りばめられているし、コミュ障なまひろと明るいけれどキレやすいちさとの対照的な性格が凸凹コンビとして良さを引き出し合い、クスリと笑ってしまうような掛け合いがとても魅力的。
ちゃんと現実味のあるJKなのに殺し屋というアンバランスな設定が違和感なく観れてしまうのはキャラクターと脚本の勝利。
もっとこの2人の物語を見ていたいなぁと思ってしまう。
そしてアクションも特徴的。海外映画でありがちな派手なだけの演出は個人的に見飽きたところがあり、そんなアクションシーンが続くと眠たくなることもあるけれど、この映画に関しては見入ってしまう。それはきっと主人公を引き立てる為のアクションになってないからでしょう。
今後の人生で、必ずまた観るだろうなと確信できる数少ない作品。
Jkの旅立ちと疾走
うーん普通!
公開当時はお寒いジャパンアクション感が予告とストーリーから漂ってたからスルーしてましたが、続編も本作も評価が高いため鑑賞しました。
いやぁ当時の直感信じて良かったわ!(笑)
アクション、普通!
ストーリー、普通!
2人のキャラ、普通!
キャラのぶっ飛び具合い、普通!
敵のヤバさ、普通!
殺しや家業が普通にありますって設定は良かったです。色んな殺し屋がいて~みたいな感じも良かった◎
しかしながら2人の掛け合いは何あれ?最近の若い子達ってあんなに俺の年代でも解る会話してくれるんですか?凄く仲良くなれそう…何だが希望がありますよね、今日早速キャバクラ行って20歳くらいの子達にマニアックな話をしてきますね(笑)
何言ってるか解らん!でも何かぶっ飛んでるぞこの2人…を期待していただけに掛け合いにはガッカリです。
最終結果、普通!
悪いように書いてますけど本当に普通に見ていられる内容でした。
3作目があると良いな
劇場で2作続けて観ました!
女の子達のアクション映画だと思って舐めていたらとんでもない!殴りあいも銃撃シーンも全てがハードです。渡部とまひろの格闘シーンは必見です。 ちさとさんとまひろさんのキャラクターも性格も距離感もサイコーです。特にソファの上の緩い会話大好きです。緩い会話イイですよねー午後の紅茶午前中に飲んじゃいましたみたいな!すっかり、ちさまひの大ファンです。 観終わった後は爽快です。 Amazonprimeで拝見後更に購入してしまいました。1は購入しているので、何度、観たかわかりません。シーンを観るとセリフが出てきます。
5月末頃まで神奈川のジャックアンドベティで公開してましたが日程合わずに観に行けませんでした。
今回は柏、田端で2作品観る事が出来ました。
今回、キネカ大森名画座で2作続けて観れました。
やっぱりイイ映画です!
なんとも
殺し屋だって、だらしない。
すごく惜しかった
2の予告編を見て気になったので遅ればせながら鑑賞。こういう設定のこういうB級アクション、大好物なんですが、邦画だと珍しいですよね。オタク大国日本で受けそうだと思うんだけどなあ。
感想としては「やっぱりこういう映画好きなんだけど、もうちょっと細部の解像度を上げてほしい」。
冒頭のコンビニ戦後の二人のやりとりからして、10代女子のセンスにしてはなんだかフレッシュじゃなくない…?という気が。なんだか「おじさんが考えた若い女の子らしい不毛な会話」感がすごくて萎え。
野原ひろし、ジョジョあたりの引用も、通じやすいところをとったのかもしれないけどオタクネタとしては表面的すぎるというか、こういうことするならもうちょっと気を利かせてほしかった。20年前のインターネットみたい。
あとは殺し屋に似つかわしくない職業として出てくるのが今更あんなステレオタイプなメイド喫茶だったり…。(このシーンでのちさとの芝居は、要領よくそれっぽくできているとも、ヤケクソになっているとも、どちらともとれない中途半端な演技なので演技プランにかなり疑問)
コンビニ明けのマンションのシーンでも、「グロ」って言うならもうちょっとグロくしてくれよ、と感じてしまって残念だった。
敵勢力にももうちょっと魅力が欲しかったかな。
それと劇伴がださかった。
あとはとにかく二人の劇中最後のセリフ!こんなわざとらしく下手くそにハモらせないでほしい!すごく残念。
ただ、ちさとの演技はすごくいいところもありましたし、殺し方について小言を言われるシーンは「こういう小言の言い方する人、実社会でも人いるよね…」と可笑しみがあったので良かったです。最後のまひろの格闘シーンも良かった。
僕の好みにはそこまではまらなかったけど、邦画でもこんなバカなアクション映画が今後もどんどん出てきてほしいと思います。
1番の見どころはアクションよりメイド喫茶
初鑑賞
阪元裕吾監督作品脚本作品初鑑賞
上司から高校卒業を期に社会人として自立を言い渡された殺し屋の女子2人は寮を追い出され鶯谷のアパートで二人暮らしを始めることになった
そういう話
現在続編が公開されている
それに合わせてこの作品も公開されていた
好評だから続編がつくられたのだろう
観ようと思ったがこの作品は映画館ではなくU-NEXTで観ることにした
正直期待したものとは違った
アクション映画を期待したのだが思いのほか全体的にアクションシーンが少ない
名刺がわりに最初の方と本来最大の見せ場のクライマックスくらいかな
『ごくせん』もアクションはクライマックスのみだけど仲間由紀恵の先生として奮闘ぶりはコメディーとして面白かったもんなあ
これにはそれも不足してる
ジャッキーとかブルースリーとかシンシア・ラスターのようなああいう作品を期待してたんだけどな
空手の武田梨奈がのんべのOLやって「プシュー」なんて言わせてるような宝の持ち腐れは耐えられない
クライマックスでなんとか帳尻合わせしたけどとてもじゃないけど物足りない
アクションがメインじゃなくておまけみたいになっている
たしかにスタントパフォーマー伊澤のアクションは本物だ
それゆえに残念
冒頭派手にやりたい放題言いたい放題で結局妄想かよ
いい加減にしろ
しかも刃物に拳銃って
格闘技で息の根を止めるんじゃないのかよ
おまけに刃物の扱いが雑
プロでしょ
おまけに安っぽいおもちゃの拳銃丸出し感たっぷり
本物の役者は本物っぽく見せるものだよ
邦画でドンパチはヤクザ映画か多羅尾伴内シリーズだけでいいよ
シティーハンターはアニメだからね
制約がある中でやるのがいいのであってなんでもありだとB級どころかC級映画に成り下がる
殺し屋が正体を隠してバイトする話といえば岡田准一主演『ザ・ファブル』だけどあれと比べちゃうとね作品そのものが全体的にちゃっちい
そういえばゴルゴとか一般の仕事に挑戦してるの見たことない
清野菜名も武田梨奈もそれなりのポテンシャルがあるんだからアクションの仕事をどんどんやってほしいが怪我で休養されたりすると事務所としては困るんだろう
大きな事務所に入るとメリットもあるがデメリットもある
伊澤はきっとフリーなんだろう
とはいえ岡田は大手事務所に所属しているんだがそうなるとなぜだろう
女子高生=ゆるいってステレオタイプすぎない?
おじさんは女子高生じゃないけどなんかちょっとなひっかかるよ
2人の演技力の未熟さをゆるいで誤魔化してないか?
だるいやりとり見てたらこっちまでだるくなるんだけど
少なくとも僕は楽しめない
地元のマックのレベルが低い客層みたいで嫌だ
引いた映像なら不思議と違和感ないけどアップになるとやっぱり20代後半で19歳くらいの役は無理あるね伊澤
映画ファンとして受け入れるけど
殺しのあとのアフターケアは会社組織がやってくれるようだ
その点は『羊と狼の恋と殺人』と似ている
創作物とはいえいくらなんでも世の中そんなに甘くない
いちごのショートケーキを迎え入れる冷蔵庫側の視点って必要かな?
あとやっぱり幽霊より人間の方が怖いよ
東京の酔っ払いとか夜中に奇声をあげる人とか電車でずっと独り言を言ってる人とか
半世紀近く生きてきて幽霊なんか会ったこと一度もないもんね
幽霊なんて幻覚かシュミラクラ現象
想像力あるなしの問題かな
監督が言いたいことを2人に言わせているのかな
配役
陽キャの黒髪ロン毛の杉本ちさとに高橋あかり
コミュ障の金髪短髪の深川まひろに伊澤彩織
殺し屋を雇っている会社の上司の須佐野に飛永翼
殺し屋の仕事の後始末を担当している田坂に水石亜飛夢
ヤクザの浜岡一平の本宮泰風
一平の息子の浜岡かずきにうえきやサトシ
一平の娘でかずきの妹の浜岡ひまりに秋谷百音
ひまりのボディーガードの渡部に三元雅芸
メイド喫茶の店員の姫子に福島雪菜
コンビニの店長に大水洋介
ちさとのアルバイト先の店員の凪子に辻凪子
和菓子屋の店主に仁科貴
とてもよかった
若い頃の友情を思い出せた
伊澤彩織のアクションがすごい
…
脱力系の少女殺し屋コンビがなんともいい味を出している。 殺し屋とし...
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