ベイビーわるきゅーれのレビュー・感想・評価
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これは掘り出しモノ
ゆるふわ日常系殺し屋コメディ、という、実写でやったら普通は地雷間違いなしのジャンルを、絶妙なバランスで成立させきった快作。
非常にキャラが立った主人公2人の脱力感溢れるダベりは見ているだけで微笑ましいし、そうは言ってもさすがにダルい…となりそうなタイミングでバッチリ入ってくるハイクオリティなアクション。特にスタントウーマンでもある伊澤さんのアクションは頭ひとつ抜けて素晴らしい!静と動の配分が良く、本当に楽しく飽きずに見られます。
殺し屋がシステマティックになってる世界観なので、細かいツッコミは全部「裏でなんとかしてます」とスルー出来るのもいい。
それでもメイド喫茶絡みはちょっと中弛みしたのと、若干セリフが聞き取りにくい部分があり、マイナス1点しましたが、小規模邦画としては相当な「当たり」作品です。
ソファーと同化しそうな程のダラダラ
底抜けのダラダラと無駄な動きのないアクション、最高のマリアージュだった。
身軽でブレない体感と一番近いルートで素早く動く手足、スカした顔で最強なまひろのアクション。
中国武術大会で5連覇を成し遂げた、ジェットリーの美しく伸びやかなアクションに圧倒された時の様な感覚が呼び覚まされた。
若者の代名詞、かったるい、めんどくさい、つかれたを上手く利用したオンとオフの差が、いっそう2人のキャラを引き立てる。
ベイビーわるきゅーれ!
最近観た中でよかったのは?と知り合いに聞かれ、開口一番に口にしていた。
あれ?そういう系だっけ?なんてリアクション。
単館アート系ばっか観ていたのは否定出来ないけど、面白いものは面白いと実感する今日この頃。
最高だったうえに、まだまだ繋がりそうな気配。
楽しみすぎる。
5/8
舞台挨拶があるって事で2回目の鑑賞。
初めて観た時はアクションに圧倒されたが、実際にはアクションシーンがそれほどない事に気がつく。
続編はアクションシーンが増えそうな話っぷりだったので、大いに期待!
しかし、まひろちゃんの美しく無駄のないアクションに見惚れるわ!
現在最高のアクション女優・伊澤彩織
アクションは見る価値あり
これは…。続編「~2」が欲しいなぁ。
今年104本目(合計168本目)。
大阪市では3週間遅れで放映されている映画館も少ないなか見に行ってきました。
PG12という扱いでもあり、アクション面ではやや不穏当な表現はあります。ただ、アクション面で撃ち合いというより、主人公2人の「ゆるーい」感じを絡めて、その「ゆるーい連帯感」とアクションものを融合させたという作品です。前者だけならいっぱいありますが、後者は案外少ないです。
映画もこのご時世を考慮して100分ちょっと(95分)。ストーリーの筋はわかりやすいので、何がなんだかわからなくなる点は存在しないと思います。
普段はパンフレット等買わないのですが、この作品はすごく良いなと思い、シネリーブル梅田さんさんでパンフレット購入して帰りました(上記通り、放映している映画館が少ないので、パンフなどもそれほど多く出回っていない?)。
こういう映画、好きなんですよね。厳密にいえば「誰でも好きな進路は自分自身で決める」「男女平等は達成されなければならない」(後者は、「何か困ったらことがあれば、女性は股を開いて(以下略)という不穏当な発言をするところ)という点を伝えたかったのではないかとも思えますが、それは表面には出てきません。アクションものの厳しさと主人公2人の「ゆるーい」連帯感が生む、とても良い作品だと思いました(大阪市でも3週間まった甲斐がありました)。
評価は下記の通りです(5.0をこえて7.0としています)。
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(加点2.0) 監督の方もまだ経験が少なく、また主人公(女の子の2人)も映画への出演は初めてか、2回目くらい(どうも「用務員」という映画館で2人が出ているらしい?)。
確かに今週や先週、来週のような「大きな映画」に比べると「低予算」であろう点はある程度推知できます。でも、その制限の中で「どれだけ良い内容を見せるか」という、「ベイビー~委員会」の「魂」を感じ取ることができてすごく高評価です。
願わくばこのヒットが続いて、「~2」やスピンオフ作品が出ることを願うものです。
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殺すザ・ファブル
岡田准一主演のザ・ファブルは殺し屋が絶対人を殺してはいけないという条件で社会生活を送らなければならない所が面白いところですが、この作品は社会生活を送るところまでは一緒でも殺しは止められていないので、設定としては若干弱いところがあります。正義感とか情もあまりなく、コメディとしては少し物足りなくもありました。途中惜しいシーンはあったのですが、結局コメディで終わらせなかったので話の展開的に必要なシーンではあったのですがもったいないなと思いました。
ただ、アクションシーンは思ったよりしっかりしていて、特に最後の格闘シーンはパワーよりスピード重視で見ていて気持ち良かったです。
主演の一人の高石あかりは杉咲花を美人にした感じ(普通~を残念にした感じとか言うので珍しい)でした。もう一人の主人公はポスター観た時は地味な顔してるなあ、と思っていましたが、映画を観ているとこれはこれでかわいいなと思いました。
ジャパニーズ・エンターテイメントの快作
アクションシーンは見ものです!カッコ良い!
阪元監督の前作「ある用務員」は、かなり惜しい印象だったのですが、本作はキャラクターの色付けをはっきりしてくれたのと、ややこしいシリアス話じゃなく殺し屋女子のシスターフッドかつバディ物としてシンプルになっているので、とてもスッキリして楽しめました。設定されているギャップでもう笑えちゃえますからこれまた良いですね。
とは言っても本作の目玉はアクションだと思いました。これは見る価値ありますよ!ガンアクションではなく格闘アクションの方です。カンフーモノのような派手さは無いのですが、本物の闘い感あふれてます。うーむ、ボクシングにおけるインファイトと申しましょうか?めちゃくちゃ近い間合いでの打ち合い(もしくはナイフアクション)なんですが、まー綿密な殺陣です。すごく入り組んだ殺陣なんです。見入りますよ。立ち技格闘技に対するサブミッション系の格闘技みたいな殺陣ですね。
オープニングからそのアクションは炸裂しますから、どうぞ上映開始から気合を入れて観てほしいですね。と言うことで伊澤さん、お見事です。
ストーリーの方もなかなか面白いですが、結構女子二人の心情メインの進行なので、その点はちと辛かったかなぁって思います。心情の揺れがあまり伝わってこないんですよね。ストーリー部分の作り込みももうちょっと欲しかったなぁ。そうすれば、クライマックスのカタルシスをもっと得られた気がします。基本、同じような人種ばっかり出てきているのでアクセントもあまり無く冗長的に感じる面もありました。
でも、かなり楽しめました。面白かったです。
快作!
ジョンウィック✕ファブル✕ダーティペア(※割りません)
割りません、は言い過ぎか。でも上記2作より面白かったです。ていうか、最後が古すぎてすみません。あ、ハイパードールも入ってましたね(更に古くてすみません)
女性バディもの大好きなんですが意外と少なくて、久々に堪能させていただきました。アクション良し、掛け合い良し、で最高!です。
特にキャラ付けが絶妙で、まひろが不器用でほぼ必ず食べ物をこぼすところとか、セリフ以外で表現されるあたりすごく好みです。あれ、てっきり最後のショートケーキで回収される(こぼさない=一歩成長!)と思ってました。
あと最後といえば「京都から来た応援メンバ」って、やっぱりあの人ですよね…。まだまだ話を広げられそうだし、ぜひ続編お願いしたいです!
迫力ある格闘シーンと緩い会話の落差がとても面白かったぁー!
女子高生の殺し屋。ちさと(高石あかりさん)と、まひろ(伊澤彩織さん)の二人のクルーのアクションコメディーって感じ。
二人の会話が終始緩く、殺しの時も全く同じテンポ(笑)
その為か、たまにシリアスな感じの格闘シーンが倍増された様で凄かった。
殺しのシーンはかなり強烈なんだけど直接的に見せる場面は少な目。
だけど迫力が凄く伝わって来る印象。
一方、二人が住むアパートでの会話が緩すぎて笑わせてくれる会話が多め。
仕事の依頼主や死体処理係とのビジネストークも面白い!
まひろ役の伊澤彩織さんの本業はスタントウーマンと言う事もあり、出だしのシーンと後半の格闘シーンは迫力ありすぎ。
格闘後のセリフもリアルな感じで笑えた!
予告編を観て、絶対自分好みだと楽しみにしていた作品だったけど、期待を上回る感じでは無かったのは残念。
東京の上映館は1館で21時からの上映しか無いので、小一時間電車に揺られて観に行ったけど損はしなかった感じでした( ´∀`)
香水のせいだったな
コンビニサンドイッチは金持ちの証
高校卒業を機に同居すると共に表の顔として就職活動(バイトでも可)をする様に組織から指示された女子高生殺し屋コンビの話。
調子ノリでちょっとキレやすいけれど、何でもそつなく熟すメガネっ娘ちさと、ボーッとしていてマイペース、人見知り+コミュ障の金髪まひろが、バイト探しに際し苦戦したりちょっと揉めたり。
いきなりの妄想はちょっと?となったし、面倒臭かったけど、仲良し女子あるあるなちょっとした言い合いやへその曲げあいとか、タラタラしたやり取りという空気の中、当たり前の日常という感覚で裏のお仕事をしたりやらかしたりする脱力感が面白い。
チャリ2ケツの空気感とか正にそれだよねw
アクションの見せ場は少なかったけれど、決めるところはしっかり決めているし、そもそもアクションメインじゃなくて、あまりそれを強調されると違う作品になってしまうし、良いバランスだったね。
凸凹ハマる殺し屋コメディ!2枚の展開が見せる本格派
あんなにユルくて強かったら、誰だってイチコロ!今年トップクラスの映画。偏愛が入ってるのは承知としても、あの塩梅が最高すぎて、何度笑って驚かされたことか…。上映前の舞台挨拶付き。折り込みながら書いていく。
『ある用務員』は未見だが、そのJKコンビが凄いことは聞いていた。特にスタントウーマンでもある井澤彩織さんが凄いと。そんな阪元裕吾監督が描くのは、社会に適合しようと奮起する異色の青春モノ。確かに殺し屋と言えば、復讐の為に手を汚しがちのイメージ。そのステレオタイプをぶっ壊しつつ、キレキレのアクションとユルーい会話劇で作品を丹念に作っていく。
やっぱり面白いのは2人のダラーっとした会話。監督も「殺し屋でもなかなか取り上げない部分をあえて多く入れた」と言うが、それがめちゃくちゃ面白い。壊れた洗濯機に当たったり、ただゲームと動画を貪ったり、チャリで現場まで向かったり…。あんまり見ないし見たくないような所ばかり。しかし、この2人なら見れちゃう。寧ろギャップとキャラで納得できる。キャラを重視したからこそ写るモノが堪らない。そういう意味では、観たあと高石あかりさん演じるちさとが可愛く見えた。かまちょでテンションハイだけどしっかり者なのがいい。井澤彩織さん演じるまひろのボケっとしてるけど強い、凸凹ががっちりハマる感覚が堪らなく愛しい。そこを楽しんでほしい。浜岡家他のキャラもかなり強くて何度も笑ってしまった。
そうでありながら、アクションが超一流なのが本作の最大のポイント。基本は笑えるプロットなのだが、スイッチが入ると別物の映画を観ているかの画が広がる。その直後に素に戻ったりするギャップがまたいい塩梅で効いている。スタントはアドリブも織り交ぜながら作られているそうで、実際に当たっていることもあるとか。観ていても心配になるくらいの本格アクションが、作品そのもののポテンシャルを格段に上げている。社会と殺しと奮闘する姿に感服。まさしく、新しい感覚のする映画。
さっそく円盤を購入したいと思えるくらい好きな映画。メイドやジャージなんかが似合う殺し屋なんていただろうか。こだわり抜かれた本作、期待以上の傑作だった。
打撃の速度と重さが作り出すド迫力
様々な殺し屋が襲ってくる中、恩人の娘を守るために戦う用務員を描いた映画「ある用務員」。そこで特に印象に残ったのが女子高校生2人組の殺し屋だった。イマドキな会話をしつつ、高速でコンビネーションのいいアクションを繰り広げていたのを覚えている。
本作に出てくる女子2人組の殺し屋は、「ある用務員」に出ていたのとは違う(役名が違う)が、イメージはあのときのまま。あの映画からインスパイアされたサイドストーリー的な感覚だ。
殺し屋の仕事の合間に、2人が同居して殺し屋稼業と別にバイトを探そうとする話が挟み込まれる。妙な会話、若干聞き取りづらいセリフ(コミュ障だから)…。正直、アクションに期待して観にきたのに、普段の2人の生活を楽しみながら鑑賞するとは思わなかった。何ひとつ顔色を変えずに人を殺していく2人のギャップはいい。
意外と笑えるシーンも多かった。死体処理担当者との会話とか、なんで私がやったってわかったんだよ?の答えとか、ヤクザとメイドカフェとか。ラバーガール2人との絡みとか。侮れない。
そして、お目当てにしていたアクションはやはりすごすぎた。スタントもやっている伊澤彩織のアクションは日本映画界ではちょっと頭抜けているんじゃないか。クライマックスのアクションの相手役・三元雅芸もすごかったけど。スピード感たっぷりで、しかも打撃に重みがある。舞台挨拶で言ってたけど、少し本当に当ててるからこその迫力なんだろう。
あれ、これ続編行けるな。無理かな。いや、なんとかがんばれ!
舞台挨拶鑑賞!
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