ベイビーわるきゅーれのレビュー・感想・評価
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のほほんと観れる映画
テレビドラマの1話をなんとなく見てて、なんとなく映画を観たくなったので観てみたのだが、思った以上に面白かった。主人公の2人がとにかくいい。撃ち殺して死んでるはずの死体のお腹が動いてたり、かなり雑な作りになっているが、主人公2人の性格も雑っぽいのでマイナスポイントにはならなかった。
たけし映画の超超超劣化版
苦手なジャンルだが楽しめた。
この作品は積極的に観る気はあまりなかった。僕はもともと恋愛モノとか青春モノとかを好んで観る方ではないし、特に萌え系(?)のノリは非常に苦手なのだ。その匂いがプンプンする女子2人のお話という事もあって全然ピンと来てなかった。しかも殺し屋ってどういう事?って感じで全く乗り気にならなかったのだ。ただ評判が良いのは以前から知っていたし近々PART3が公開になるという事で、第3弾まで行くって事はよっぽどだよなと思い直し、今回の鑑賞に至ったというわけだ。
実際映画が始まってみると、予想通り僕が好きなタイプの映画ではないなと思った。上手く伝わるかどうか分からないがやはり「萌え系」な世界観になかなか入り込めず、スッキリしない状態が続く。中盤あたりまでは「今回はやっちまったなぁ」などと思っていたのだが、途中からまひる(伊澤彩織)の「動き」がどう考えてもただ者ではないことに気付き始める。二人でけだるそうにバイトの面接の話をしながら、まひるがマネキン(?)に向けて繰り出すパンチや肘打ち…。ちょっと待て。何なのその速さ!女の子の「なんちゃって」じゃねえぞ。食らったら一撃KOじゃんか。これマジやん。
そこからの「のめり込み」はとんでもなく速かった!
スピード感ある展開も相まってグイグイ乗せられ、そこからラストまでは一気にフルスロットル。最後のアクションシーンも終始キレが良く、終わってみればそれなりに楽しいではないか。何と言うか、乗り気でなかったのに無理矢理メイド喫茶に連れて行かれ、嫌々「萌え萌え~」などと言わされてるうちにすっかり楽しくなってしまった…みたいな気分だ。
まあストーリーやキャラ設定、演技など突っ込みどころは多数あるが、それを言うのは野暮ってもんだし、その無茶苦茶さに一緒に乗ってしまうのが正しい「嗜み」と思う。だからこれはこれで良しとしよう。なぜこんなに人気が高いのかちょっと分かった気がするし、こういう世界観自体があまり好きでない僕ですら楽しめたのだから、特に萌え系が好きな人にとってはとんでもない傑作になるのであろう。
やはり「アトミック・ブロンド」を超えられてはいない気がした。
女子校生二人の殺し屋。いや・・・卒業したんだ。
大して問題ではない。そんな設定の格闘映画。
今夜は思いっきりバカな映画を観たくて、そしてこのタイトルに惹かれてボッチとしてしまった。
格闘シーンがひかった。でも、韓国アクションの影響がもろに見えてしまって安普請のプレハブアパート家賃月額2万円のような作りが僕をイラつかせた。でも、まあ、何というのか、人を殺してはいけないんだ。と聞いても答えは「どうしていけないんすかね?」と逆質問を受けてしまいその返答にあたふたとしてしまいそうだ。
世間的に真っ当な事は何をやっても面白くもなく満足やましてや達成感など宇宙圏外な二人の殺し屋。自分の人生や日々の暮らしに何ら関わりのない人を殺す才能だけに恵まれていることが彼女らの生活の杖。需要と供給のバランスが整っていれば殺人もビジネス。そんな世間観に充ち溢れているのがいい。観ていて自分の身体が透明になっていくような気がした。妙な間合いで悲壮ぶることもなく無駄に笑いなど採って喜劇ぶることもなく、観てるものを突き放すようにシーンが変わるところなどは圧巻。
しかし、格闘シーンとなると???
下手な歌い手が歌詞語尾が緩めだったりするからサビが台無しになるように決め所がピシッツと決まらない。今までの日本映画のアクションには全くない演出が施されていることは素晴らしいのだけれどクソがつくほどのリアリティに欠けているように見えた。もっともっと金を懸けるべきだろう。
アクションは何度も観たくなる
物語のゆるさには、あまり面白みは感じなかったけど、アクションは噂通り本当に格好良かった!そこは何度も観たくなる。主演のお二人、メディアにとりあげられてるんだろうけど、もっともっと注目されてもいいのにな。
あと、死体処理(始末屋?)の彼は、とても面白かった。殺し屋に対しての忠告、というか愚痴がリアルでユーモアがあってなんか好き。
アクションのリアルさが際立つので、日常のシーンとの強い緩急・コントラストが本作の魅力!
Morc阿佐ヶ谷さんにて『ベイビーわるきゅーれ』『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』の2本立て上映があったので、第3弾『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』公開前に復讐ならぬ復習鑑賞。
『ベイビーわるきゅーれ』(2021)
オープニングのコンビニでのアクションシーンからグイグイと作品世界に惹き込まれますね。
『キングダム』や『るろうに剣心』『ジョン・ウィック:コンセクエンス』にスタント参加している まひろ役の伊澤彩織さんの殺陣・技斗がより実践的な総合格闘技(=MMA(Mixed Martial Arts))の動きで、今までの国内アクションにはないリアルさがあって良いですね。
アクションのリアルさが際立つので、日常のゆるいシーンとの強い緩急、コントラストが
生まれて、それが本作の魅力になってましたね。
また、主人公二人の生い立ちや背景を全く描かないのも良く、観客の想像と解釈を喚起する余白を残し、作品全体のテンポ感アップに功を奏してますね。
個人的にはアニメ化もされた『ダーティーペア』のケイとユリの二人を投影しましたね。
アクションと会話を楽しむ映画!
大好物
社会に溶け込もうとするも不適合者の殺し屋。
ドラマにも期待
今秋ドラマ化もされるらしく、過去作の配信も始まり鑑賞。
ジョン・ウィックのような『殺し屋』という稼業が普通に存在し、ファブルのように殺し屋ではなく一般人社会人としても暮らせていけるように…と、殺し屋であり高校生の女子二人がワチャワチャするお話
冒頭のコンビニでのアクション、伊澤彩織が演じるまひろが殺し屋であることを認識させるインパクトのあるシーンではあるが、これはバイト面接中にウトウトして見てた夢だったわけだが
シーンとしては必要だし見応えもあったが、もう少しコンパクトに、戦いの途中で目が覚めるぐらいのほうが良かった。
夢のシーンなのに、必要以上に長い
本宮泰風さんがヤクザの組長役だったので、てっきりラスボスと思ってたのに、あっさり殺されたのは面喰らった(笑)
贅沢な使い方だなぁ、と。
阪元裕吾監督はバイオレンス、アクションの見せ方は上手いと思う。日常生活と仕事の時の二人の対比もいい。もう少しテンポというかバランスがよくなれば、もっと。
アクションに関してはコーディネーターでなくアクション監督として園村健介氏が担当なので
『格闘』は申し分ない。
特に、ほとんどの映画の格闘アクションは剣劇の殺陣のようにテンポよすぎる型や演武、組手みたいな格闘が多いが
不意なリズムというか、一応の流れは決めてるものの(バランス崩して打つべきとこで打てない時に)アドリブ入れて相手も対応してる感じで、リアルファイトさながらの臨場感がある。
かたやガンアクションに関しては、まぁ、ちさとが銃担当であの性格というのもあるけれど、割りと雑というか…
相手は銃覚えたばかりの素人で、それに付き合ってか乱射だったり、何発装填してるんだ?ってぐらいマガジン交換なしで撃ちっぱなし
銃の場面でもリアルな演出があれば、とんでもなく凄い作品になると想う
高校生の日常のポップさから、リアルなアクションのギャップ
2も配信で観るし、3を劇場でみて秋からのドラマも楽しみにしたい
アラはたくさんあるが、三池崇史を超える才能かも。先はどうなるかはわかりませんが・・・
インディーズ映画では数少ない合格点をつけられる作品ですね
なんせ、見終わったあと、この作品を作るきっかけ?になった”ある用務員”を観てしまいましたかからね
シリーズ化されたり、ドラマ化されたのはわるきゅーれですが、それはキャラの魅力と内容のせいで、作品としては”ある用務員”の方が良作です
”ある用務員”では気にならなかったザラザラ感といいますか、観ていて不快な映像
ドキュメンタリーを観ているようでした
特に前半にそれがあった
これは主役二人が役者としてまだまだ力不足だからでしょう
前作では短い戦闘シーンだけでアラが見えなかった
日常の演技は力の差がわかりやすい
たとえば、うどんをすする相方を何度もシバくシーン
それなりの役者がやると全然違って笑えると思うんですよ
”ある用務員”の役者はプロだということです。
橋本環奈が同じような役をやりましたが、あれは見難いことは無かった
彼女の学芸会演技の方がまだ上
才能のある監督だけど、役者の演技指導はまだまだなんでしょう
そして役者としての適正も、ダブル主演のせいで、あからさまになってしまった
ちさと役の髙石あかりは、声のハリ、ビジュアルともに、とても印象に残ります
たいして美人じゃないけれど、個性的です
それに対して、まひろ役の伊澤彩織はとても地味
もともとコミュ障な役だとはいえ、印象に残らない
顔は可愛いのにね
セリフは何を言ってるのかわからない
リアリティを優先したのなら、せめて字幕を入れましょう
わからなかったら、意味が無い
その上、化粧っ気がなさすぎる
顔がくすんで茶色く見える
前作はちゃんと化粧していたのに、なんで今回はしなかったのか?
理解に苦しむ
彼女に関しては、監督の責任が大きい
アクションは抜群なだけに、演技の勉強をちゃんとすれば、髙石よりいい役者になるかもしれない
とはいえ現在、高石より8歳上の30歳なんですね
頑張ってください
ラストの格闘はとても良かった
もちろんケンカの事は素人ですが、格闘技では見たことの無い、いやらしい殴り方は実戦的なんかなぁなんて思いました
だいぶ、けなしましたが、阪元裕吾監督は三池崇史を超えるバイオレンス監督ですね
他の作品も観たくなりました
2人が輝くのは「殺し」の場!
のっけからバイト面接で始まったと思ったら、次はいきなりコンビニ内で殺意ムンムンのアクションシーンですか。どういう設定よ?
いや、でもまひろ役の伊澤彩織の身体能力はすごいね。
そっから、だるーい展開になったら時々ぶち込んでくる殺しのシーンとクスッとする笑い。
ああ、それから時事ネタ?ちさと(高石あかり)の竹じゃなくてチクワの禰津子、ドルチェ&ガッバーナとか。ときどきサクッと入れてきますね。
Vシネ本宮泰風がラスボスかと思いきや、メイドカフェで自分の台詞通りあっさり冥土に逝っちゃう展開とか、もうなんでもありですな。いやあ、なんでもありで許せる映画ですな。
なんでしょう?これはアクション映画なのか?コメディなのか?青春映画なのか?どれにも当てはまらん。敢えて言うならパンクか。パンキッシュか。新感覚アクションコメディ映画。
時々の仕事=殺しが、冴えない2人の日常に彩りを与えてくれますw
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