ベイビーわるきゅーれのレビュー・感想・評価
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日本映画のスケール感と展望
いわゆる邦画というジャンルに置いて、低予算ながらも爆発的破壊力を見せる作品が定期的に登場する。
もちろん、低予算とは言え、それぞれのレベルはピンキリだが、まあ要するに海外の作品と比べるとあらゆる面に置いて小規模になると言うことである。
2000年公開、北村龍平監督の「VERSUS」。
2009年公開、西冬彦監督の「ハイキックガール」。
2015年公開、小路紘史監督の「ケンとカズ」。
2017年公開、上田慎一郎監督の「カメラを止めるな!」。
個人的に好きな映画、というだけの括りだが、2017年のカメラを止めるな!は社会現象化したことも記憶に新しい。
そして、本作2021年公開、阪元裕吾監督の「ベイビーわるきゅーれ」である。
それこそ、殺し屋映画と言われると、ジョン・ウィックだのイコライザーだの、邦画でもザ・ファブルだのもの凄いアクション作品を想像してしまうのだが、本作はなんか脱力系コメディとでも言うべき、その真逆を売りにしている点が特徴的でもあり、魅力でもある。
もちろん、ハイキックガールのごとく、若い女子がマジ当てで繰り広げる豪快なアクションもさることながら、要は日本の日常に置けるそのスケール感が面白いのだ。
体感するアクションとは、実はこの日常こそがポイントなのではないだろか。
❇️犬がフローリングで歩く音真似🐕(かしゃかしゃ)気に入った‼️うぃーーー🤲
ベイビーわるきゅーれ
🇯🇵東京都
社会不適合でバイトを転々としながら裏では殺し屋で生活してる伊澤さんと先輩の髙石さん。
ヤクザに目をつけられ、戦いになっていく。
❇️犬がフローリングで歩く音真似🐕(かしゃかしゃ)気に入った‼️うぃーーー🤲
◉79C点。
★彡おとぼけた二人の会話が楽しかった。
キレキレアクションも動きが見やすくて良かったです。続編がある様なのでまた見たいですね。
🟢感想
1️⃣やりとりがいちいち面白い。
★彡コント的な要素がはまりました。
2️⃣ヤクザの娘さんバカそうで冷静沈着が良い。
★彡この映画みんなキャラ立ちしていて好き。⭕️
3️⃣まさかのスペシャルゲスト❗️
★彡私的にはちょースペシャルでした。
弱い役(大迫さん)での出演は良かったなぁ〜
違和感すぎて、戦慄コワすぎ❗️❤️
ヤクザおやびんの(本宮さん)も大好き。❤️
4️⃣強キャラかと思わせアッサリ感、緩急最高!
★彡アクションも最高!
5️⃣エンドロール❗️
★彡静止画なのか?動画なのか見入った😆。
👊👱👩🏻🧑🏻🏫🍝🍰🥖📱💮
日常とアクション。バランスと振り切り。
◯作品全体
デフォルメチックな部分とリアル寄りな部分のバランスが楽しい映画だった。
しかもそれぞれが独立してるわけじゃなくて、シーンごと、カットごとに両立しているのが良い。例えば主人公二人が部屋でダラダラと喋るシーン。女子高生殺し屋として仕事について話したりする中で、シームレスに夕飯の話とかバイト先の愚痴を話したりする。話すトーンもアニメチックな「作った声」のときもあれば等身大の10代女子っぽいトーンのときもある。どっちかを極めて作った作品ももちろん面白いけど、上手く演出しないと「作りすぎ」「地味すぎ」な作品になってしまう。本作はどちらの要素も上手く取り入れていたように感じた。
一方でアクションシーンはリアルなアクション構成に振り切っていた。女子高生だから体格差は圧倒的で、近接戦を真っ向から挑めない。拘束されてしまえば振り切ることは容易でない。そのために相手に背中を見せてもスピードと手数で勝負する。その戦術の見せ方がとても新鮮で面白かった。
バランスと振り切り。作品全体を俯瞰するとそこの巧さが印象に残った。
◯カメラワークとか
・二人の部屋の映し方が上手だった。基本的にリビングのソファを正面から捉えるカメラの時間が多い。登場人物は奥にあるキッチンだったりサンドバッグとを行き来して二人の「風通しの良さ」をカメラ越しに演出する。そうすることで二人の気兼ねない日常を映しているのだと思う。ただ、二人がメイド喫茶のバイトのことで喧嘩するシーンではリビングとキッチンの空間をきっちり分けるカメラが多かった。先に言及したソファを正面から捉えるカメラもほとんど用いず、それぞれを分断するようなカメラワーク。ラストシーンでそのソファからの正面カットに戻るが、キッチンにいたちさとが部屋を退出していなくなる。一人ぼっちになったまひろを印象づけるような終わり方で、上手なカメラワークだった。
◯その他
・ちさと役の高石あかりの芝居が上手だった。10代女子高生っぽい気だるそうなトーンのときと、テンションが高いときの、作ったような芝居。ちさとの二面性がよく出てた。それとは別に「もえもえキュン」のときのくねくねした動きがめちゃくちゃおもしろかった。
・ヤクザの親分である浜岡一平のキャラ付けが面白い。ヤクザ映画にありがちな「理不尽な暴虐」のギャグっぽくなるところを上手く狙ってる感じ。面白いキャラだったからラスボスにしてほしいと思った。
殺し屋も普通の生活がしてぇよ
殺し屋の元女子高生二人がシャアハウスしながら社会に馴染もうとする話。
会話劇とアクションの落差に驚き。めちゃ軽い会話繰り広げながら、ばかすか銃撃ってる。
会話劇の方は二人のゆるさが癖になる。
ご飯食べるときに皿とか一挙に持って来ればいいところ思い出すたびにキッチン往復するのとか、細かい日常シーンを描いてるの好き。
アクションの方は、主演の方がスタントマンということもあり、キリッキレな格闘が見れます。終盤のめちゃ強な敵とのシーンは見応え最強。
軽やかに殺す日常
最初のシーンの静から動のアクションシーンが素晴らしくて、あとはもう信用できるシーンが今後も観られるだろうという安心感とワクワク感で一気に楽しく見られる痛快作でした。
可愛くしっかり痛そうなアクションコメディ、っつーもう実現したらみんな大好きなやつで、満足。
とにかく画面に映る男がみんなクソで最高。
漫画を見てるよう
殺し屋と日常の二重生活と言うのはよくある題材だと
思うのだけど、
殺し屋とのギャップを付けるために日常パートをどうするか?と言うのが二重生活のネックだと思う。
社会不適合者だけど可愛らしい2人の日常パートは
好きな人は好きなんだろうけど、
僕はギャップを付けすぎて殺しパートが軽く見えた気が
して残念だった。
特に敵役の女の子はノリが軽すぎてダメだった。
ガンアクションはジョンウィック以後の日本でもこれだけ出来るんだと言う気概が見えたけど、
殴り合いのシーンはなんだかちょっと、見せてやろうぜ感が透けて見えて恥ずかしかった。
ヤクザのメイド喫茶も狙い過ぎた感はあった。
漫画を読んでるような感覚で見れたので、女の子同士の日常とかが好きな人は刺さる気がします。
なに笑ってん
終わって、ふらふらヨタヨタ。みえは切らない。ぶつぶつ言いながらへたり込んで、自分が生きていることに笑い、勝利を受け入れはじめる。新しい形である。
冒頭から好意の持てないふたりに最後は寄り添える。上がり気味のちさとのアゴにも最後は好感。
1回だけだよ?
殺し屋バイオレンス青春映画。
たとえば「ブック・スマート」みたいな、
少女同士の友情というか愛情というか。
ちょいちょい芝居がアレな人がいるのはあるけども
全体としてすげー面白いもん見た感があった。
大昔に「鮫肌男~」観たときみたいな感覚。
しかし終盤の「一回だけだよ~?」には痺れたなあ。
もっと見たいもっと見せろ
ちょっとびっくり。
パート1も知らず2ベイビー見て1発で気に入ったんだけどようやくパート1本作視聴、ネトフリありがとう。
しかしちょっとびっくりで有る、殺し屋とは思えないPOPでオフビートな女の子に魅力感じた2ベイビーだったんだけどこんな娘やったんかちさとまひろ。
殺しは一流だけど、何も出来ないじゃないか、コレじゃ生きて行けないじゃ無いか。
てもまあ、世の中に上手く順応出来ない人ってのは普通に沢山居るもんで、僕の知り合いにも鬱病だったり、無職も居たり。
ちさとまひろって、僕達の友達だったり僕ら自身かも知れないんですよ。
ベイビーわるきゅーれってただの面白エンタメじゃ無くて僕らに寄り添ってくれる現代文学でも有ると思うんすよね。
ほら、メイド喫茶でまひろが無理に笑顔作るシーン有るじゃ無いですか、全く可愛く思われようとしてない井澤さんの芝居が最高にクソ可愛くて本作の確信をヘッドショットしてんすよね、本作は青春リベンジで有り、何も掴めない若者の足掻きなのかも知れない、だから応援出来るしもっと見たいんだ。
普通が一番難しい
ある特殊な能力には恵まれているが、コミュニケーションを取るのが苦手で、一般的な生活能力がない人間は結構いると思う。
そういう意味では色々と主人公に共感出来る作品ではあった。
ただし殺し屋という職業はあまりにも特殊すぎやしないか。
何故か組織の意向で殺し屋としても十分生活出来るのに、一般社会に馴染むためにバイトの面接を受けさせられることになったちさととまひろ。
特にまひろは完全なコミュ障で、冒頭のコンビニの面接では怒りのあまり店長を射殺してしまう(後にまひろの妄想であることが分かるが)
二人は組織の意向で共同生活をすることになるが、コミュ障のまひろとマイペースなちさとは反りが合わず険悪なムードになってしまう。
が、どちらもアウトローであり、実は似た者同士でもある。
社会に溶け込めない二人の友情物語はそれなりにホロリとさせられるし、どこに怒りの捌け口を探せばよいのか分からない今の時代だからこそ突き刺さるものはある。
それでも基本的に軽く、ゆるく、ダル~いノリが続くので、頭を空っぽにして楽しめる作品だ。
そして極道映画としての残虐さとクレイジーさを併せ持った作品でもある。
ただ時代錯誤、というかこんな極道いないだろうという誇張されたヤクザ像には失笑してしまった。
メイドカフェで本性を露にした極道の親子を一瞬で冥土送りにするちさとの姿にはしびれた。
そしてラストのちさととまひろが極道と正面衝突するアクションシーンは爽快。
突っ込みどころは多いが、まひろとちさとの二人の空気感がとても自然で好感を持てた。
そして殺し屋という非日常的な設定の中に、とてもリアリティーのある普通の日常の光景が繰り広げられるのがとても面白かった。
アクションが映える青春劇
アクションが凄いですね。
冒頭からカマしてきます。
最後のアクションも見応えあります。
女の子のアクション映画と思うと、それだけではない。
意外とメッセージ性がある。二人の葛藤と成長が描かれているのがいい。惜しいのはアクションに話しが寄り過ぎて全体のバランスが悪い点。
二人の成長をもっと描いてくれたら満点!
落差
んー、まぁ、合わなかったなあ。
アクションパートはどれも好きだけど。
正直、この作品の面白みが俺にはよくわからない。
こういう世界観で、こんな日常を生きていて、そんな子達が殺しを生業にしててって事なのだけど、それ以外に何もない。
彼女達は彼女達の日常を生きてるだけで、こちらはただそれを観察してるような感じで、彼女達に感情移入できなければ辛いのだ。
その垂れ流される日常を眺めるのが。
彼女達の名前さえ覚えてない。
普段の生活で全く正気を感じられなかった金髪の子がバトルになり俄然目の色が変わる感じは好きだった。笑うのは生きてる実感が湧いたからなのかもしれない。
非常に退屈だった。
もうちょい彼女達を飲み込めるだけの材料があれば、俺には良かったのかもしれない。
バランス力高め
日本で女の子が殺し屋って時点で違和感バリバリのB級感があるけど、アクションもキャラもそこそこ良い感じで楽しめた
特に主役2人の掛け合いが良くサバサバもしているので見やすいんだよね
悪く言えば敵キャラがコミカルすぎるところだけど、これくらいが合っていると思われる
総じてバランスが良く、コミカルでB級なりの楽しさを見せてくれた良作でした
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