劇場公開日 2021年7月30日

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「ほのかに漂う厨二病が楽しめる」ベイビーわるきゅーれ えすけんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5 ほのかに漂う厨二病が楽しめる

2025年12月14日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

女子高生殺し屋2人組のちさととまひろは、高校卒業を前に途方に暮れていた・・・。明日から“オモテの顔”としての“社会人”をしなければならない。組織に委託された人殺し以外、何もしてこなかった彼女たち。突然社会に適合しなければならなくなり、公共料金の支払い、年金、税金、バイトなど社会の公的業務や人間関係や理不尽に日々を揉まれていく。さらに2人は組織からルームシェアを命じられ、コミュ障のまひろは、バイトもそつなくこなすちさとに嫉妬し、2人の仲も徐々に険悪に。そんな中でも殺し屋の仕事は忙しく、さらにはヤクザから恨みを買って面倒なことに巻き込まれちゃってさあ大変。そんな日々を送る2人が、「ああ大人になるって、こういうことなのかなあ」とか思ったり、思わなかったりする、成長したり、成長しなかったりする物語である(Amazon Primeより)。

朝ドラヒロインの映画初主演作品。現在の「ばけばけ」の原型が見られる。というか、高石あかりはもしかしてこういう人なのか。バディのまひろを演じた伊澤彩織のアクションが秀逸。調べてみたらスタントウーマンもこなすアクション俳優だとか。

高校生とプロの殺し屋という二つの顔、拳銃やマシンガンなどのギア感、人の目を見て話せないコミュ障と小さな声、メイドカフェ等、ビルドゥングスロマンとGLっぽさの融合など、ほのかに漂う厨二病が楽しめる。

えすけん
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