「ドラマにも期待」ベイビーわるきゅーれ 10Kasさんの映画レビュー(感想・評価)
ドラマにも期待
今秋ドラマ化もされるらしく、過去作の配信も始まり鑑賞。
ジョン・ウィックのような『殺し屋』という稼業が普通に存在し、ファブルのように殺し屋ではなく一般人社会人としても暮らせていけるように…と、殺し屋であり高校生の女子二人がワチャワチャするお話
冒頭のコンビニでのアクション、伊澤彩織が演じるまひろが殺し屋であることを認識させるインパクトのあるシーンではあるが、これはバイト面接中にウトウトして見てた夢だったわけだが
シーンとしては必要だし見応えもあったが、もう少しコンパクトに、戦いの途中で目が覚めるぐらいのほうが良かった。
夢のシーンなのに、必要以上に長い
本宮泰風さんがヤクザの組長役だったので、てっきりラスボスと思ってたのに、あっさり殺されたのは面喰らった(笑)
贅沢な使い方だなぁ、と。
阪元裕吾監督はバイオレンス、アクションの見せ方は上手いと思う。日常生活と仕事の時の二人の対比もいい。もう少しテンポというかバランスがよくなれば、もっと。
アクションに関してはコーディネーターでなくアクション監督として園村健介氏が担当なので
『格闘』は申し分ない。
特に、ほとんどの映画の格闘アクションは剣劇の殺陣のようにテンポよすぎる型や演武、組手みたいな格闘が多いが
不意なリズムというか、一応の流れは決めてるものの(バランス崩して打つべきとこで打てない時に)アドリブ入れて相手も対応してる感じで、リアルファイトさながらの臨場感がある。
かたやガンアクションに関しては、まぁ、ちさとが銃担当であの性格というのもあるけれど、割りと雑というか…
相手は銃覚えたばかりの素人で、それに付き合ってか乱射だったり、何発装填してるんだ?ってぐらいマガジン交換なしで撃ちっぱなし
銃の場面でもリアルな演出があれば、とんでもなく凄い作品になると想う
高校生の日常のポップさから、リアルなアクションのギャップ
2も配信で観るし、3を劇場でみて秋からのドラマも楽しみにしたい