劇場公開日 2021年7月30日

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「アラはたくさんあるが、三池崇史を超える才能かも。先はどうなるかはわかりませんが・・・」ベイビーわるきゅーれ nakajiさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5アラはたくさんあるが、三池崇史を超える才能かも。先はどうなるかはわかりませんが・・・

2024年6月29日
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インディーズ映画では数少ない合格点をつけられる作品ですね
なんせ、見終わったあと、この作品を作るきっかけ?になった”ある用務員”を観てしまいましたかからね
シリーズ化されたり、ドラマ化されたのはわるきゅーれですが、それはキャラの魅力と内容のせいで、作品としては”ある用務員”の方が良作です

”ある用務員”では気にならなかったザラザラ感といいますか、観ていて不快な映像
ドキュメンタリーを観ているようでした
特に前半にそれがあった
これは主役二人が役者としてまだまだ力不足だからでしょう
前作では短い戦闘シーンだけでアラが見えなかった
日常の演技は力の差がわかりやすい
たとえば、うどんをすする相方を何度もシバくシーン
それなりの役者がやると全然違って笑えると思うんですよ
”ある用務員”の役者はプロだということです。
橋本環奈が同じような役をやりましたが、あれは見難いことは無かった
彼女の学芸会演技の方がまだ上
才能のある監督だけど、役者の演技指導はまだまだなんでしょう

そして役者としての適正も、ダブル主演のせいで、あからさまになってしまった
ちさと役の髙石あかりは、声のハリ、ビジュアルともに、とても印象に残ります
たいして美人じゃないけれど、個性的です
それに対して、まひろ役の伊澤彩織はとても地味
もともとコミュ障な役だとはいえ、印象に残らない
顔は可愛いのにね
セリフは何を言ってるのかわからない
リアリティを優先したのなら、せめて字幕を入れましょう
わからなかったら、意味が無い
その上、化粧っ気がなさすぎる
顔がくすんで茶色く見える
前作はちゃんと化粧していたのに、なんで今回はしなかったのか?
理解に苦しむ
彼女に関しては、監督の責任が大きい
アクションは抜群なだけに、演技の勉強をちゃんとすれば、髙石よりいい役者になるかもしれない
とはいえ現在、高石より8歳上の30歳なんですね
頑張ってください

ラストの格闘はとても良かった
もちろんケンカの事は素人ですが、格闘技では見たことの無い、いやらしい殴り方は実戦的なんかなぁなんて思いました

だいぶ、けなしましたが、阪元裕吾監督は三池崇史を超えるバイオレンス監督ですね
他の作品も観たくなりました

nakaji