「香水のせいだよ〜」ベイビーわるきゅーれ uzさんの映画レビュー(感想・評価)
香水のせいだよ〜
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横浜ジャック&ベティにて、2との連続鑑賞。
当時観逃していたので助かりました。
設定やキャラ付けなど、正直アニメ向きとも言える本作だが、あのアクションを生身でやることには意味がある。
日常パートも楽しく、両者が引き立て合うことで掛け算になっていたし、それを地続きで成り立たせるバランスもお見事です。
アクションとコメディ(滅茶苦茶笑った)は満点ながら、脚本面は今一歩。
ちさとがひまりと渡部に殺されなかった理由が分からないし、話の流れが微妙にスムーズでないとも感じた。
最後もバラけて闘ったためバディ感が薄く、肉弾戦がカッコよかったのにトドメで銃に頼ったのも残念。
本作で一番良かったのはキャラクターの描き方。
台詞や表情、服や小物、仕草など“現在”の情報だけで“過去”を語る以上の愛着を持たせてくれた。
極道親子から掃除屋、メイドや和菓子屋の店主まで、大好きです。
「青春映画」と謳われているように、主人公たちの友情や成長も描かれる。
アクションやコメディだけでなく、多層的に楽しめる快作です。
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