密航者のレビュー・感想・評価
全18件を表示
色々ひどい‥
宇宙ものが好きでパッセンジャーをみて類似映画として何のあらすじも知らずに参照。最初はいい感じで進んで進んでいったが、とんでもないご都合主義的な設定。邦題は翻訳ミスなんじゃないの?ラストまでみたが「なぜいま?」「なぜあなたが?」「なぜもどれない?」の説明が不足しており「???」しか起きなかった。映画って何らかの後味が残るけど「まじで時間返せ」という映画。
悪い意味で衝撃のラスト
タイトルに偽りありと感じた。宇宙船に紛れ込んだ人物には密航しようという意図はなく、単なるアクシデントで巻き込まれたという感じ。ただし「なぜ彼はそこにいたのか」はまったく不明なので、モヤモヤ感が残る。
危機回避のためにクルーたちが奮闘する中盤は緊張感に満ちていて見ごたえがある。しかしラストは拍子抜け。しり切れとんぼもいいところ。彼らは果たして助かったのか?そもそも必要な酸素はボンベ2本分じゃなかったっけ?
宇宙船の定員オーバー=…
これは死を意味する。余裕など無いのだ。予定外の来客はその後の怪しげな展開を予想したが、中々の好人物。しかし、機械の故障による酸素不足で3人しか助からない展開へ。結局はアナ・ケンドリックが自分を犠牲にして3人を助けるのだけど、皆が良い人で緊迫感がないのと、救いがない暗い結末はアルマゲドンのようなドラマチックなエンタメ性もなく、消化不良。
密航者?
密航者とは確信を持って船舶へ密航する者なのだが、パネル内にいたマイケルはこの邦題から察するに、密航していたものと認めていいんだろうか。
そもそも技術サポーターが部品取り付けの最中にパネル内に取り残される訳ないだろうよ。
作業終了後に作業員の人数が一人でも足りずに行方不明になれば、発射は見付かるまで中止になるだろうしね。
なのでマイケルは自分の意思でパネル内に残っていて、他に協力者が存在していたことになるよね。邦題が密航者なので。
しかし映画の内容はそのことを証さずにただ黙々と酸素不足の事柄のみを追求しているだけで、サスペンス要素もないまま終了してしまう。
酸素不足と自己犠牲のみ描かれた映画でとてもつまらない。
しばらくぶりで、良質のサイエンス・フィクションを見た。
しばらくぶりで、良質のサイエンス・フィクションを見た。
泣けて、考えさせてくれるフィクションだと思う。
見る者は誰でも気づくと思うが、密航者(?)を含めて、この船内には白人男性が含まれていない。
つまり、このクルー達の運命は、元々、白人男性に委ねられていないと言っている。
そして、現実の社会に置き換えて考えれば、
社会の贖罪として、結局は女性が、犠牲になる。その場面はいささか閉口してしまうが、現実を考えれば、未だ男性優位の社会であるが故、理解出来る範疇だ。
出鱈目なファンタジーまがいのSF(ゼ○グラビティ等)と違って、現実を充分に理解した中でのフィクションとしている。そして、スリリングで哲学性を持った傑作として仕上げていると僕は思う。
映像はクオリティ高いのに勿体ない。
アナ・ケンドリック主演のSFヒューマンドラマ。
火星へ向かう定員3人の宇宙船に乗っていた4人目の男。
3人分の酸素しかない極限状態で乗組員が下した判断は?というのが大筋。
うーん、そもそも4人目が問題なのにラスト何故その選択?という感じで微妙。
映像はゼログラビティを思わせるだけに勿体ない。
火星へのミッションには多額の資金も投入されているだろうにアレで感動はしないだろと。
密航したいわけでは!
火星へ出発する宇宙船は、3名が定員。
2年の勤務
そこに
誰かが!
技術者が、事故で船内に残っていた。
酸素がもたない!
どうする?
その決断が
辛い
どうする?
ハラハラしました。
白黒黄を網羅
こういった道徳的ジレンマの映画は、映画の実質のクオリティと、ストーリーから感じてしまう気分が天秤にかけられる。
つまり、すぐれた演出演技でも、展開・顛末が引っかかって楽しめない──みたいな事態が起こったりする。
たとえばベンアフレックの初監督作として有名なGone Baby Gone(2007)はまさにそんな映画だった。
手堅い演出力に支えられた高いクオリティの映画なのだが、ラストの主人公の判断が気にくわないとの意見が多く、映画評価自体が割れた。(ただし本来のクオリティを反映してGone Baby Goneは総じて高評価に落ち着いている。)
映画はサスペンスな展開を抜けると、絵に描いたようなきれいな自己犠牲で閉められる。断っておくけれど、映画は悪くない。しっかりとスリルさせ、緊迫する。
でも、なんだろう。ちょっと引っかかる。引っかかるし、見ていて憂鬱でもある。言うまでもないが、道徳的ジレンマだから──である。
この映画のラストに浮かび上がる命題は「誰が行くか」である。
わたしたちの日常には、こんなに明瞭な自己犠牲をおこなえる事象はない。(311のような非常時を除いて)
もちろん、生か死かという大仰なハナシでなくても、是か非か、総てかゼロか、白か黒か、がはっきりとしている事象はない。たいてい自己犠牲の前に、もっと他の方法が見つかる。
そもそも、げんじつでは、映画のようなきれいな極を持っていない。確かで効果的な正義をおこなえる事象が、すくない。物事が混濁していたり、両義をもっていたりする。
それを思ってしまうと、映画内の懸案に、なんか、他に方法あんだろ?みたいな気分がもたげてきてしまう。そのジレンマが道徳的ジレンマに、被さってきて、さらに引っかかる。
また、個人的な印象だが、アナケンドリックは、よく見る人で、出過ぎ感がある。まことに、皮肉なことだが、出過ぎ感を持っているハリウッドの俳優は、いい印象ではない。たとえば配役にマークウォールバーグを見るとまたマークウォルバーグかよ──となるわけ。べつにマークウォールバーグがきらいなわけじゃないが出過ぎ感とは、そういうもの。
で、ケンドリックは、出過ぎ感に加えて、おいしい役だらけ感もある。顔立ちも善良そうな感じ。そうなるとわたしは反って胡散臭く感じてしまう。ことがある。この役もべらぼうに役得過ぎて、なんとなく乗れなかった。
余談だが、個人的に、この映画に乗れなかった最大の理由は、白人が黒人やアジア人を救う──みたいな戦略的なポジショニングを感じてしまったから。
穿った見方かもしれないが、なんとなく、人種間ヘイト問題に介意している気配が見えてしまった。だって、もし黒人が助けていたら、あるいはアジア人が助けていたら、なんか物言いつくでしょ?
だいたい白黒黄あつめているわけだし。ぜったい善良な白人描く腹案あったと思うな。
ただし。ただしである。
これがもし、ほんとにロクでもない人間たちだったら。
みんなで船内で殺し合いしているようなパラレルワールドだってあったかもしれない。
究極の選択には自己犠牲できる人間でありたいし、殺し合いになるなら、とっとと宇宙空間へ身を投げたい。と思った。
運命の分岐点
タイトルからして密航者が悪役ってのを想像してたけど、全く違ってましたね。
映画の中に悪役は誰一人として出てこない稀な映画。
でもストーリーにドンドン惹き付けられていく。
このような人間の究極の選択を迫られたときのそれぞれの心情の表現は大好きです。
展開的には以前観た「ゼロ.グラビティ」に近い感覚で、宇宙の想像を超えた恐怖を感じました。
いくつかの重要な分岐点がありましたね。
最初はエンジン出力不足で帰還か続行か。
2回目は密航者が薬を使って死か諦めないか。
3回目は船長が太陽風の予測が出来ていれば(現在の科学ではある程度周期予測可能だし、到達タイミングからしてすでに太陽風が発生していたはずでは?)
4回目はなぜボンベを落としたのか(体に固定して運ぶ事は出来なかったのか?)
5回目は最後は密航者に行かせてたら。
最後に、もし密航者が最初から存在しなかったら。
観終わった後も色々と考えさせられる映画で、とてもオススメです。
アナケンの宇宙飛行士‼️
アナケン主演のSF🚀との事でちょっとビックリです。キタキタ、船外活動‼️やはり宇宙ものはここが見どころですね。場所によって重力が違うという難関のミッションがとてもハラハラします。腑に落ちないラストでしたが、面白かったですよ。
宇宙ものが好きなので見たが、 非常事態の発端となる状況がありえない...
宇宙ものが好きなので見たが、
非常事態の発端となる状況がありえない感じだし
最期もなんだか中途半端な所で終わってしまった。
アナ・ケンドリックが35歳とは思えないくらい若々しかった。
密航者側への共感が…
あらすじから想像していたのは「究極の密室・宇宙船内に、謎の密航者がいたことから始まるSFスリラー」的なものでしたが、全く違いました。
密航者が宇宙船に乗り合わせてしまったのも全くの偶然だし、それをすんなり受け入れる高尚すぎる精神の持ち主の宇宙飛行士の皆さん。
なにより密航者であるマイケルが、被害者感出してくるのがびっくり。笑 完全に自分の落ち度であり、これによって他人を命の危険にさらし、人生と多額の投資と人的リソースをかけたミッションを台無しにしたことへの罪悪感が感じられず、全然共感できませんでした。
生きて地球に帰れたとして、彼には多額の賠償請求が待っていると思うんですけど違うのかな…。
全体的な満足度は低め。宇宙の怖さや宇宙空間での原始的な移動方法のキツさなど、リアルな宇宙描写は良かったです。
全18件を表示