サイコ・ゴアマンのレビュー・感想・評価
全74件中、61~74件目を表示
Eeny, meeny, miny, moe
銀河中から悪魔と恐れられる残虐な宇宙人と、それを操れる宝石を持った8歳の少女の話。
子供とはいえ超ワガママ超自己中なクレイジー少女ミミと、妹に振り回される10歳のヘタレ少年ルーク君が、お庭を掘ったら何やら赤い宝石のついた物体を見つけ、宝石を取ったら封印が解けてと始まって行くストーリー。
兄妹というかこの家族のオリジナル?のゲーム、クレイジーボールに始まり、訳のわからんお子ちゃま脳なプロットの連続だったり、残虐で冷酷無比なグロ〜い能力と性格を持つ筈のPsycho Goreman、略してPGの、やけに親切で能書きタラタラな解説の連続で、ある意味ぶっ飛んでいて面白いのだけど、ちょっと勢いだけのワンパターンにも感じる。
テンプル騎士団とか元下僕たちとかも結局PGの劣化版みたいな感じで、これと言って個性を感じなかったし、ストーリー的にも盛り上がりがなかったし。
それなりには面白かったけど、こういう系統で能書き描写を積み重ねて、最後まで楽しませ続けるのって難しいよね。
サイコゴアマン愛を知る
兄妹が広場で、クレイジーボールという遊びをしていて、偶然にも悪の権化の宇宙人の封印を解いてしまう。でも、ミミが封印となっている宝石を手にしたため宇宙人はミミの言いなりになった上に、サイコゴアマンとして名付けられる。
おバカSF映画は、大好きなんだけどイマイチのれなかった。サイコゴアマン(PG)がダークヒーローとして暴れまくるか、地球を攻めて来たエイリアンを兄妹と一緒にぶっ倒すようなストーリーだったら面白かったんだけどな。
PGが兄妹と一緒にバンドを組んでノリノリになってドラムを叩いてるシーンはよかった。
率直に面白くないけど色々楽しめた
映像がもう少しクリアだったらと欲をかいてしまうのですが、そうすると細部まではっきりくっきりですからねーなどと意地の悪い想像なんぞも・・・とは言え、メイクとか作り物類はかなり手が込んでいたように思うし、テキトー感を大きく見せつつ手は抜かない的な制作魂にやられてしまいます。だから笑えなくても面白くなくても、最初っから最後まで見所満載なんです。
ブラックで寒々しい笑いとドラマには終始苦笑、それでも笑えるところもちらほら・・・
シュールといえばシュール、ブラックだといえばそう、でもちょっとだけ中途半端な感じも・・・どうせなら─、と勝手に思った次第です。
グロくて気持ち悪いけど、コメディとして面白い!ただ。。
すごく笑いました。
ただ、中盤までは爆笑しながら見てたのですが、
途中から別の面が気になり始めました。
女の子と夫がサイコゴアマンを通じて何も成長しないのです。
この映画ではそんなのは要らないというスタンスなんだと思うのですが、個人的には後半になってくるとそこがどうしても気になってしまいました。
そこを気にせずゴアコメディとして楽しめる人は普通に楽しく見れると思いますが、女の子と夫が最後までわがままなままでそこにイライラしてしまう人もいるんじゃないかなと思います。
予告編を観てしまった不幸
予告編を観てハマってしまい、B級映画を観るとは・・・。いや、B級なのは、もちろん分かっていたのだけど。
この作品の根底には、“デジタル世界”への反動があるにちがいない。
CGではない、特殊造形による“実物感”を求める人間も、国の内外を問わず、少なからず存在するのだろう。
プロットは意外と良くできているし、キャラもそれぞれ特徴があって生き生きしている。
ミミの突き抜けたキャラが、この作品のキモだ。
だらしない夫にキレて、妻が“戦士”に変身するのも笑える。さらに、ルークがミミの野獣ぶりに恐れをなして寝返って、3対3の「クレイジー・ボール」ゲームになる展開の自然さは見事だ。
PGが「自分は悪夢の“大公爵”だ!」と熱弁をふるっても、子どもたちは何も聞いておらず、無関係なリアクションをするシーンが多発するが、こういう“ギャグ”のセンスがカナダにもあると知って楽しい。
「愛だよ、愛」みたいなことを言いつつ、破壊にいそしむPGの後ろ姿のラストシーンは意味不明だ(笑)。
「惑星同盟」は「最後まで手段はある」と言って、何をするかと思ったら、自殺するというオチだった・・・。
楽しい「B級映画」だが、観なくても良かった。
だがそれでも、アラステアが変身した“脳”のクリーチャー(なぜかタコの足が付いているが・・・)のフィギュアを、売店で探してしまった自分はバカである。
至高の電波
スティーヴン・コスタンスキがこれを作る時に何をキメてたのか知りたいです。日本で合法のものなら誰か教えてください。
これはシリアスなのかコメディなのか、未だにわかりませんが、これは唯一無二です。古のサブカルテキストサイト界隈のジャーゴンで表すなら「ゆんゆん」です。
トレーラーで出てくる脳みそくん、あれまさかああいう扱いだとは思いませんでしたね。エンドロール部分、ともすれば感情が整理できなくなりそうでしたが、そこに至るまでの超展開で心が鍛えられてたので大丈夫でした。
強いぜ!サイコ・ゴアマン!
クレイジーすぎるでしょww
好みは別れそうだけど、私は始終笑ってました!
上手く纏めたり、改心したりとかも無いし、漂う低予算感がまたいいし、日本の特撮に対するリスペクトともよかった。
宇宙の命運はイカれた少女の手に託された
ミミとその兄ルークはクレイジー・ボールでの勝負の果てに庭から最凶最悪の悪魔を掘り当ててしまい……って真面目にあらすじを書くのもはばかられる程のファナティックな映画。
実際、このミミの傍若無人を絵に描いたようなイカレっぷりが凄まじくて、おかげで苦手なはずのゴアやスプラッタ表現が全く苦にならない。途轍もない化け物を掘り当て、凄惨な殺人現場を目の当たりにしてもこゆるぎもしないミミの精神強者ぶりに比べ、まともゆえに割りを食ってばかりのルークが本当に気の毒になってくる。
気の毒なのはサイコ・ゴアマン略してPGも同じで、宇宙一の最凶生物が少女に振り回され、過去の残虐ぶりを話して聞かせようにもあっさりと流され、挙げ句の果てに生命の危機にまで晒されるのだから、同情する他ない。
監督は日本の特撮が大好きだそうで、それも東宝や円谷プロのような世界でもリスペクトされる王道作品ではなく、ライダーや戦隊のいわゆる東映特撮に愛着があるらしい。そう言われてみると、PGをはじめとした宇宙生物たちの姿や映像表現にその片鱗が見え隠れする。そういう意味では、東映のいい意味でチープな特撮に慣れ親しんだ日本でこそ、この作品が受け入れられると良いのだが。
なお、なんとなくほっこりするような良いシーンで終わったせいで、暖かな気持ちで映画館を後にしたが、考えてみるとこの後どうなるんだろう……いや、そんな先のことを憂いても仕方がない。どうであれ、ミミ一家には平穏が訪れたのだから。
過激映像集団のメンバー作、なるほど。
とことんクレイジーだけど一切お話の回収なし。突っ走って突き抜けた感な映画。主人公の妹はとことんサイコだし兄もちょっと抜けてるナイスガイ。両親もピントずれだしテンプル騎士団もたいして正義でないし…まともなキャラクター皆無。そして誰も改心しない。が、ゴアシーンもたっぷりだし見応えあるキャラクター多いし、こういうの好きなら存分に楽しめると思う。
2021年ベストムービー!⭐️✨
このコロナ禍、映画館へ行く回数がすっかり減り、その分、事前情報をもとに厳選して観に行くせいか、個人的"ベストムービー"を連発な今日この頃…(また緊急事態宣言が出たので、再び遠のきそうな予感)。
そんな御時世ながら、観たかったのは、正にこんな映画という映画を楽しむことが出来た(もう一回ぐらい観てみたい!)。
とにかく、主人公の女の子がお茶目過ぎて最高だわ…初っ端から、なんとも謎な"クレイジーボール"ですっかり心を鷲掴みにされました(笑)
早くBlu-ray出ないかなぁ…笑
E.T.の次はPG?クレイジーボール!
日・特撮愛 × 加・ユーモア = メチャクチャ癖になるヘンテコメディ怪作。E.T.の次はPG?クレイジーボール!
名前のない悪魔が愛の力を知るまで。まるで一昔前の怪獣・異生物と子供が心を通わせるような作品で、それらへの愛溢れる自由すぎる時代錯誤お手製感。強烈な中毒性に思わず没入するし、ぬくもりのあるイカれっぷりが気持ちいい。最初はなかなか乗れないときもあったけど、こんなの嫌いになれるわけないだろ。と、最終的には言いたくなる仕上がりにモールス信号(?)壁トントンで大満足と言いたくなる。キャッチーで最高なタイトルから裏切られない(※タイトル通りサイコで血みどろなゴア描写も)。戦隊モノや仮面ライダーを見ていたときの気持ちも少し思い出した。
やけに大人びた勝気マセガキ妹ミミと気の弱い兄……ルーク!テレビ大好き怠け者父グレッグに母スーザンの家族。だけどやはりミミのキャラが強烈に振り切れていて、見ていてムカつくかクセになるかの瀬戸際。なんせタイトルロールの悪魔と出会ったときのなんてことない受け入れっぷり。なんならヤツが登場する前から充分おかしくて、兄を尻に敷いている。決戦はもちろんクレイジーボールで!ミミと兄"少年"の……なにはともあれ楽しかった!! そしてまた我らが愛すべきPGは本来の目的、世界を壊しに行くとさ。めでたしめでたし(※友だち除く)。
相手の臓器で剣作るアイデア天才
全74件中、61~74件目を表示