劇場公開日 2021年7月30日

「【残虐宇宙怪人、勝ち気な少女に大切なモノを奪われ、名前も勝手につけられ、良いように扱き使われるの巻】」サイコ・ゴアマン NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0【残虐宇宙怪人、勝ち気な少女に大切なモノを奪われ、名前も勝手につけられ、良いように扱き使われるの巻】

2021年11月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

興奮

幸せ

ー 極彩色のフライヤーから、怪しい雰囲気が漂って来る。
  そこに記されていた言葉は
  ”残虐宇宙人襲来!地球の未来は少女の手に託された”である。
  確かに、その通りのストーリーなのだが、そこかしこに不可思議な可笑しみがある作品なのである。ー

 ・勝ち気で元気で、かなりドSな少女ミミは、頼りない兄ルークと、夫婦仲はやや微妙な両親との4人暮らし。
 そして、いつもの通り、ルークと庭で”クレイジーボールゲーム”をして遊んでいる。
 ー この”クレイジーボール”のルールが公式サイトに載っている。おバカである。ー

 ・で、あっさり負けたルークはミミの言いつけ通りに穴埋めになるための穴を掘るが・・。
 そこで、見つけたモノ。
 ー グハハ、と表れた残虐な宇宙怪人が、ミミに宝石を奪われたために、彼女の言いなりに・・。
   ”そんなの、力好きで奪っちゃえば良いじゃん!”とか言わない。ー

 ・ミミに勝手に、サイコ・ゴアマン(略して、PG・・)と名付けられた宇宙人はミミの友人を、べとべとした怪物に変身させるし、宇宙のどこかでは、PGを斃すためにテンプル騎士団(いい加減な、ネーミングだなあ‥。)は、パンドラを地球に送りこむ。
 ー ”宇宙戦隊何とかレンジャー”みたいな、被り物感が凄い宇宙人の数々。
   そして、何時まで経ってもPGに名前を覚えてもらえないルークやお母さんまで、被り物宇宙人になってしまって・・。ー

<滅多に観られない珍品である。そして、途中あまりのおバカさにクスクス笑いながら、観賞してしまった作品。>

<2021年11月14日 刈谷日劇にて鑑賞>

NOBU