食の安全を守る人々

劇場公開日:

食の安全を守る人々

解説

国内外で農と食の持続可能な未来図を模索する人々を取材し、メディアが伝えない食の裏側に迫ったドキュメンタリー。種子法廃止、種苗法改定、ラウンドアップ規制緩和、表記なしのゲノム編集食品流通への動きなど、TPPに端を発する急速なグローバル化により、日本の農と食はこれまで以上の危機にさらされている。元農林水産大臣で弁護士の山田正彦プロデュースのもと、長年にわたって農業をテーマにドキュメンタリー制作を続けてきた原村政樹監督が手がけた。日本国内のみならず、アメリカのモンサント裁判の原告や、子どものために国や企業と闘う女性、韓国の小学校で普及するオーガニック給食の現状など幅広く取材し、日本の食の幸せな未来図を描き出す。女優の杉本彩がナレーションを担当。

2021年製作/103分/日本
配給:きろくびと
劇場公開日:2021年7月2日

スタッフ・キャスト

監督
プロデューサー
山田正彦
撮影
原村政樹
編集
原村政樹
映像技術
李恩求
青木克都
整音
丸山昇
音楽
鈴木光男
語り
杉本彩
取材協力
印鑰智哉
ポスプロデスク
原田修
製作デスク
遠藤菜美恵
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フォトギャラリー

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(C)心土不二

映画レビュー

3.5自分で野菜作ろうかって思う

2022年6月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

知的

種子法廃止、種苗法改定、ラウンドアップ規制緩和、表記なしのゲノム編集食品流通への動きなど、グローバル化により、日本の農業と食物の安全が危機にさらされてる。
元農林水産大臣で弁護士の山田正彦氏がプロデュースし、日本国内のみならず、アメリカのモンサント裁判の原告や、国や企業と闘う女性、韓国の小学校でオーガニック給食の現状などを取材したドキュメンタリー作品。

規制緩和は良いが、アメリカ産の小麦に除草剤ラウンドアップの成分がどうしても残留するから、規制値を上げた、とか、知らなかった。今は問題ない事にしててもそれは研究が公になっていないだけかもしれないし、知られててもアメリカの圧力に屈している場合も有る事を知った。
プーチンの指摘じゃないが、日本は本当に独立国家なのだろうかと疑問に思った。
スーパーで食材を買って食べるのが怖くなった。
プランターで野菜作りでも始めようかいう気になる。
杉本彩のナレーションは落ち着いてて良いのかもしれないが、鼻にかかった話し方は個人的には好きじゃない。
それと、山田正彦が自ら海外へ行きインタビューしてるが英語の堪能な若い女性のアナウンサーとか使えなかったのかな?
あれくらいの英語に通訳入れてワンテンポ遅れた笑いとか見苦しい。ビジュアルも大切だと思うけど。
気になる点は有るが、毎日の大切な食べ物の事を知るために、是非多くの人に観てもらいたい作品です。

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りあの

5.0本当に世の中これでいいのかと思わせる秀作ドキュメンタリー映画。

2022年3月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

広島で開催された「食と農の映画祭」で上映されたドキュメンタリー映画を見た。
上映日が限られていたせいか、入場前から長蛇の列で、これほどまで関心の高い人が多いことに驚いた。
前作も見ていたので、アメリカのグローバル企業の恐ろしさ、日本の国会を通過した種子法廃止などなど、日本はどうなっているの?政治は経済界は農業・畜産業界はこれでいいと思っているの?と危機感を覚える。食品流通元農林水産大臣で弁護士の山田正彦の真摯な訴えとそれを支え応援する人々そして、それに意義を唱える人々。
もちろん、いろんな反論やアメリカ企業の言い分もあるのでそれも紹介している。
それにしても海外、特にヨーロッパの国々が持っている危機感と日本のと大きな差があるのに驚いた。将来の日本の子どもたちの安全はどうなっていくのか。多くの人に見てほしい映画である。

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M.Joe

4.0【日本の未来を担う子供たちの健康(肉体的・精神的)を守る事を考え、今、私達大人がすべき事を考えさせられる、恐ろしくも多くの示唆に富む、現代日本の食物事情を描いたドキュメンタリー作品。】

2022年2月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

知的

難しい

ー 先日、「フード・インク」というアメリカの大企業が制圧しているアメリカ農業の実情を描いたドキュメンタリ―作品を鑑賞した。
  アメリカの食物事情は酷いモノだな・・、と思ったが、今作を鑑賞して愕然とした。
  日本も同様ではないか・・。-

◆感想

 ・戦後、GHQにより日本の食事情は大きく変わった。小麦粉を大量に消費させるために、それまで米食が主流だった日本に、パン食文化が広がって行ったのである。

 特に学校給食は、パン食に切り替えさせられた。

 だが、今作で描かれているように、その小麦粉に除草剤ラウンドアップの主成分で神経毒性及び発がん性のあるグリホサートが基準を超える値で残留していとしたら・・。

 そこで、私はある事実を思い出す。(劇中でも語られる。)
 戦後の日本人の死亡原因の一位は、脳血管疾患であった。
 それが、1981年以降は悪性新生物(癌)がずっと一位になっている事実である。

【これは、発がん性のあるグリホサートを含んだパンを、戦後、日本人が食べ続けた結果ではないのか?】

 ・米国に忖度して、日本政府が、食物に残留している悪性化学物質の安全基準を世界とは逆に引き上げた事。
 - 何やってんだ!日本政府!。怒りで、脳内が沸騰する。ついでにこの事実を知らなかった自分にも。ー

 ・最近増えている、30台未満の若者の精神疾患率発症の高さ。
 - 劇中でも描かれている通り、農薬を散布した後の周囲の幼稚園児の書いた絵の恐ろしさ。-

 ・レイチェル・カーソンが1958年に「沈黙の春」で、空中散布も含めた殺虫剤や除草剤の動物に対する危険性を指摘していた事は知ってはいたが、何も学んでいない長年続けられてきた、利益重視の農業政策。

■農林水産省を始めとする政府諸機関、関係団体に早急に取り組んで頂きたい事。

 1.韓国のように、日本の小中学校の給食を全て、有機食材に切り替える事。

 2.アメリカから大量輸入される小麦後を始めとした食物の残留悪性化学物質混合率の定期的な開示。
 及び、アメリカからの小麦粉輸入量を徐々に減少させ、日本の小麦粉自給率を上げる農業政策に取り組む事。
 - アメリカと、上記交渉をする事が日本人の命を守る”外交”でしょう!。
   弱腰になっているんじゃないよ!!-

 3.難しいかもしれないが、食物の残留悪性化学物質を除去する工法の開発に注力する事。

 4.有機農業に取り組む農家の支援を強力に行う事。
  日本の有機農業で作られた食材は高い。
  だが支援を行う事で、その売価を少しでも下げ、多くの国民が有機野菜を購入しやすくなるシステムを構築する事。

<今作で描かれている恐ろしき事から目を背けずに、日本の未来を担う子供たちの肉体的・精神的な健康を守る事は、私達大人の責務で有ろう。

 弁護士で元農林水産大臣の山田正彦さんが、今作では奔走している。
 そして、日本を取り巻く農業の実情を私たちに伝えてくれている。

 だが、この方も官僚時代には事実を知りつつ、立場もあり、切歯扼腕しながら職務をこなしていたのではなかったか。(違ったら、御免なさい。)

 私達、大人がまず簡単に出来る事は、この映画の内容を咀嚼した上で、まずは多少お高いが、有機農法で作られた食材を購入する事であろう。

 そして、私は、若き時に読んだ、レイチェル・カーソンの「沈黙の春」を読み返そうと思っている。

 <2022年2月13日 刈谷日劇にて鑑賞>

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NOBU

食の問題は自民総裁選に尽きる

2021年9月12日
スマートフォンから投稿

高市早苗が支那と米国に拳振り上げて喧嘩できるか?
果たして・・・・・
其れに尽きる

河野では喧嘩出来ない
北海道の中川2世みたく殺される米国に

高市が本気で喧嘩する女であれば
期待する

今回で自民党民を退会するが

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Psycho

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