SEOBOK ソボクのレビュー・感想・評価
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クローンが子供ならより深みが出た。
人類初の人型クローンの青年ソボクと極秘プロジェクトにより彼の護衛を任された元情報局員のギホン。永遠の命を持つソボクを狙う組織同士の争いと2人の間に徐々に芽生える特別な感情を描いたSF作品。想像以上にSF強めでした。
脳腫瘍により余命宣告を受けたギホンはある取引きをしてソボクの移送を手伝うことになる。研究施設の中で育ち外の世界に初めて触れるソボクに手を焼きながらも情が移っていくんですけど、これソボクが少年だったらもっと深みが出たのではないかと思う。ギホンとの関係性も違ってくるし、何より周りの残酷さがより際立ってくる。
爆破シーンとかは迫力はありました。ちょっと終盤の研究室の攻防はターミネーターみたいな時代感でしたけど。会長の折り畳み方は◎
ラストもなんか違ったな~。思い出ですか。君のことは忘れないよですか。美談にしてもうたな。もうあの場面で刺し違えるくらいでもよかったかも。
昭和のSF
昭和のSFのような、一直線のストーリー。ひねりもなくBL的エモさもなく。
様々な人や組織の思惑がぶつかり合う中で翻弄される人造人間と、彼をドナーにするために守る病気のボディーガードという構図。
話は単純で、もう少しひねればいいのにと思うけど、VFXはすごいです。
悪くない
コンユ、ポゴムの演技は素晴らしかったですが、ストーリーとしては何だか物足りない感じです。
人間とは何かを考えさせられることが多い内容だからこそ、ポジティブで笑える部分がもう少しあるとバランスよかったと思います。
総じて面白かったです。
エンドロールが終わった後号泣しました...隣の人が
メチャクチャ泣いてました。
映画そのものは面白かったです。綺麗で悲しい感じ。
ただ韓国の映画なので所々わからないところもありました。十年前のことだったり、兄さんと言うのもよく分からなかったです。
意味を見出だす旅路
鼻持ちならない役をやらせたらピカイチのコン・ユさん。今回もナイスでございましたねー。ちゃんと理由はあるのだけれども、やっぱり鼻持ちならない(笑)
そんな彼と行動を共にする訳アリ少年も佇まいが素敵で、神秘と朴訥を上手く表現出来ていた様な気がします。
この手の題材は落とし所が難しいもので、この作品もそこに手を焼いていた雰囲気は感じられましたが、賛否は置いておいて上手く纏めてあったのではないでしょうか。
少年の名前が「素朴」ではなく「徐福」だったのは楽しい驚きでした。なるほどねー、って感じで。でもそれだと、永遠そのものではなくて求める側じゃないといけない気はするのだけれども、それは野暮ってものですね。
メメントモリ
韓国産のクローンの未来は?って映画です。
なぜか気にはなっていたのだが、私的には知らない韓流アイドル?が出演してた
んですね。
予備知識なしで観ても、映画の質は高く絶対韓国内では元が取れない位の予算
はかけてます。
元々科学の知識には乏しいんで、実験室やIPs細胞が、どうだこうだっていう面倒
くさい知識はさっと流して、人はどうな風に最期を迎えるのか映画で観てみましょう
って感じでまっさらに観たら、結構な面白い構成で・・
徐福(ソボク)は人間的な感情を持った、とても素敵なクローンでした。
続編も作って欲しいです。
サクッと良く出来た切ないSF
普段あまり映画館に行かない職場の知り合いが
珍しく推してきた映画なので興味があって
観てきました!!
その知り合い曰く「かわいい映画」
う~~ん確かにかわいい(笑)
ポスターの少年がかわいい!!
物語はサクサクとテンポよく進んでいきます。
冒頭、いきなりの爆発シーンからはじまり
やがてそれが不思議な少年の秘密にかかわることであり
少年は「特別な生物」であり
「特別な生活」を送っていること。
自分が余命僅かな元情報局員は
この少年を守り切れば
自分の命も助かるかもしれない。
と言うことで護衛を引き受けるのですが
途中、少年を狙って外国人の傭兵部隊に襲われて
何とか逃げた先では
また別の一派が少年の命を狙ってくる。
どういうこと???
「特別な生物」である少年を巡って
何が起きているのか?
そして、少年にはまた別の飛んでもない秘密が~~
で、月に8回ほど映画館に通う中途半端な映画好きとしては
韓国映画のVFXのレベルが高いことは
先年の「神と共に」等で証明済ですが、
さらに磨きがかかってきた感じです。
「AKIRA」を彷彿とさせる超能力バトルが見もの!!
ハードなストーリーの中、二人の間に
束の間、人間らしい心のふれあいがあって
その僅かな時間だけが、少年にとっての
すべてだと思うとラストは切ない~~
少年を保護する元情報局員を演じるコン・ユ
韓国の俳優さんに疎いので
おお、まるで井ノ原快彦の顔に眼だけ
窪田 正孝を合成したようなカッコイイお兄さん!!
等と、皆さんのファンの方が聴いたら
叱られそうなことを考えながら観てました。
ハードなアクションものの中に
生きる事の意味を問う本作。
じっくり味わって観て欲しいです。
助ける命もあれば助けない命もある
ハッと目が覚めるようなジジイの台詞。折しも政府が「新型コロナウイルスの入院対象者を重傷者」に絞り込むと発表したばかり。中等症でも酸素吸入が必要な患者もいるのに自宅療養とは事実上医療崩壊を示す発言だった。結局は見殺し・・・その内容が、iPS細胞による不老不死治療をメインとするこの作品と似通っていたことに驚いてしまった。ジジイははっきりとは言わなかったけど、上級国民だけ不老不死にするつもりだったのだろう。
とても興味深い内容だっただけに、先月に観た『Arc』とも比較してしまった。ソボクの方が現実的に考えられるだけに痛々しさも伝わってくるし、犠牲となるソボクに人間的感情が生まれてくるストーリーも優れている。
重力を使ったテレコキネシスといった超能力まで備わっているのだから、全体的には人間ドラマよりももっとアクションに振ってほしかった。途中のロードムービー風展開は若干眠くもなってくるけど、“眠ると死ぬ”んじゃないかと思いふんばりました。個人的には過去の不眠症経験も思い出してしまうほどで、“死ぬこと”は“眠ること”とどう違うのか・・・いや、眠った状態で死ぬことができればいいなぁとか、色々考えさせられる内容でもありました。まぁ“人はいつかは死ぬ”という言葉は嫌いですが・・・やはり“死”があるからこそ人間は精一杯生きているんだと思うようにしたい。
韓国情報院の怖さなんてのも伝わってくるし、醜い不老不死思想も伝わってくる作品。ギホン(コン・ユ)の人間味あふれる元情報局員という設定もいいし、もっと面白くなるはずだったのに、ここが限界か?理解に苦しむのが“母親”であるイム・セウンがどうして生ませたソボクを実験体にしてしまったのか。まるでアトムを作った天馬博士みたい(全然ちゃうけど)。
尚、重力攻撃のシーンは『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』のポップが使う重力魔法「ベタン」を思い出した。
目の保養です♡
ビジュアル最高峰な二人なので、目の保養になった。
個人的にはBLだったら狂喜乱舞したなーーと
妄想し、鼻血が出そう(//∇//)
ソボクは
人間の欲に翻弄された被害者。
全てを理解した上で
「僕も何かになりたいと思ってもいいですか…」
と言う言葉が泣ける…
命の操作は…
それなりの見返りがあることも
覚悟しないといけないのかな…
切なさ漂うロードムービー
永遠の命を題材に、生と死を哲学する。
こうした哲学的テーマを扱うにファンタジーはよくあるものの、本作はSFだ。
ならばAIを使うのが近頃の流行であり常套だろうが、
ちゃんと「生きた者」を採用しており、机上の空論とならない切実さが強烈だった。
劇中、大掛かりなアクションシーンも多く、コメディーパートにもぬかりがない。
おかげで小難しいテーマもさくっと観ることができる良作だった。
ちなみに韓国映画のアクション、特にガンアクションは
ハリウッドを追随することない独自路線かつ、引けを取らない迫力を確立している
と感じてやまないがどうだろう。
火薬周辺において今回も、やり過ぎることなく物足りなくもない絶妙さを感じている。
また主人公の発揮する超能力シーンも同じで、見せすぎないところがいい。
ハリウッドだと全て特撮で見せてしまいそうだが、
本作では間接的に表すシーンの挟み込みが絶妙だった。
(離れたところにいる人が吹き飛ばされる。遠くで大きな音がする等)
おかげでここぞの直接的なVFXシーンが際立ち、視覚効果抜群だった。
それほど数は観ていないが、役者さんの演技も昔ほど喜怒哀楽が激しいわけでもないナチュラルさがある最近の韓国映画。
スケール感もハリウッド並みと、正直、日本は抜かれていないか? と思っている。
ちなみに鑑賞中、ソボクが鈴木福君に見え、ギホンがV6の井ノ原快彦さんに見え、その上司の部長が佐野史郎さんに見え、敵対するおじいちゃんが小日向さん辺りに見えて仕方なかった。
日本版でやるときは、是非この配役でやってもらいたいな。
いまいちでした
パクポゴムさん、コンユさん目当てでみました
とにかく大画面でパクポゴムさんを見たかった(笑)
顔がほんとに綺麗でイケメンで目の保養にはなります!
ただ内容が暗いので笑顔とかかわいいとか期待するファンの方は満足できないです…
(雲が描いた…のようなキラキラ感はないです)
演技はとってもよかったです
韓国人の方ってみんな上手いなぁと思いました
内容もごちゃごちゃしてて詰め込んだ感がすごくあるし小難しいし突っ込みどころも多かったです
TVで放映されたら録画して顔だけみます(笑)
Blu-rayは…買うかな…悩むなって感じです
すみません、ファンの方にしか参考にならないですね(笑)
命の選択
生きる事と、死ぬ事。
死があるから、そこに向かって一生懸命に生きる。
死ぬことがなければ、幸せなのだろうか?
大きな命題に、向かって、パク・ボコムさんとコン・ユさんが、必死に演技してくれてます。
何度見ても、考えさせられます。
誰かのための何かになりたかったソボクが愛おしい
不死のクローン人間と余命いくばくもない男の逃避行が怒りを湛えたサイコキネシスを発動する韓流版『クロニクル』
情報局の元諜報員ギホンは深刻な持病に苛まれ激しい頭痛を投薬で抑えながら何の希望もない自堕落な生活を送っていた。そんな折ギホンの上司だったホン部長からある仕事が舞い込む。それは韓国が独自で進めていた極秘プロジェクトで生成したクローン人間ソボクを護送すること。見た目は普通の青年に見えるソボクは人間の2倍の速さで成長し細胞分裂を抑制する薬さえ絶やさなければ死ぬことのない存在。当然裏の世界で注目されるソボクの護送は大変な危険を伴うもので、護送開始早々に正体不明の集団の襲撃を受けてしまう。なんとか脱出したギホンとソボクは情報局のアジトに逃げ込むがそこにも魔の手が迫ってくる。
人間の弱さと強さの両方を同時に表現出来るコン・ユの個性が滲み出た作品。組織を追われ堕落しただ生き延びるためにまた組織から仕事を請けるギホンと見た目とは裏腹に子供のように純真なソボクが逃避行の中で心を通わせていく話はある意味ロードムービーの鉄板ですが、ソボクを巡って争う組織がどちらもソボクを人間として取り扱わおうとしないことに対する怒りがサイコキネシスとして暴走する『キャリー』、『スキャナーズ』、『AKIRA』、『クロニクル』といったエスパー系のサスペンスが足されているのが新味。終盤の展開にはちょっと『ルパン三世 ルパンVS複製人間』のような乾いた終末観も相俟って、そもそもは荒唐無稽なプロットをエモーショナルに展開してしっかりと着地させる辺りさすが韓流と納得しました。ソボクを演じたパク・ボゴムの全てを達観したかのような悲哀を湛えた佇まいも印象的、今後が楽しみな逸材です。
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