「猫よ…」MINAMATA ミナマタ nekoさんの映画レビュー(感想・評価)
猫よ…
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水俣病と聞くと猫好きの私は猫が痙攣を起こしている有名なモノクロ映像を思い出してしまい辛い…。この作品にもその映像のようなものが映っていたが、全体的に猫の登場の仕方が効果的だと思った。
冒頭、主人公ユージンの部屋でのんきに寛ぐ飼い猫。
漁港ののんきな猫。
暗室にしている小屋が火事になり、ユージン達が駆けつける時に一緒に飛び出す猫。
屋外での集会をゆっくりと横切る猫。
水俣病は当初は「猫踊り病」と言われていたというナレーション。猫。猫。猫。
そうなんだ。声なき者の声を聞かなければいけない…シーンの端々に登場する猫にそう気付かされる映画でした。
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