劇場公開日 2021年9月23日

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「國村隼は英語も上手かった」MINAMATA ミナマタ りやのさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5國村隼は英語も上手かった

2021年9月25日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

怖い

難しい

1971年、アメリカを代表する写真家だったユージン・スミスは、落ちぶれ酒に溺れる日々を送っていた。そんな時、アイリーンという女性から、水俣市のチッソ工場からの廃液により、苦しんでいる人々を撮影してほしいと依頼された。水俣に来たユージンはメチル水銀の影響で歩くことも話すこともできない人たちの姿や、被害者の抗議運動、それを金と暴力で押さえ込もうとする工場側という光景だった。カメラを向け続けるユージンだったが、社長から金で買収されかけたり、現像場に放火されたり、暴力をふるわれ目、手、などを負傷してしまった。それでも、アイリーンや協力者のお陰で、写真をライフマガジンに送る事ができ、雑誌に掲載されたおかげで、解決に向け多いに貢献したという話。
水俣病の事は学習してたつもりだけど、こんなカメラマンがいた事は知らなかった。
チッソってあんなに人命を軽く見ていたのかと唖然とした。
アイリーン役の美波とチッソ社長役の國村隼の英語は上手かった。
当時の社長の孫が雅子皇后ってのも「救済は終わった事」にしたい理由なのかな、って思った。

りあの
CBさんのコメント
2021年11月9日

> 当時の社長の孫が雅子皇后ってのも
へええ、そうなんですね。

CB