ミラクルシティコザのレビュー・感想・評価
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コザの空気と70年代ロック最高
30年前にコザに行った時は、まだ昔の匂いを残していたが、昨年行った時はすっかり匂いが消えていた街。
勢いがあった頃のコザの匂いが最高。
ネオンとロックとライブハウスと夜の街と沖縄の空気がカッコイイ。
ベトナムと、沖縄占領を表からではなく描いているので、余計に感じる。
そして、あの頃は皆命懸けで一生懸命に生きていて、現代は忘れてしまった熱い心を思い出させてくれる。
コザ騒動の予備知識はあった方がいい。
人間関係を深掘りしていたら、もっと感動が深かったかもです。
気分芝居の酷い映画
気分だけの雰囲気芝居をしていて見ていてとても不快でした。
もう少しまともなお芝居にしたらもっといい作品になるんじゃないかなと思いました。
お芝居下手くそ。
演出は雑。
ちゃんと演出を工夫してるんだなってとこもあるけど、ツメがあまく、全体としての持っていき方が下手くそだなと思いました。世界に入り込みにくい。
コメディシーン全体的に面白くなかった。
題材は悪くないと思うので、もう少しうまく演出してほしかったです。
ご当地映画としては良し
怒濤の熱量を期待していました。
「パッチギ!」みたいな力業のような。
タイムスリップものなんで「バック・トゥ・ザ・フューチャー」みたいなハラハラ感も期待していました。
ところどころ話が唐突過ぎて感情移入がしにくかったです。
正直ちょっと退屈でした。
GRAZIE ~グラッツェ~って何?w
2020年沖縄市コザに住む28歳口だけのくすぶり小僧が、死んだお爺と入れ替わり1970年にタイムリープする話。
交通事故で死んだ爺ちゃんから、この世に未練が出来ちまったと体を交換された孫が、IMPACTというロックバンドで1970年アメリカ統治時代のコザを席巻した爺ちゃんに、そして爺ちゃんは現代の孫の体でという状態になって巻き起こっていく。
1970に放り込まれイカしたと爺ちゃんと勘違いさた孫をメインに、ヤクザものやアメリカ人やメンバーとのトラブルをみせる青春ストーリーは、このポンコツ君に何が出来るのか?と思わされ、そして町の開発で怪しい不動産屋がうろちょろする現代のストーリーと同リンクするのかと期待は高まる。
コメディだし、ファンタジーだし、設定的には何でもありだげど、徐々にコメディ色は薄くなっていきつつみせる展開はなかなかの胸アツだし、ロック好きには70年当時の沖縄の日本人バンドの曲はカッコイイしで痺れるね!
最後の曲は、それ自体が悪い訳ではないけれど、それまでの曲調と違い過ぎるし、70年代の彼等が作った曲がこれ!?とちょっとハマらず、個人的にはちょっと残念だったけれど、全体を通して愉しく、熱く格好良く、とても面白かった。
バンドやってうまかったらモテるのは間違いない
バンドをやっているって得だな~って思います。さらにボーカルやってめっちゃ歌がうまかったらそれだけで異性の関心もっていかれます。モテたいからバンドをやるってのは動機としてはもっとも強烈で突き動かすものとは思うけれど、技術や才能が伴わないとやっぱり現実的にはモテないままと思うので、やっぱり、音楽がデキるっていいなって思います。
その意味では、桐谷健太のバンドで歌うシーンをみたさに観たようなもので、やはり、かっこよいです。歌声も感情がみなぎってて、バックの音もいいし、最高のシーンです。思うに、映画でバンドのシーンが流れたり、弾き語りが流れたりって、かなり相性いいですよね。それまでの物語があって、そこにバンドのシーンと映画館ならではの音響が重なるんですから。
ストーリの脚本構成は少々中だるみあって、せっかく世代が入替っているのに、その効果が出るシーンまでが少々長すぎなような感覚がしました。沖縄出身の監督だけあって、沖縄の描き方にはなにか故郷を描いているような愛情を感じました。ともかく、バンドシーンはよかったので、満足です。サントラ、買ってみたくなりました。
今見えているものだけが全てではない
たまにふらっと訪れるコザ
ドーナツのある映画館やソーセージ屋さん、食堂に珈琲屋さん、お洒落なカフェまで色々なお店が閑散とした街の中にもそれぞれの佇まいで花を咲かせています。
私はたまに訪れるだけなのにそこにいる人達はみんな温かくてまるで自分の地元に帰ったかのようなそんな感覚すらも覚えます。
この映画を見てやはり昔も熱くて素敵な街だった、しかしその裏にはここに暮らした人達にしか分からない苦しい過去があったんだと知ることができました。
そんな一昔前のコザにどっぷり浸らせてくれたキャストの皆さんが本当に素晴らしかったです。主演の桐谷健太さんの難しい感情を表す表情や思いっきり泣くシーンが鑑賞から時間が経った今でも記憶に残っていますし、マーミー役の大城優紀さんは仕草の一つ一つから声・セリフまで本当に愛らしいキャラクターに仕上がっていて彼女が出てきた後は映画の中の雰囲気が軽やかだけど心にこびりつく哀しさを含むなんとも言えない空気を纏っていました。どうにもならない苦しさってこんななのかなとちょっと思ったりしました。
県出身の俳優さん達が沢山起用されていて方言がとにかくすごい笑
↑確実に見所の一つになっています。
音楽を担当したORANGE RANGEが私たちが小さかった頃とは全然違うスタイルの曲で登場!
明るい中にも悲しみが伝わる、映画をよく表現した素敵な歌でした。桐谷健太(IMPACT)ver.は鳥肌がたちました。ORANGE RANGEだけでなく劇中の音楽がことごとくカッコ良いです◯
またこんな沖縄満載の映画が見たい!ということで南の島のフリムン観てきます。
感情が揺さぶられる良作
コメディータッチでありながら、涙あり感動ありの作品です。
かっこいい沖縄のロックと悲しい沖縄の歴史が入り混ざり、
あの美しい海からは想像も出来ない悲劇があったことを決して忘れてはいけないと思い知らせてくれます。
全世代の人に見て頂きたい素晴らしい映画だと思います。
沖縄映画の異色作!!
南の島にある優しい空気感、青い海、優しいおばぁのイメージがあるステレオタイプな沖縄映画ではなく、多くの人種が混在したアンダーグラウンド感のある町並み、ベトナム特需で湧くライブハウス、一見浮浪者に見えるおじぃ等、今までに見たことがない沖縄映画になっていました。
特に70年代のコザロックという他に類をみない焦点は沖縄に興味があまり無くても音楽に興味のある方には是非お薦めしたいと思います。
沖縄に住んでいる人間にしか描けない作品なのに、既存の沖縄映画とは全く違う
沖縄で初日に鑑賞しました!
僕自身が沖縄に住んでいる事もあって、沖縄で撮影した映画を見る機会は多いのですが、この映画に関しては今までの沖縄映画では感じられなかった気持ちになりました。
勿論今までの沖縄映画(ナビィの恋や涙そうそうなど)も素晴らしいですが、本作では、沖縄の良い印象の部分だけでなく、暗い過去、現在の部分にも触れ、沖縄に住んでいる僕でも、もう一度沖縄について考えたくなる内容でした。
あと、年がいってもロックやっている方々はやっぱりカッコイイ!
沖縄の悲喜交交な歴史を笑いと音楽で
試写会で拝見。
音楽とエネルギーが溢れるフィルムでよかった。
物語的には、沖縄返還50周年に相応しい「歴史」を感じさせてくれました。
面白くもあり、悲しくもあり、いろんな感情が込められた作品でした。
桐谷健太って、整ったハンサムなのにコメディ演技が上手いのはズルいな。
それと、コザ暴動をあらかじめwikiでもなんでも調べておいた方が楽しめるかも。
私はたまたまNHKBSか何かのドキュメンタリーを観たことがあったからわかったけど、多少の説明セリフ(しかも沖縄の方言で聞き取りにくい)以外ないため、沖縄の人以外は背景がわかんない可能性があるんじゃないかと。
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