劇場公開日 2022年2月4日

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「バンドやってうまかったらモテるのは間違いない」ミラクルシティコザ 菜野 灯さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0バンドやってうまかったらモテるのは間違いない

2022年2月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

バンドをやっているって得だな~って思います。さらにボーカルやってめっちゃ歌がうまかったらそれだけで異性の関心もっていかれます。モテたいからバンドをやるってのは動機としてはもっとも強烈で突き動かすものとは思うけれど、技術や才能が伴わないとやっぱり現実的にはモテないままと思うので、やっぱり、音楽がデキるっていいなって思います。

その意味では、桐谷健太のバンドで歌うシーンをみたさに観たようなもので、やはり、かっこよいです。歌声も感情がみなぎってて、バックの音もいいし、最高のシーンです。思うに、映画でバンドのシーンが流れたり、弾き語りが流れたりって、かなり相性いいですよね。それまでの物語があって、そこにバンドのシーンと映画館ならではの音響が重なるんですから。

ストーリの脚本構成は少々中だるみあって、せっかく世代が入替っているのに、その効果が出るシーンまでが少々長すぎなような感覚がしました。沖縄出身の監督だけあって、沖縄の描き方にはなにか故郷を描いているような愛情を感じました。ともかく、バンドシーンはよかったので、満足です。サントラ、買ってみたくなりました。

菜野 灯