劇場公開日 2021年6月4日

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「ゲームテイスト」コンティニュー コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ゲームテイスト

2021年6月6日
PCから投稿

全体的に「ゲーム」と「SF」、それも80〜90年代アーケードゲームと、あの頃ゲームテイストを取り入れてたSFを意識したシナリオなのが特徴かと。
メル・ギブソンが出てきたのもあって、まるでこの作品が1982〜84年くらいにあった映画のリメイクのような気分になりました(『トロン』『ウォー・ゲーム 』と同時期ね)。

スタッフロールまで、「パックマン」や「ギャラガ」の最終ステージ攻略後のクレジットみたいなドット文字表示だったのには笑いました。

ただ、観客の一人として、そろそろ単なるタイムループものは飽きて食傷気味で、味付けの差異を比べる領域に入ったかなとも思います。
その点では味付けはそこそこ食べられる及第点ではあるものの、味に深みのない、油と塩で誤魔化したファーストフード的な料理に似ているかも。
とってつけた息子との交流とか、装置の仕組みの説明が雑とか、いろいろ「軽さ」「粗さ」も目立ちました。
量産された配信映画の一つくらいのクオリティにも感じ、映画館までわざわざ行くほどのパワーはないかもとも思いました。

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コージィ日本犬