「ロックダウンは「心理的な牢獄」「地獄の鎖」「孤独の炎」」ロックダウン shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
ロックダウンは「心理的な牢獄」「地獄の鎖」「孤独の炎」
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映画「ロックダウン」(ダグ・リーマン監督)から。
コロナ感染拡大に伴う、イギリスのロックダウンをテーマに
物語が進んでいくもの、そう勘違いして鑑賞してしまった。
実は、この「ロックダウン」という街全体がドタバタの中、
老舗高級百貨店ハロッズから300万ポンドのダイヤモンドを、
いとも簡単に盗み出すという物語で、ちょっと唖然とした。
この高級百貨店の警備体制、危機管理はどうなってるんだ?、
さすがに、本物のイミテーションをすり替えるシーン、
成功してから出口から出るまでの間、いくつもの防犯カメラが
作動していないのか・・とやや現実離れした設定に、
あまりにリアル感がなく、のめり込めなかった。
気になる一言に選んだのは、冒頭「ロックダウン」を、
違う言葉で言い換えていたフレーズ。
コロナ感染拡大の影響で、収入が激減したため、
大切にしていたバイクを売ることにした時の表現だった。
「この『心理的な牢獄』『地獄の鎖』『孤独の炎』から
解放されたら売り払う」と。
世界数カ国で実施された「ロックダウン」とは、
国民がそんな気持ちになる事態なんだ、と理解しておきたい。
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