「ファンたちのファンタジー」ジャスティス・リーグ ザック・スナイダーカット Don-chanさんの映画レビュー(感想・評価)
ファンたちのファンタジー
円盤二枚組をホームシアターで観賞。
バットマンことブルース・ウェイン(演:ベン・アフレック)が、能力者を次々にスカウトしていく。スーパーマン(演:ヘンリー・ガビル)を復活させる必要と、その手段もあるのであった。
敵側と、サイボーグことビクター・ストーン(レイ・フィッシャー)の詳細が分かるのは本作だけ。
ファンがコミュニティをつくってザック・スナイダー監督に真の完成版を観たいと要望を出し、それに答えて製作された本作は、『マン・オブ・スティール』(2013)、『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)のリアルでシリアスなテイストを受け継いでいる。
終盤登場するジョーカーの笑顔は不氣味。
フラッシュことバリー・アレン(演:エズラ・ミラー)の言動がやけに明るく感じる。
続編ありきの終わりかたにしたザック・スナイダー監督は、敢えて未來のために完結させなかった。
「オータムに捧ぐ」のオータムとは、監督の最愛の娘のこと…切ない。
ワンダーウーマン(ガル・ガドット)、アクアマン(ジェイソン・モモア)、スーパーマンの最愛の女性が死ぬという未来のシーンがあるが、それは多分フラッシュが時空を越えてなんとかして阻止するだろう。きっとハッピーエンディングを迎えるに違いない。そう想像していたい。
画面サイズが4:3なのに迫力があり没入感もあった。
この映画の印象を選ぶのが難しい。単純なのは悪いことではない。
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